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その5 出会い1号、陽気な55歳男のびっくり

「婚カツ」ならぬ「恋カツ」をしたくても全く出会いがないので、出会い系サイト・デビューを決意した53歳バツイチの私。

50代女はおよびじゃないかと思っていたら、ところがどっこい。恋人募集メッセージを載せたら、すぐに51通ものメールが来てしまいました。

 


そこから選んだのが、以下の4人のステキ男性

 

 

○研究開発関係の仕事で、史蹟巡りが趣味。55歳の「風」さん

○51歳、がっちり体型で3代続いた小さな会社を経営している「kenta」さん

○鉄鋼関係の会社員、駐在経験ありで英語学堪能、バツイチ59歳の「仁」さん

○脱サラで小さな会社経営、60歳で180センチと長身の「しょうじ」さん

 

今回は、55歳「風」さんと私(ハンドルネームはホナミ)とのお付き合い(?)のことを書きますね。

風さんは、研究職という固いイメージとは違って、メールの文章が陽気で大らかな雰囲気が気に入って、選んだ人でした。

 

「ホナミさん、はじめまして!

 

あなたの条件にぴったり

一緒に映画やお酒を楽しめるガールフレンドを探してました。

身長172センチ、69キロ、非喫煙。史蹟巡りや山歩きも好き

まるで、あなたのために鍛えて待っていたかのよう

それで、立候補することに。

 

僕にも、運が向いてきたかな?

長年の研究職、転勤も定年もない生涯現役の予定です。

食事、ショッピング、散歩と、ふつうのデートを楽しみたい。

年齢相応の余裕ある生活をしています。ドンと甘えて頼ってください。

 

渋谷まで20分のところに住んでいます。

まずは、ご連絡を。そして、冷たいビールでもご一緒に」

 

「風さん

たくさんの女性のメッセージの中から、私を選んでメールをくださって

ありがとうございます。ホナミです。

風さんのメールを読んで、大らかで明るい男性のようで、そこに惹かれてお返事しています。それに、映画やお酒だけでなく、一緒に史蹟巡りや山歩きもできそうで。仲良くなれたら、楽しいおつきあいができそうですね。

今年は、本当に猛暑で道を歩いていても、からからに干涸びそう。冷たいビールが格別美味しく感じられます。いつか、ご一緒できたらいいな……」

 

という風に、かろやかに(そうでもない?)「風」さんとのメール文通が始まりました。もちろん、「風」さんだけじゃなくて、4人の候補みんなと同時に文通をはじめたのですが。

毎日、メールチェックすると、ボーイフレンド(候補)からのメールが4通も入ってるなんて、ウキウキするったらありません。

 

ただ、4人にメールを書くというのは、毎日1通でも案外、手間がかかるもので。忙しい日など面倒になって、もう、やめちゃいたいな、と思うこともしばしば。このあたりが、若い頃とは違うというか、恋に浮かれてばかりはいられないクタビレタ大人の事情というか……

 

そういう面倒臭さもあって、早くひとりに絞れたらいいな、早くケリをつけたいな、と思っていたからか。メール文通開始1週間にして、「風」さんから、「実際に会いたい」と誘われた時に、OKの返事をしたのです。

ちょっと早すぎ? とも思ったけど、お互いの趣味の話は弾むし、若い頃の失敗談、初恋から4連敗の当たって砕けた恋の話やら、親との葛藤やら、3年前に死別した奥さんのことやら、面白おかしく時にはしんみりと話してくれる「風」さんは、とても信頼できる男性に思えたのです。

 

待ち合わせの日時や場所を決めるメールを交わしているうちに、やっぱり、ちょっとコワイというか、怖じ気づく気持ちが出てきました。

正直にそのことを書いたら、「じゃぁ、実際に会う前に電話で話してみましょう」と風さんが提案してくれました。「実際に話してみたら、絶対に安心してもらえると思います」って、風さん、自信満々です。自分に自信のある人って魅力的に感じられますよね。

それで、ある夏の昼下がり、電話で話すことになりました。

「もしもし?」

「あ、あのう、」

「ホナミさん?」

「か、風さん?……ですか?」

「はいはい。お電話—待ってーいましたよー。本当にー電話くれてーありがとーう」

「はい……」

「あー、ホナミさんはー、今日はー何をーしていたのー?」

「は……今日……あ…」

「……あれ? もしもーし?」

「はい、あ、何を話していいか……」

「わっはっはっは、そうー緊張—しなさんなー」

 

いえいえいえいえ、私、緊張していたわけじゃありません。

唖然として、声が出なかったんです。「風」さん、メールのイメージと違いすぎました。声が好みじゃないとか、そういうレベルじゃないんです。「風」さん、確か55歳だったはずですよね? 私より2歳上ですよね? 私の兄、58歳より年下ですよね?

