香港の土鍋ごはん「ボウジャイファン」

秋の香港、街のあちこちでコンロの炎が目につくようになる。
香港流の釜飯「ボウジャイファン」を炊く店の店頭に並ぶコンロたちだ。

実際は夏も営業しているけれど、暑い暑い夏の香港では視界に入れたくない。このぐらいの時期になると、夜の路地にガスの青い炎が並んでいるのを眺めるのが楽しくなってくる。
香港の人たちはボウジャイファンが大好きなようで、人気の店は大行列ができている。この店は隣のブロックまで延々と人が並んでいた。

店2 店

 

 

 

 

 

 
ポーチャイ飯、ボウジャイファン等々、日本のブログでこの食べ物について書いている人の表記はまちまちだ。統一しない一番の理由はたぶん、漢字で書くのが大変だから。1字目の「ボウ」が、日本にない字なのだ。
もともとは中国方言、話し言葉であった広東語を文字にするとき、「同じ音をもつ漢字」をベースに独特の造字をすることがある。これもそのひとつ。
こういう字です。

 

ポージャイ

 
[ bou jai faan ]

 

炎の上でお鍋がポッポッ、グツグツと音を立てているような字でしょう。
取っ手が付いた素焼きの小鍋にご飯と具を入れて炊き、醤油のようなタレをかけて混ぜて食べる。ご飯を炊くのだから注文からけっこう待たされるが、熱々のご飯にタレをかけて混ぜると、食欲をそそる香りが湯気と一緒にわき上がる。

 

ごはん

 

 
友人と3人で食べた写真、具は奥のが魚、その手前が豚肉、手前のは田鶏(蛙)。小鍋といってもけっこう大きいので、ひとつを2人でシェアするぐらいがちょうどいいのだけど、この日は「何の具を食べたいか」で意見が割れて一人ひとつという太っ腹オーダーをしてしまった。ちなみに私は半分ぐらいしか食べられない。食べても食べてもご飯がなくならない……。
熱々のタレかけご飯っておいしい。飲茶レストランの朝飯メニューでも、小さなステンレスの器で炊き上げたご飯(肉と野菜がちょっとのっている)にタレをかけて食べるものがある。茶色くなったご飯、塩分摂りすぎっぽいけど、おいしいから仕方ない。

こういうときにかけるのは、中国醤油の「生抽」よりもう少し甘みが感じられるようなものだ。蒸魚にかける[豆支]油というタレに近い感じだ。
「リキンキからボウジャイファン醤油というのが出てます!おすすめ!」
現地在住の友人から情報が。夏になるとあまり売っていないというので、冬の間に買っておいてもらった。

 

醤油ラベル 醤油びん

 

醤油とオイスターソースの中間ぐらいの粘度、そしてちょい甘。でも基本の味は醤油。
醤油とブレンドして火鍋のタレにしたり、酒と割って炒め物の味付けに使ったりと重宝している。

 

調理例

 

 

なにせ、もともとがご飯にかけるタレだから、どう使ってもご飯がススム味になる。
「wellcome(恵康)」「park’n(百佳)」といった地元スーパーの調味料売場で、おみやげにぜひ1本。最近は夏でも売るようになってるみたいです。

 

 

タムラ♪

2 Comments

  1. タムラ

    YUKOさん
    しばらく中華街に行っていないので今はわからないですが、以前には見たことがなかったような……今度、さしあたりアメ横で見てみますね。

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