博多商人の心意気を今に伝える 川端通り商店街

今日は、わたしが住んでいる、福岡の商店街をご紹介しましょう。

JR博多駅から徒歩10分。オフィスビルが立ち並ぶビジネス街を通り抜けて、やって来たのは「川端通り商店街」。

川端通り商店街入口

国体道路側(博多駅から来るならこちら) 川端通り商店街入口

 

このあたりは博多で最初に栄えた古い町で、福岡を代表する祭り「祇園山笠」「博多どんたく」の発祥地。若者や観光客に大人気のショッピングモール「キャナルシティ博多」と、九州随一の繁華街「天神」をつなぐアーケード街として重宝されています。400メートルほどの一本道には、老舗だけではなく新しい店もたくさん並んでいて、休日はもちろん平日でも人通りは絶えません。

川端商店街
黄色い垂れ幕は「博多弁番付」
博多方言の中でも、人気のある言葉をイラスト付きで解説しているもの。
「好(す)いとー」なんて、わたしも言われてみたい。博多弁番付

 

 

 

ちょうどお昼時だけあって、あちらこちらから、よい香りが漂ってきます。

「川端おかず屋」G141216_54

チキンカツやコロッケが、揚げたてほやほや。犬と散歩中のお父さんも、ついつい寄り道しているみたい。(2枚目の写真参照)

 

 

「川端どさんこ」は、みそラーメンの人気店。ラーメンといえば「とんこつスープ」の福岡では異色ですが、この近くに勤める友人によると「ラーメンもちゃんぽんも皿うどんも、めっちゃおいしい」らしい。
ぜひとも入ってみたいのですが、この混雑の中ひとりで食べるのはちょっとさみしいかも。

川端どさんこ

店の中に順番待ちの行列ができているのが分かる?

 

オープンダイニング「L.A.Diner」。店先のサンドイッチは1つ100円!
L.A.Diner

「店の中で食べれますか?」と聞いてみたら「どうぞー」と元気のいい返事が返ってきました。サンドイッチを買ったらコーヒーはサービス価格120円!なんだか申し訳ないけど、ゆったり座れて嬉しい。店内はおしゃれなバー風。夜も楽しいかも?
L.A.Diner

 

 

小腹を満たすと、俄然いろんなものが目に入って来ましたよ。

松田ネーム刺繍店

「二◯加煎餅(にわかせんぺい)」のお面が帽子になってる!

カラフルキャップ

たれ目たれ眉がチャームポイント

昭和生まれの福岡出身者なら、おそらく誰もが知っている、たれ眉毛。
そもそもは、博多伝統のおしゃべり芸「博多にわか」のお面なのですが、「にわかせんぺいのお面」として有名。というのは、昭和50年ごろ、にわかせんぺいのCMでこのお面をかぶった赤いまんまるほっぺのやんちゃ坊主が、とてもかわいかったのです。

「たーまにーは ケンカに負けて来いー」
CMはこちらで見れます→ にわかせんぺい本舗東雲堂

 

 

「田園(むら)の風景」という八百屋さん。青々と茂った地元の野菜が並んでる。安い!

田園(むら)の風景

かつお菜(左下)は博多雑煮に欠かせない食材

 

ぶらぶら歩いていると、仏壇仏具店が目についてしょうがない。「お仏壇のはせがわ本店」をはじめとして、本当にたくさんあります。昔から、お寺が多くあった名残だとか。
仏壇屋いろいろ

 

それから、きらびやかなドレスのお店がやたら多い。
お隣の中州は、言わずと知れた福岡の夜を彩る歓楽街。夜の蝶たちは、ここで衣裳を調達していると見た。

ドレス屋いろいろ

うちの夫も、かわいいサンタさんに鼻の下伸ばしてるのだろうか?

