昭和の時間が流れる町田仲見世商店街

小田急線、JR横浜線が通る町田駅。このすぐ近くにある「町田仲見世商店街」に行ってきた。関東大震災のドサクサにまぎれて誕生したらしいけど、ちょっと前まで、こんな商店街、日本中どこの町にもあったような気がする。

 

道幅1軒半くらい、長さ200メートルほどのアーケードは、現役バリバリの商店街。飲食店、魚屋、豆腐屋、荒物屋、靴屋、カバン屋、ペットショップ、占いの店……。新旧のショップが入り混じり連ねる濃密ごった煮ストリートだ。

 

町田1

 

JR町田駅に近い入口からアプローチすると、入口左側に人気の焼きショウロンポウの店「小陽生煎饅頭屋 (ショウヨウセンチンマンジュウヤ)」がある。

丸い大きな鉄鍋で、小籠包をこんがり焼いて売っているのだが、お客はひっきりなし。店の前に設えられた小さなカウンターの前で立ち食いする人、テイクアウトしていく人と、入れ替わり立ち替わりやってくる。

 

店の前で立って食べることができる。

店の前で立って食べることができる。

 

箸でアナをあけ、レンゲの上に肉汁を出して、飲んでからおもむろに小龍包にかぶりつく。

箸でアナをあけ、レンゲの上に肉汁を出して、飲んでからおもむろに小籠包にかぶりつく。

 

食べ方を説明した紙が貼りだされている

食べ方を説明した紙が貼りだされている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「かぶりつき危険! なかから熱い肉汁が飛び出してやけどする恐れがあります。飛び散った肉汁で洋服を汚したり、他の人にかけてトラブルになりましても、当方での責任は負いかねます」との張り紙も。

そうか、そうか、と読んでから食べたのにもかかわらず、肉汁は口の端からほとばしり、斜めにピュ―と飛んでいった。幸い人にはかからなかったが……。ツレは唇を焼いたらしい。

香ばしくて、ジューシー。おいしいけど、デンジャラス!!

 

商店街入口の右側には大判焼きの店「マルヤ製菓」があり、ここもお客がひっきりなし。

 

町田8

 

 

大判焼きの種類がすごい数

大判焼きの種類がすごい数

 

指先サイズのチビ鯛焼きもある。

指先サイズのチビ鯛焼きもある。

とにかく大判焼きの具材の種類が豊富で、40種類以上あるとか。ラザニア、マルゲリータ・・・、食べてみたいような、ちょっと怖いような。結局、粒あんとホイップクリームが入った鯛焼きとチビ鯛焼きを買ってみた。粒あんとホイップクリームは好相性!

 

 

 

 

商店街の入口で、すでに小腹が満たされたが、いよいよ中を探索。

 

町田12

 

金券ショップの斜め前には、お店をはじめて60年以上になるというお豆腐屋さん「市川豆腐店」が。この場所で、毎日作っているとのこと。オカラも一袋50円で販売している。

豆腐もオカラもパック入りではないのが、いかにも手作りって感じ。近所に住んでたら、ツッカケ履いて、ボールかアルマイトの鍋を持って買いに来たいね。

 

 

「添加物をいっさい使わず、天然のにがりで作ってるのよ~」と。

「添加物をいっさい使わず、天然のにがりで作ってるのよ~」と。

 

 

さらに奥へすすむと、バラエティ豊かな飲食店が次々と現れる。

 

ハンバーガーの店「ジャミジャミ」

ハンバーガーの店「ジャミジャミ」

タイ料理の店「旅人食堂」

タイ料理の店「旅人食堂」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沖縄料理の「ニライカナイ」

沖縄料理の「ニライカナイ」

 

小さなスペインバル

小さなスペインバル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィギュアを売ってる店

フィギュアを売ってる店

占いコーナーもあった

占いコーナーもあった~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゃんと生活に密着したお店もある。

 

お魚やさん

こんな感じの魚屋さん、最近では少なくなった。

 

 

マグロがカップに入ってる

マグロがカップに入ってる

食べながら歩けるカップ入りアゲ鮪

 

 

 

 

この魚屋さん、鮪がメインのようだが、この日は夕食用にスミイカの刺身とイサキの刺身を買ってみた。スミイカは刺身の横に、湯通ししたゲソがついていて、スーパーの刺身パックにはない心遣いに、ちょっとトクした気分。どちらも鮮度よく、刺身の切り方も厚すぎず、薄すぎずちょうどいい塩梅。美味だったよ。

 

 

干物がメインの魚屋さんもあった

干物がメインの魚屋さんも。

 

 

 

カバン屋

この商店街のなかでは広い売り場面積を誇るカバン屋さん

こだわりがありそうな靴屋。

こだわりがありそうな靴屋。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっちへふらふら、こっちへふらふら歩き進んだ商店街もいよいよ出口まで来た。

左は昔ながらの荒物屋さん、 右側はペットショップという異色の並び。

この荒物屋さん。雑然と商品が並ぶ中に、ブリキの湯タンポ、落ち葉を集めるのに必需品の竹ぼうき、ほこりをはらうハタキ、亀子たわし・・・。畳をはく普通の箒もあり、珠玉のラインナップ。今は使わなくなったが、子供の頃は普通に家にあったものばかり。懐かしさに感涙ものだ。

 

 

いよいよ商店街の出口。左には荒物屋さん、右側はなんとペットショップ。

いよいよ商店街の出口。左には荒物屋さん、右側はなんとペットショップ。

 

 

湯たんぽ新旧

湯たんぽ新旧

 

ふとんたたきとハタキ

ふとんたたきとハタキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亀の子たわしと竹ほうき

亀の子たわしと竹ほうき

 

ペットショップ

ペットショップ。

 

 

 

 

 

町田仲見世商店街のもう一方の入口

町田仲見世商店街を出たところ。こちらが反対側の入口でもある。

 

 

長さはわずか200mだけど、心躍る商店街。

そして並行して、飲み屋が並ぶ路地もある。

昼間は薄暗くあやしげに見えるが、夜はまた違った雰囲気を醸し出しているのかも。ふと迷い込んでみたくなるような……、そそられる。

 

仲見世商店街と並行して伸びる飲食店が並ぶ路地。

仲見世商店街と並行して伸びる路地。昭和の時間が流れている。

 

どこでも似たりよったりの駅前とは異空間の「町田仲見世商店街」。

小さいけれど味わい深い店のオンパレードだ。

 

リポートby 土井ゆう子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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