猫と過ごす優しい時間、鎌倉「猫見亭」へ寄ってみて

 

「猫見亭」は鎌倉の、小町通りから脇道へ少し入ったところにある猫カフェ。

観光地には「ふくろうカフェ」や「猫カフェ」が結構あって、動物カフェ自体そう珍しいものではないけれど。
「猫見亭」が特別なのは、このにいる猫がすべて保護猫だということ。「猫見亭」は、家族を探す猫たちとひと時をすごすことができる場所なのだ。

鎌倉駅東口を出ると、もうそこに「鎌倉小町通り」の入り口が見える。ご存知小町通りは、若宮大路と並行して走る鶴岡八幡宮の門前町。土産物屋や飲食店が立ち並ぶ、にぎやかな観光地だ。「猫見亭」は小町通りを奥まで進み、豆菓子で有名な「まめや」の角を若宮大路側へ曲がってすぐの路地にひっそりとある。

「猫見亭」を見つけたのは、鎌倉・江の島を取材している時だった。小町通りは横丁が多く、路地ごとに個性的なカフェやショップが隠れている。「面白い店はないかな~」とウロウロ探していた私は「猫見亭」の看板を見て、思わず背筋を伸ばしてしまった。この猫カフェにいるのは、保護された猫たちだ。

友人に猫の保育ボランティアをしている人がいる。野良猫や捨て猫を保護し、飼い主探しや譲渡会を催している団体に参加して、猫を譲渡会に出すまで家庭で預かるのだという。そういえば近頃街を歩いていて、犬や猫の譲渡会の案内ポスターを見ることが増えた気がする。東京都では平成28年(2016年度)犬の殺処分数が0*になった。この快挙を支えているのは各地の動物愛護センターと、こうした市井の方々だ。

自分勝手に犬や猫を捨てる人がいる一方、その命を助けようと努力する人がいる。「エライい人はパチパチと讃え、紹介したいじゃないか!」と古民家の門をくぐって取材を申し込んだ。

「猫見亭」は、古民家をリフォームして猫と人が遊んだり、まったりくつろいだりできる空間になっている。「おうちが見つかるまで自分の食い扶持くらい稼ぐニャン」とばかり接客(?)に寄ってくる子もいる。

室内は清潔で猫たちの毛づやもよく、人懐っこい子が多い。猫たちの様子を見るだけで、ここを運営する方々の、猫への愛情が伝わってくる。「猫見亭」はなんと会社組織が運営しているのだという。猫の保護活動を継続的にやっていこうという試みだ。

 

「遊ぶ?」と寄ってきた子を見たら、片目がなくて息を呑んだ。本人(本猫)はハンディを気にする風もなく、いたって元気で愛嬌たっぷり。見ているうちに、目が無くても問題ないね!とこちらが明るさをもらえた。

かなりご年配の猫もいた。「この歳だともらい手がいないのかな…」などと思ったら、なんとお家が決まったという。よく考えたら猫も20年位生きる。私の歳で子猫をもらったら、最後まできちんと世話してやれないかもしれない。そう考えた人にもらわれるのかな、そうだといいなと思った。

鎌倉へ行ったらちょっと横丁へ入って、「猫見亭」の猫たちに会ってみませんか?

里親候補じゃなくても来店歓迎だそうです。可愛い猫とそれを支える人の気持ちに触れると、柔らかくて優しい気持ちになります。

【猫見亭】

■住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-6-29
■営業時間:11:00~18:00
■定休日:水曜日
■HP: http://nekomitei0218.sblo.jp/
■インスタグラム https://www.instagram.com/nekomitei/

 

(奥岡伸子)

東京都の犬猫殺処分について(平成28年6月1日東京都発表)

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/governor/governor/kishakaiken/2017/06/01.html

※動物愛護センターの統計を見ると、平成28年度の殺処分8となっていますが、これは保護された時すでに助からない状態で苦痛から解放するため安楽に殺処分した数がカウントされているということでした。

 

 

 

6 Comments

  1. YUKO

    あらら、この記事を書いてくれたのは誰かな??