 

そうこうしてると、「川端ぜんざいひろば」に やってきました。
紫色の垂れ幕の向こうには、博多祇園山笠で使われるホンモノの飾り山がでーんと据えられて、1年中いつでもお祭り気分に浸れる人気スポット。
「川端ぜんざい (500円)」は、昭和の頃からの名物。注文を受けてからその場で焼いてくれるお餅と、あまーいあずきがからみあって、腹の底からあったまる伝統の味。持ち帰りパック(500円)もあるので、おみやげにもどうぞ。
川端ぜんざい広場

川端ぜんざい

 

 

それから、福岡のおみやげといえば、名月堂の傑作饅頭「博多通りもん」。バター風味のあんこがねっとりしっとり。やわらくておいしくて、ついつい手が出る福岡のお土産№1。「のだめカンタービレ」で主人公のだめ(福岡県出身)が、パリのオクレール先生のところまで持参したおまんじゅう。
明治通り側(天神から来るならこちら) 川端通り商店街入口

 

博多人形「増屋」
ころんとした形がかわいい、干支の羊たち。
博多人形増屋

 

 

あっという間に、アーケードの反対側に出ちゃいました。ここは福岡の繁華街「天神」。大きなビルの谷間にあって、観光客にも地元のビジネスマンにも愛されている川端通り商店街なのです。

川端通り商店街入口 

明治通り側(天神から来るならこちら) 川端通り商店街入口

 

7月1日、「博多祇園山笠」の祭り初日を迎えると、川端通り商店街には真昼間(まっぴるま)から締め込み姿で意気揚々と歩く男衆(おとこし)さんたちで溢れます。ぜひ活気に満ちた博多っ子を見物においでくださいませ。ちなみに山笠装束は商談はもちろんお葬式でも通用する「正装」ですから、ふんどし姿を間近で見ても、どうぞぎょっとされませんように。。。(個人的には「山舁き(やまかき)」以外の時はステテコはいてほしい)

G141216_72

 

古いものを大切にしつつ、新しいものも貪欲に取り入れて成長してきた福岡は、ほどよく都会ほどよく田舎。とても暮らしやすいよい町です。どうぞ遊びにいらしてくださいね。

 

 

花村桂子


9 Comments

  1. YUKO

    思わず「にわかせんべい」のCM見てしまいました。子供の顔が昭和30年くらいの感じですね。
    20代の頃、親の転勤で一時博多に暮らしていたことがあります。これ読んでいたら懐かしくなってきました。その頃はまだ地下鉄ありませんでした。親不孝通りとかあったのですが、今でもあるのでしょうか?
    今度ゆっくり行ってみたいです。

  2. nobuko

    あー「通りもん」だー♪ オクレール先生が喜んでた奴ですね。
    本当に、有名なお菓子なんだなあ。

    >ちなみに山笠装束は商談はもちろんお葬式でも通用する「正装」ですから、

    まぢすかっ?!

    あの恰好で商談されたら、驚くなあ・・

  3. りーたん

    わー、川端ですか。懐かしい~
    叔父たちが、ここに洋品店と靴屋さんを出していたので、子どもの頃よく行きました。

    ところで「二◯加煎餅」って、「せんべい」ではなく「せんぺい」なんですね。今の今まで知らなかったです。そしてそれはなぜ? これも博多弁なの?

  4. 花村桂子

    YUKOさん

    >子供の顔が昭和30年くらいの感じですね。
    リンク先まで見ていただいて ありがとうございます
    懐かしい日本の風景でしょうか

    親不孝通りは 親富孝と名を変えました
    全然しっくりしません…

  5. 花村桂子

    nobukoさん
    >オクレール先生が喜んでた奴ですね。
    そう。nobukoさんも のだめ見てらっしゃったんですね

    >あの恰好で商談されたら、驚くなあ・・
    元はそれこそ町の商店主さんたちがお祭りの主流だったので
    「(山笠の)打ち合わせ行ってくる」という旦那様に
    「山笠より仕事やろ!」と怒る奥さまを目撃したことがあります
    (仕事先で)

  6. 花村桂子

    りーたんさん

    >ところで「二◯加煎餅」って、「せんべい」ではなく「せんぺい」なんですね。
    関係あるかどうか分かりませんが
    そういえば福岡ではおいしいおせんべいがないんですよね
    外国の友だちに送ろうと探したのですがちょっと上等の草加煎餅を探すと
    どこのデパートにもない!
    なんででしょう?(質問返しですみません)

  7. kaoru

    ついに街歩き&グルメページ、デビューですね!
    博多は仕事で行ったことあるけど、商店街は未知数です。
    私もやっぱり「バター風味のあんこ」にクギヅケ!
    「のだめ」に出ていたなんて知りませんでした。
    「L.Aダイナー」とか安さにビックリ。
    これからも地方ならではの美味しい情報、楽しみにしています~。

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