道後温泉(愛媛・松山)〜鞆の浦(広島・福山)、しまなみ海道横断旅行/鞆の浦完結編

道後温泉を皮切りに、しまなみ街道を渡って、尾道、鞆の浦と巡った3泊4日の旅もついに最終日となりました。

 

朝ご飯の前に、旅館のすぐ目の前の海岸道路をお散歩します。

目当ては昨夜、「おてび」のお母さんに教えてもらった露店。ほぼ毎日、朝8時くらいから10時くらいの間に、獲れたての魚を浜売りしたり、添加物の入らない作りたての練り物などを販売する露店が出るというのです。

場所は宿泊している「ホテル景勝館」から「鞆の浦バス停」くらいの間。

空はカラリと晴れ、天日干しするデベラが風に揺れていました。

 

デベラカレイ

デベラカレイ

 

 

最初に目に留まったのが、パラソルの下で鯛ちくわやすり身のてんぷらを売るお母さん。練り物に目がない私が、立ち止まらないわけがありません。

 

毎朝、この場所で、手作りてんぷらを販売しているそうです。

TOKIOの長瀬君も絶賛したという手作りてんぷら。

 

 

 

「これ、食べてみて。鯛ちくわは、できたてやから、まだアツアツよ。こっちのてんぷらも食べてみて。鯛ちくわは仕入れているのだけど、これは私が作ってるのよ」とお母さん。

ひと口サイズにカットしたものを試食。

鯛ちくわは、シコシコ。てんぷらはブリンとした歯ごたえ。

こういうの、大好き!!

商品を並べた台の下では「鉄腕ダッシュで松岡君、長瀬君も絶賛したてんぷらです」と書いた張り紙が揺れていました。

そして、ふと思った。

なぜ、ジャニーズのみんなは、いい年になっても「◯◯君」って、呼ぶんだろう??

 

鯛ちくわとてんぷらを買って、さらに進むと、店の前でなにやら魚を捌いているのを発見。

アナゴ、シャコ、シタビラメ、ワタリガニ……

どれも漁獲量は少ないが、今、あがったばかり。正真正銘の地魚です。

 

 

船からあがったばかりの魚を販売する道路沿いの店。乾物も販売。

船からあがったばかりの魚を販売する道路沿いの店。乾物も販売。

 

 

アナゴを選別し、その場で開いていく

アナゴ

シャコはもう売れちゃったのか・・・少ししかなかった。

シャコはもう売れちゃったのか・・・少ししかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

シタビラメ? デベラ?

シタビラメ? デベラ?

ワタリガニ

浜ゆで?のワタリガニ、隣にタコも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海側に目をやるとブルーシートに覆われた小屋がポツリ、ポツリ。

人影を発見したのでのぞいてみたところ、年配のおかあさんとおとうさんが、発泡スチロールのトロ箱やバケツに海水を注いだりと作業をしていました。

でも、魚の姿はありません。

 

 

海岸沿いに並ぶブルーシートの小屋

海岸沿いに並ぶブルーシートの小屋

 

 

 

「魚、もう、ないんですか……」

売れちゃったあとなのかな、と半ばがっかりしながら聞いてみると

「まだ船が帰ってきてへんねん。あと、小一時間くらいで戻ってくるから、そのころ来てみて」とおかあさん。

「ほんまですか〜。じゃぁ〜、またあとで来ます!!」

 

旅館に戻って、朝食をとり、チェックアウトを済ませて、再び、戻ったら、お客さんの姿がすでにちらほら。地元の人が買いに来ている模様。

オクレをとったか、とあせったけれど、まだ、トロ箱の中にはクロダイやシャコ、バケツの底ではタコがうごめいています。

 

まず、シャコを買う。

エビジャコも買う。

タコも買う。

ワタリガニも〜。

 

 

露天の中は、こんな感じ

露天の中は、こんな感じ

エビジャコ

エビジャコ(青いのはブルーシートのせいです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャコ

シャコ

クロダイ

クロダイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

買い物って、テンション上がる〜。

同行の友人は、やや呆れ顔のよう。

「東京まで持って帰りたいんですけど、これ入れられる発泡スチロールの箱とか分けてもらえませんか?」

近くのスーパーで保冷用の箱を調達しようと思っていたけど、ダメモトで聞いてみました。すると、ブルーシートの陰から、きれいな発泡スチロールの箱を取り出して、氷も入れて、それはそれは丁寧に梱包してくれました。持ちやすいように、持ち手もつけてくれる親切さです。

うれしい!

 

意気揚々と持ち帰り、荷物をホテルにに預け、今度は町の散策へと繰り出します。

 

最初は、やっぱりこの町のシンボル、常夜灯のところへ。

 

鞆の浦の常夜灯。海中の基礎から宝珠まで、高さ11メートル。

穏やかな瀬戸内の海と石造りの燈籠の組み合わせは、フォトジェニックだ。

 

常夜灯は灯籠燈(とうろどう)と呼ばれる江戸時代の灯台。

その手前に見えるのが雁木(がんぎ)と呼ばれる江戸時代に築かれた船着場の石段。200メートルも残っているのは、日本でここだけ。この石段のおかげで、満潮・干潮にかかわらず船荷の積み下ろしができたといいます。

 

この広場に面して「いろは丸展示館」という施設があります。

坂本龍馬と土佐海援隊が乗った「いろは丸」が、紀州藩の軍艦と鞆の浦沖で衝突し、沈没。ここでは、海底から引き上げられた遺品や沈没船の状態が展示されています。屋根裏部屋のようなところには、等身大の坂本龍馬もいて、ちょっとギョッとします。