    今度、鎌倉に行くことがあったら寄ってみたいです。
    我が家の猫も、初代も、2代目もノラちゃんでした。
    今でも子猫をみると、拾ってきたくなるけど、最近は本当にこの子の最後まで面倒をみれるのかと考えると、ちょっと自信がなく、もう、新しく飼うのはよそうと我慢しています。

    だから猫見亭で、いろんな子にあってみたいです。

    1. nobuko

      きゃー! 署名を忘れました。
      記事作成nobukoですー。
      YUKOさん、カラスの襲撃から猫ちゃんを救ったことがありましたよね。
      ウチは男どもが動物が苦手でペットを飼えない(;;)のですが、もし飼うなら保護犬猫にしようと思います。
      でも、自分が長生きしそうにないしなあ・・
      YUKOさんも我慢しているんですね。でも、その考え方って正しいと思います。猫好きの友も、年齢がネックで子猫を譲渡してもらえない、仕事辞めたらミルクボランティアしたいと言ってました。高齢の独居の方が子猫や子犬を飼っているのを見ると、自分が面倒みられなくなった場合その子をどうするか行く末まで考えているのかなあと、老婆心ながら心配になります。
      鎌倉へ行ったら「猫見亭」に寄ってみてください。猫まみれになれます。

  2. ゆりママ

    なんて優しい視線でしょう。
    こんな素敵な場所を温かい眼差しで紹介してもらえてうれしいです。行ってみたいです。
    東京や横浜での犬猫の殺処分ゼロや地域猫活動はボランティアだけでなく自治体が協力してくれないとできないことで、素晴らしいことだと思ってます。小さい命にも目を向けることは人のためにも・・
    私の住んでいる◯◯市は、たまニャンという猫のゆるキャラを使っているのに、去年の市の広報紙の保健所からのお知らせ欄には野良猫は拾わないでと書いてありました。譲渡会などの開催も市では見たことがなく、保護されて保健所に連れて行かれたらただ日を置いて処分されてしまうのだなと想像すると残念でなりません。あー市には訴えられずぼやいてすみません。
    私が時々参加している譲渡会は隣の熊本市のボランティアさんのところです。事務所の方の猫達を助けようとする姿をみて胸が熱くなります。熊本市も動物保護センターが殺処分ゼロを目指して譲渡会もやってるしいいところ(?)です。

    nobukoさん、うちはついに4匹になってしまいました。私も自分が先に死んでしまうかもしれないと思うと増やしたくなかったのに、、保護してなかなか慣れないでうちに長くいると情が移ってしまいます。人も猫も生きて行くのは大変ですね。
    ここに長々と書いてすみません。消してくださいね。
    記事を送ってくれてありがとう!

    1. nobuko

      あ!猫の保育ボランティアをしているゆりママです。いらっしゃいませ~!
      猫ちゃん、4匹になったんですか。お話を聞くたびに数が増えてますww
      >、保護してなかなか慣れないでうちに長くいると
      人に慣れなかったり病気があったりして譲渡会に出せない子を抱えるボランティアの方の話は他でも聞きます。ゆりママ優しいからなあ。犬や猫の保護活動は、自治体が腰を上げないと難しいみたいですね。殺処分ゼロの風潮が全国に広まることを祈ります。

  3. ちい

    こんにちはー!うちにも猫が二匹居るので猫記事嬉しいです。うちの子も保護猫なんですよー。
    とっても優しくていい子です。

    ハンデのある子も、本猫は気にしてないしこちらが元気もらえますよね。

    失効、二度としないですけど(笑)あの経験も糧になりましたよねー、辛かったですが。
    初心者講習長いし若者ばかりだろうなぁ‥。

  4. nobuko

    ちいさん、いらっしゃーい!
    免許失効仲間のちいさんです。この度めでたく再取得後の免許更新をしたんですよね。良かった良かった。
    ちいさんも保護猫を2匹?わあすごいな、このコメント欄だけで6匹の保護猫が幸せになっています。YUKOさんちの猫も野良ちゃんだったし。優しい人がここにいてくれて嬉しい。

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