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ガテン系・石田純一とのデート(1)

やっと、初デートです!

恋はしたいのに全く出会いがない。そこで出会い系サイト・デビューを決意した私、なお(ハンドルネームはホナミ=53歳バツイチです)。

ビギナーズラックか(?)メッセージを載せたら51人もの素敵男性(?)からメールが送られて来ました。そこから4人の候補を選んで、メール交換スタート!

最初に出会おうとした“55歳”「風」さんのびっくり話は、前回を読んでいただくとして、今回からは、

○51歳、がっちり体型で三代続いた小さな会社を経営している「kenta」さん

のことを三回連続で書きたいと思います。

kentaさんは、これまで知らなかった世界の人でした。

「ホナミさん こんにちは

僕は千葉県で三代続いた小さな会社をやっています。会社といっても、もとは瓦や煉瓦を焼いていたような家を継いだだけで、今は建築資材を扱っていま す。経営者とは名ばかり、時には荒っぽい職人たちにまじって、土方仕事のようなこともやります。だから体型もどちらかというとガッチリしています。

職人たちは、気は荒いですが人のいいヤツが多くて、やつらと働くのが僕は好きなんです……」

な、なんかワイルド? これまでホワイトカラー? 系としかお付き合いしたことのなかった私は、こういう肉体派系も、なんかいいかなーと最近思って きたもんで。一生に一回くらいは、ガテン系(?)と交際するのもいいんじゃないか、と。また別の世界が開けるんじゃないか、と。もしかしたら、もと夫を筆 頭に今までの男とうまくいかなかったのは、実は深層心理ではこういうガテン系を求めていたのに、草食系っぽいおとこばっかりと付き合っていたからかもしれ ない。

そうだ、きっとそうなのよ!

と、単純な私は結構もりあがってしまって、早々に会う約束をしてしまいました。その前に、「風」さんとの「がっかりびっくり破綻」もあったので、いやが上にもkentaさんへの期待度が高まります。

kentaさんとしばらくメール交換して、待ち合わせしたのは、9月末の平日の午後1時。有楽町の某家電ショップ。二階のブルーレイ売り場。なぜ、 ブルーレイ売り場かというと、メール交換の中で、ブルーレイ録画機単体がいいか、テレビと一体型のほうがいいか? という話になったことがあって、まぁ、 実際に会った時に最初の話題に困らないかな? という感じで決めました。目印は、kentaさん、赤いカバーをつけたスマホをいじっているそうです。ガテ ン系で赤スマホカバーって何だよ? と突っ込みたいのを我慢して、了解しました。

その日、私は気合いを入れました! 美容院行って白髪染めしました(50代だから、これははずせません!)。一番、気に入ってるスカート、はきました。普段はぺったんこ靴なのに、ハイヒール履きました!

初めての出会い系デートですから! 今まで、出会い、出会いと言っておきながら、まだ一回も出会えてませんから。このままじゃ、会う会う詐欺になるところでしたが、やっと、これで本当に会うんですよ! リアルですよ!! 気合いも入ろうってもんです。

緊張しまくって冷や汗かきながら歩いて、某ビーック、ビックビック……家電ショップに入りました(落ち着け、自分)。

二階。平日お昼ですが、けっこう人がいます。で、ブルーレイ売り場。

2、3人います。でも、その中で51歳がっちり体型といったら? あら?

なんか、いません。あ、あの人が50代っぽい? 薄いブルーのシャツに軽めのジャケットを持って、若く見えるけど、ジーンズはいてるところが、50代くさい?  でも体型はそんなにガッチリってほどでもないけど、まぁ、そうかな?

近くに寄ろうとしたら、その人が顔を上げてこっちを見ました。ん? あ、何か好みじゃない! なんだろう? そう、ガテン系という言葉に込められた 素朴さというか、誠実さというか、なんかそういうのが感じられない(いや、kentaさんはガテン系とは言ってませんよ、私が勝手にそう想像しただけで。 えぇえぇ、勝手に思い込んだ私が悪いんですよ)。

40代半ばで十分通るほど若く見えて、ちょっといい男系だけど、なんか……遊んでそうってほどじゃないんだけど、何だろう? そう、石田純一! い や、石田純一フアンの人、ごめんなさい。でも、なんだか女にユルそうというか? あーーーー、なんだろう? とにかく雰囲気が石田純一。ひと言で言うと、 ガテン系・石田純一!?

どうにも気が乗らなくて、すーーーーっと素通りして別の売り場へ。その人から見えない場所に来て、ちょっと深呼吸。さぁ、どうしよう?

このまま、とっとと帰らせていただきましょうか? はっきり言ってバックレさせていただいたほうがよろしいんじゃございませんでしょうか?

でも、わざわざ千葉から有楽町まで来てもらったんだし、ここでスッポカすのは、申しわけない、と私の良心は言うのですよ。白い羽のはえたホナミさんと、黒いしっぽのホナミさんがディベートですよ。

黒ホナミ「 会っても多分、交際までにはいかないよ。だって、タイプじゃないもん」

白ホナミ「 でも、しばらく文通したじゃない。その分の時間と手間考えたら、ここですっぽかすのは、悪いでしよう?」

黒ホナミ「そんな手間ひま、お互いさまじゃん。会って断られるより、はじめっからすっぽかされたほうが、向こうも傷つかないかもよ?」

白ホナミ「いや、平日だし、お仕事休んで来てくれたんだし。全然、顔も見られないって悲しくない? 」

山積みのブルーレイなどなど(何かよくわからないのよ)の陰に隠れてひとりディベートすること七分。いや、まず本人かどうか確かめてみなくちゃ、と気づいて、もう一度近づいてみる。

手元を見る。あったーーー!  赤いスマホ。本人決定!

そうよ、赤いスマホカバーの時点で好みじゃないって感づくべきだったんだよ。と、自分に突っ込んでも遅い。とにかく、この時点でもう15分以上待ち合わせに遅れているのだから、早く決断しないと。

白ホナミ「すっぽかしは、やっぱり悪いでしょう。それに、見た目の第一印象だけで決めちゃいけない。話してみたら、何回かデートしたら、好きになる かもしれないじゃない。あ、会ったらむこうが、こっちにがっかりって可能性もあるじゃん? それなら、こっちから断らずにすむよ!」

はい、白の勝ち。

というわけで、くるっと回れ右して、ガテン純一じゃなかった、kentaさんのところへ向かったのでした。

「あー、kentaさん?」

「ホナミさん! ですね? 良かった、来てくれて。あ、お腹すいてるでしょう? お昼食べに行きましょう!」

kentaさん、とってもお腹すいてるみたいです。即、移動。ブルーレイ売り場、意味ない……。

と、まぁ、最初っから予想通りにには行かないのは、こういう出会いには付き物なのでしょうか?

そんな風に、前途多難そうな初デートが始まったのでした。つづく……

と、書いてなかなか更新できないと申しわけないので予告します(え?申しわけなくない? 誰もお前のアホ話なんか待ってない? うん。分かってるけ ど、一応、予告させて!) 純一じゃなかったkentaさんとの話は、あと2、3回くらいは続く予定です。それで、毎週、水曜日にアップすることにしま す。続きを読んでやろうと思ってくださった方、よろしくお願いします。

to be continued(なお奈保子)


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