それで、どうしてそんなにお爺ちゃん声なの? それ、55歳の声ちゃう、65歳? ううん、70歳くらい?の声に聞こえる。

 

無理無理無理! どんなにいい人でも、もしも、会ってみてよもや渋いイケメンでも(あの声でイケメンはありえないけど)、恋人になるのは無理。だって、ああなってこうなって、大人の関係になったりしちゃおうかと進んだ時に、あの爺ちゃん声で耳元でささやかれたら、アウト! 絶対、エッチな気分なんか吹き飛んじゃう。萎える。

私が欲しいのは、茶飲み友達じゃない! 恋人! 最終的には、あんなこともこんなこともしたい恋人!!! ぜーはーぜーはー、

 

と、力いっぱい心の中で叫んで、でも気の弱い私はそんなことは言えません。なんとか当たり障りのない話で電話を終えて。しばらくすると「風」さんから「話せて良かった」というメールが来ていました。

速攻、お返事しました。いやもう、正直に。

「 風さん

さきほどは、お忙しいのにお電話のお時間ありがとうございました。

ところで、最初のメールには 風さんの年齢は55歳と書いてあったんですが? もしかしたら違っていますか? お声の感じが、もう少しお年上のように聞こえて。もしよろしかったら、教えてください」

「ホナミさん お察しの通り、私は55歳より少し年上です。

あまり年齢が上ではお返事いただけないかと、サバを読みました。男の見栄と笑ってお許しください。本当は還暦をすぎて数年。(←おい、何年だよ! と、私は心でつっこみました)

しかし、会社などの若い女の子には実年齢より15歳以上若く見えると言われる。それからすると55歳としてもそんなに違和感がないと思います。

どうか、年齢で判断せずに実際の私を見てください」

 

あーーーーー!  会社「など」の若い子って、それ、あなたの部下とか、バーの女の子とかでしょう? そんなのお世辞に決まってるじゃないですか! 15歳若く見えて55歳なら、70歳ってこと? あららら。

うーーー、70前後でも素敵な人はいるけど、サバを読んでいたいじましさと、あの声では無理でした。

というわけで、丁寧なおことわりメールを出して、「風」さんとの交際は、メール段階で終わったのでした。

「出会い系」での出会いって、思いもかけないことがあるもんです。でも、まだ王子様候補は3人もいるんだから、大丈夫!

次こそ、次こそ、ハーレクイン的展開へ持ち込むぞ!

 

 

to be continued(なお奈保子)



 


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11 Comments

  1. nao

    >ヘッケル さん

    ありがとうございます。面白いよりロマンチックに早く進みたいのに、なお の性格が許さないのか、お笑い系の話ばかりでごめんなさい。つぎこそ!

  2. nao

    >rika さん

    面白いと言っていただいて、ありがとうございます!
    残る3人こそ、おじいさまじゃなくて、おうじ様だといいです! 王子様希望です! 一生に一度くらい、お姫様役してみたいです! がんばります!

  3. ruu

    有望そうな人と出会えてうらやましい!と思っていたら・・・。
    やっぱりウソをつく人は許せないですよね。
    次の展開に期待してます。

  4. nao

    >ruu さん
    そうなんですよ。有望そうだったんです。だから、よけいに腹立ちます。まぁ、あんまりびっくりして腹立つより笑っちゃうレベルでした。へたれレポに期待してもらって、有り難いです。よれよれながら頑張ります! 

  5. nao

    >タムラさん
    ほんっとですよね!  見栄とか言ってバレバレの嘘つくんじゃないって! 本人、ばれないと思ってるところが 何と言うか……トホホな感じです。次、楽しみと言っていただけて嬉しいです。次、もっと残念にならないように頑張ります!

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