 

いろは丸展示館の入り口

いろは丸展示館の入り口

 

 

 

港の裏手には、古い街並みが残り、石畳の路地が入り組んでいます。路地を抜けると、鞆の浦特産「保命酒」の店や、ちょっとしたお土産ものを売る店が並んでいて、歩いて散策するのにちょうどよい町の規模です。

 

 

 

こんな細い路地を抜けて散策

細い路地を抜けると……

 

 

いりこを売ってる店

こんな通りに出ます。いりこを売ってる店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保銘酒とは16種の生薬を漬け込んだ漢方薬酒。江戸時代には幕府に献上され、黒船来航の幕末にはペリー提督らの宴席の食前酒として出されたというお酒です。

現在、鞆の浦には4軒の保銘酒店があり、その味わいも色もそれぞれ異なるのです。

 

「保銘酒屋」

「保銘酒屋」

保銘酒に漬け込んだ生薬を引き上げて、乾かしたもの。いい香りがする。

保銘酒に漬け込んだ生薬を引き上げて、乾かしたもの。いい香りがする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保銘酒の店「岡本亀太郎本店」

保銘酒の店「岡本亀太郎本店」

保銘酒の酒粕も試食。甘くて香り高く、米のつぶつぶが残っている。

保銘酒の酒粕も試食。甘くて香り高く、米のつぶつぶが残っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

澤村船具店。プロ御用達の船具があるかと思えば、お土産ものも売っている。

澤村船具店。プロ御用達の船具があるかと思えば、お土産ものも売っている。

 

帆布のバッグがかわいい。

帆布のバッグがかわいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、昼食は・・・・。

昨夜は「おてび」で小魚料理三昧でしたが、鞆の浦といえば鯛料理も有名。

鯛網漁が盛んだった鞆の浦ならではの伝統の味がある。

お昼に気軽に鯛料理が味わえるという「活魚料理 鯛めし 千とせ」へ行ったみました。

まずはタコのうま煮やシャコのてんぷらなど、瀬戸内ならではの一品料理でビールなんぞをぐびり。

そしてわたしは「鯛そうめん」、同行の友人は「鯛めし」を注文。

 

 

「千とせ」の外観

「千とせ」の外観

黒板に一品料のメニュー。どれもおいしそう。

黒板に一品料のメニュー。どれもおいしそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鯛のお頭まるごと。大迫力!

 

じゃ〜ん。

じゃ〜ん。

 

 

 

お頭がまるまる入って、大迫力の鯛そうめん。

身をほぐしつつ、上品なだしと一緒にそうめんをいただきます。

ちなみに、わたしは目の下の身が大好きなのです。

友人の鯛めしも、ちょっと味見をさせてもらいました。

鯛の風味が染み込み、上品な味わい。

鯛めしはお持ち帰りOKということで、友人は息子の夕ご飯用にとお持ち帰りも注文していました。

 

お腹もいっぱいになったところで、いよいよ帰路に。

ホテルに荷物を取りに行き、バスで福山駅まで出て、さらに広島空港へ。

 

買ったお魚は家に帰ってさっそく料理。

瀬戸内の幸を、猫と一緒に留守番をしていた家人にも味わってもらいました。

 

タコ ワタリガニ

シャコ、エビジャコ(素揚げとゆで)、ワタリガニ、タコ

 

 

幸せをたっぷり感じた3泊4日の瀬戸内の旅。

ほとんど食べてばかりでしたけど、歩いて発見したこともたくさん。

瀬戸内のおだやかな気候からか、よそ者にも優しく接してくれるように感じられました。

家に帰ってからも、瀬戸内の幸とともに、しばらく旅の余韻に浸ることができました。

 

お・し・ま・い

 

(土井ゆう子)

 

道後温泉(愛媛・松山)〜鞆の浦(広島・福山)、しまなみ海道横断旅行

バックナンバーはこちらから

①道後温泉編 

②松山市街地編

③しまなみ街道 大三島・因島編

④因島・ナティーク城山編

⑤尾道編

⑥鞆の浦編

 

 

 

 

 

 

4 Comments

  1. けい

    うわぁーっ!
    帰ってからのお料理が素晴らしい!
    疲れて帰ってこんなに!
    しゃこ、子どもの頃食べたきりで料理したことないのですが
    美味しそう。
    家族へのこの心遣いが快くひとり旅に出してもらえる秘訣かしら。
    あ、お仕事もありますよね(^_^;)
    あー旅はいいなぁ!
    その地の美味しいも、カワイイモノ見るとテンションあがりますね

  2. yuko

    けいさん
    「たびねす」への投稿、見てますよ。
    C.J.WOMANのほうもお忘れなく、よろしくお願いします。

    「帰ってからのお料理が素晴らしい!
    疲れて帰ってこんなに!」

    いえいえ、ただ、ゆでたり、あげたりで、料理といえる代物ではありません。
    まぁ〜、おいしいものは、一人で楽しむより、誰かと共有するほうが幸せな気分になれますよね。

  3. nobuko

    私も1月鞆の浦へ行ったんですよ~。

    また「おてび」には振られちゃったけど、晴天で待潮楼の眺め良かったし、お船宿「いろは」の鯛漬け定食美味しかったです。

    しかし、鞆の浦からシャコ買って持ち帰るYUKOさんは偉い!

  4. YUKO

    NOBUKOさん
    シャコはこれからがシーズンですね。
    また、いきた〜い。
    そういえば、このまえ、嵐の松本潤が、広島のグリーンオイスターの牡蠣田に牡蠣の取材に行ってた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。