名古屋のレストランに取材に行ったとき、日中、3時間ほど時間が空いた。
さて、どうやって時間をつぶすか・・・・・・。
そこで取材先のレストランのシェフに聞いてみた。
「この近くに、地元の人がよく行く市場とか商店街とかありませんか?」
「それなら大須商店街に行ってみたら。いろんな国の食べ物屋があるんだけど、最近すごく評判になっているのがピザ店。1枚350円のピザがあるんですよ」
「え~、ピザ1枚350円ですか ???」
「それがいけるんです。ナポリピッツァ協会の大会で優勝した人がいるとか。いつもすごい人が並んでますけどね」とシェフ。
というわけで、突発的に大須商店街なるエリアに出かけることになった。
名古屋の地下鉄、鶴舞線の「大須観音」駅で下車。
2番出口を出て、なんとなく人が歩いていく方についていくと、大きな赤いお寺を発見。これが大須観音。お寺の前は広場になっていて、鐘楼や仁王門、からくり人形などが点在し、そこから商店街が始まる。
大須観音がある広場からまっすぐに伸びるのが「大須観音通」というアーケードの商店街。その先に「万松寺通(ばんしょうじ)」、並行して「仁王門通」「東仁王門通」があり、それらの通りと交錯する「門前町通」「大須本通」、ちょっと離れて「赤門通」・・・・・・と、とにかく広い、長い。
まずは大須観音通りを直進。
アーケードのなかには、とにかくいろんな店がある。
- 大須観音通り フルッタ・ジ・フルッタ
万松寺通りに入ると、アーケードのデザインが変わる。
そしてさらに進んで、脇の路地をのぞくと、いきなりアジアンワールドが展開される。
でもって、上の写真のおむかいさんはこんな感じ。
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なんか、テンション上がってきた。
韓流スイーツって、何だろう・・・・。台湾の焼き包子の店もある。
食べたい!!!!!
けど、さっきレストラン取材でフレンチを食べたばかりだから、お腹いっぱい。
無念~。根性なしなお腹がうらめしい~。
「万松寺通」と交差する「新天地通」を右折すると、巨大まねき猫が鎮座する「ふれあい広場」に出る。
そこを起点に再度右折すると、今度は「東仁王門通」に。
この近くにはメイドカフェ、猫カフェなども点在。
「ネコミミドールカフェ」なんてのもある。
うさぎの耳を付けたバニーガールではなく、キャットガールがいるのだろうか???
そういえば、「OS☆U」なるご当地アイドルユニットが存在し、時々まねき猫の広場でイベントも開催されるとか。
ここはアイドル・アニメ・メイド・オタク文化が集結する若者文化発信の地でもあるんだって。
「東仁王門通」には、こじゃれた雑貨屋さんやアンティークショップも点在。
さらに進むと、ブラジルスタイルの鶏の丸焼きが食べられる「オッソ ブラジル」が出現。2階がレストランになっているらしいが、店の前にもテーブルがずらり。注文が入ると、丸焼きをオーブンから取り出し、お兄さんが素早く、食べやすい大きさに切り分ける。
なんか、いい雰囲気だ。
そして、はす向かいにウワサの店が。
「ナポリピッツァ世界一 第9回ナポリピッツア職人選手権 優勝」の垂れ幕が目印の「ソロ ピッツァ ナポレターナ」。
左がピッツァリア、右がトラットリア。
なんとピッツァリアではマリナーラ、マルゲリータが1枚350円~。
サイゼリアもびっくりの価格だ。
「東仁王門通」を進むと自然と「仁王門通り」に入り、やがて大須観音の広場に戻ることに。
途中、昭和レトロなお店がちらほら。

下着やパジャマのお店のようです。「まからんや」というのが店の名前なのでしょうか。これは「おまけできる?」という疑問符なのか「絶対おまけない!」という意思を表しているのか? どういう意味なんでしょうか。
今回はアーケードのあるメインストリートをぐるりと回遊したのだけど、まだまだ探索したいところがいっぱい。
昔ながらの門前町の名残を残し、商店街と商店街の間に、お寺、神社、公園、演芸場などが点在しているかと思えば、電気街、レコード店、古着店、それから「コメ兵」のビルが何軒もある。一坪ショップっていうのもあった。
レトロ、サブカルチャー、B級グルメなど、いろんな要素が詰まったワンダーランド。
名古屋の実力、ここに見たり!!
次回はお腹をすかして、たっぷり時間をとって。
実際に食べてレポートしたい。
土井ゆう子(行ったのは12年9月です)
ええーっ。大須ってこんなに面白そうな街なんですか。近々名古屋に行くので参考になりました。大須に行きたいなー!
SANAEさんの参考になればと思い、急きょアップしたざんす