ご朱印さんぽ⑮羽田編

久しぶりのご朱印さんぽ、今回は羽田です。「羽田でご朱印?」と思う方もいるかもしれませんが…。
京急羽田線に乗ったことのある方はご存じと思います、羽田空港ターミナルの1つ前は「天空橋」駅です。ではその前の駅は何でしょう?「穴守稲荷」駅です。さらにもう1つ前は「大鳥居」。ほら、神社仏閣な香りがしているではありませんか。

というわけで今回は、京急羽田線「大鳥居」駅から歩き出します。

京急羽田線「大鳥居」の駅を出ると、そこは「環八」と「産業道路」の交差点です。大師橋をめざして産業道路を南へ700mほど歩くと、「羽田神社」があります。羽田神社は羽田の氏神様。航空安全の神様でもあるので、航空関係各社が氏子に名を連ねています。

なかなか立派な社殿です。そして、グフフ♪この神社には「富士塚」がございます。

「富士塚」は、富士山を信仰する人がつくったミニチュア富士山です。ご朱印さんぽでも小野照崎神社の富士塚や品川神社の富士塚を紹介していますが…、実は私、「富士塚」ラブです。江戸の町からは富士が本当によく見えて、そして江戸の人々は富士を本当に愛したのだと思います。
都内には100を超える富士塚があるそうで、時々出会うと嬉しくなります。羽田神社の富士塚は登れないタイプでしたが「TGA(東京いいとこ自転車散歩)」様の調査によると、山は20段あるそうです。

羽田神社では、見開きで富士塚のご朱印も貰っちゃいました。 ぽん!

 

羽田神社はすっきりと端正な文字でした。ご朱印に飛行機が描かれているのが可愛いデス♪
飛行機が好きな人や頻繁に乗る人は、ゲットしたいご朱印です。

羽田神社から穴森稲荷までは、1.4キロほど歩きます。大きな道路から住宅街に入ると、海辺の下町らしい風情が残る町並みです。さて、「穴守稲荷」に到着です。

こちらも立派な社殿です。穴守稲荷はその昔、羽田が開墾地だった頃、風浪で穴があいた沿岸の堤防に波の難を避けるよう建てられた神社だそうです。「穴守」の穴は、堤防にあいた穴なんですね。おかげで風浪の害はなく、羽田の町は五穀豊穣。ご利益のある神社として人気の高い神社です、
そして嬉しや穴守稲荷にも富士塚があり、こちらは登ることができます。

富士塚の御嶽神社にもお参りをすませて、ホクホクとご朱印をいただきました。

穴守稲荷のご朱印は、ゆったりした文字が素敵です。羽田開墾地を風浪から守ったお稲荷様ですから、パワーもありそう。穴守稲荷の本殿へ参ったら、次は「もと穴守稲荷の鳥居」へ向かいます。

京急羽田線「天空橋」から少し歩いた「弁天橋」のたもとに、神社もないのにポツンと鳥居だけが建っています。この鳥居こそ、かつて穴守稲荷がこの地にあった名残りです。

もともと穴守稲荷は、現在より500メートルほど海側の羽田飛行場敷地内に建っていました。戦後GHQが羽田飛行場を拡張することになり、神社は48時間以内に強制退去となったそうです。ご神体を移し、穴守稲荷は今の場所に再建されたのですが、鳥居だけが今も空港近くに建っているのです。

巷間伝わる話では鳥居を壊そうとしたところ事故がおきて、祟りを恐れて鳥居をこの地に残したのだとか。一時は「たたりの鳥居」などと物騒な名で呼ばれた時期もありましたが、今はご覧の通り美しく作りかえられています。鳥居中央には「平和」の文字を掲げて、羽田の平和を守る鳥居となっております。(※鳥居の位置は建て替える時にもともとあった場所から少しだけ移動しています)

平和鳥居が建っているのは、海老取川(手前)と多摩川(向こう側)の河口が合流するところです。映画『シン・ゴジラ』で、最初にオバケアナゴみたいなゴジラが上って来たのは、DVDで確認する限り、海老取川です。キャー!でもこの日はゴジラが来る気配もなく、のどかに釣りを楽しむ人の姿が見られました。

ご朱印も頂いたし、ここまで来たのだから羽田空港でひと休み。羽田空港の第二旅客ターミナル5階展望デッキは座る所も多く、いい休憩所です。

展望デッキにはボックス席もあり、冬季には美しいイルミネーションで飾られて…もう、絶好のデートスポットです。デッキは寒くないかって?そりゃ若い2人には「寒くない?」なんちて、寄り添う言い訳ができるんでしょうともさ。けっ…
CJ世代のご朱印さんぽ人は、冷えは禁物とばかり空港でお土産を買って帰りました。

 

本日歩いた経路はこちら。「大鳥居」から「天空橋」の平和鳥居まで、全部歩いたら3.6キロ位。今回はちょっとズルして「穴森稲荷」~「天空橋」を京急電車に乗ったので、3キロ位のミニ散歩でした。

(地図はクリックすると大きくなります。戻る時は←で戻ってね)

(奥岡伸子)

■よろしかったら、ご朱印さんぽバックナンバーもどうぞ

「北品川」 ②「麻布十番」 ③「夏詣」「佃島」「築地」
「明治神宮源流下り」 ⑦「名古屋メシ」「宮島」  ⑨「呉・道後」
「出雲」 ⑪ 「松江」 ⑫ 「博多泥酔編」 ⑬「萩」 ⑭ 「岡山」

 

余談:この記事を書くにあたって穴守稲荷の公式ページやwikiを参照したのですが、wikiで「穴」の部分にカーソルが行ったら、とんでもない画像がポップアップされてビックリしました。い、いいのか?アレは?

 

 

 

2 Comments

  1. YUKO

    おもしろかった〜。
    羽田神社なるものがあるなんて知らなかたよ〜。
    ご朱印に飛行機がデザインされているのもユニーク

    「もともと穴守稲荷は、現在より500メートルほど海側の羽田飛行場敷地内に建っていました。戦後GHQが羽田飛行場を拡張することになり、神社は48時間以内に強制退去となったそうです。ご神体を移し、穴守稲荷は今の場所に再建されたのですが、鳥居だけが今も空港近くに建っているのです。」

    お〜、歴史の証人って感じ。鳥居は全部知っている〜的な。

    神社庁なるものは政治の匂いがしてきらいだけど、ご朱印散歩はたのしそうですね。

    1. nobuko

      YUKOさん、いらっしゃいませ♪ 面白くて良かった~。
      >お〜、歴史の証人って感じ。鳥居は全部知っている〜的な。
      まったくです。GHQは海老取川より東の1200世帯(!)を強制退去させたんだそうです。穴守稲荷の略記にも「48時間以内の強制退去を命ぜられた」と書いてあります。その時はもう大混乱だったでしょうね。

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