伊豆高原の赤沢温泉郷 − (1)赤沢迎賓館

アメリカに住んでいると、「あ〜、毎日、首までどっぷりとお風呂につかりたいな〜!」と思う事がよくある。我が家には二人以上が一緒に入れるジェット噴流付きのお風呂がある。ところが貧乏性の私には、1回入る度に湯をを捨ててしまうアメリカ式のお風呂に、たった一人で、頻繁に入ることが出来ず、結局、シャワーだけの毎日だ。従って「日本に帰る最大の楽しみは温泉だ!」と言っても言い過ぎではない。

伊豆高原の「赤沢温泉ホテル」が、長年、我が家の温泉定宿である。太平洋を見下ろす大露天岩風呂や、海の幸、山の幸が盛りだくさんの朝食バイキングは、今でも、主人と娘の大のお気に入りなのだが、今回は噂に聞いていた「赤沢迎賓館」に泊まり、「赤沢スパ」でタラソセラピーを試すことにした。

 

赤沢温泉のある伊豆急行「伊豆高原駅」まで、「スーパービュー踊り子号」で行くのが好きである。「伊豆高原駅」に着くと、「赤沢迎賓館」「赤沢スパ」「赤沢日帰り温泉館」に「赤沢温泉ホテル」と、化粧品、健康食品等の総合メーカーであるDHC傘下の4施設行きの送迎バスが待っていてくれる。「赤沢迎賓館」は最初のストップで所要時間は駅から15分。

 

「赤沢迎賓館」の城門のような入り口をバスは入り、広々とした玄関前へ。既に何人かの授業員がお客の到着を待っていてくれた。

 

よけいな飾りの無いすっきりした玄関を入ると、目の前に枯山水の庭園がまず目に入る。座り心地の良い椅子に座り、庭園を眺めながら、まずは歓迎の昆布茶で一息。我が家担当の着物姿の仲居さんが挨拶にやってきた。そしてソファに座ったままでチェック・インが終了。

 

私たちの部屋は宿泊棟の一階の奥まったところだった。平日だったせいだろうか、あるいは、客室が15室だけだからだろうか、他の滞在客を顔をあわせることも無い。これなら、静かにゆっくりと滞在できそうだ。

 

部屋はなんとも優雅でモダンな和室だ。ゆったりとした居間、一段高くなっている寝室、広い縁側からは綺麗に手入れのされている庭にも出られる。広縁には濃縮海洋深層水の掛け流し露天風呂があり、静かにお湯が流れる音が聞こえる。隣の部屋とは高い垣根でプライバシーが保たれているから、存分に露天風呂が楽しめそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

露天風呂の隣の浴室には髪の塩分を落とすシャンプーも用意され、洗面所には親会社のDHCのアメニテイもしっかり揃っていて、「お持ち帰り用」の素敵な布袋まで用意されている。

なによりも私たちが気に入ったのは「赤沢迎賓館」は全室禁煙ルームなのである!さすがに健康を売り物にするDHCだと納得。

 

夕食の支度ができているという連絡を受け、浴衣に着替えて別棟の「お食事処」へ。途中、ガラス張りの厨房の前を通ると、中で料理をしていた板前さん達が私たちに気付き、丁寧に黙礼をしてくれた。

 

朝夕とも全て個室の「お食事処」で食べることになる。一階の掘りごたつ式の部屋に通された。二階はテーブル式だ。それぞれの個室から庭園が見られる。ライト・アップした庭園の光景に気持ちが少し華やぎ、バカンス気分を盛り上げてくれる。

 

テーブルの上に置かれた滞在客名入りのメニューに目を通す。お待ちかねの夕食は地元産の食材もたっぷり使われた懐石料理。あまりにも綺麗な料理に食べてしまうのが惜しいほどだ。いずれの料理も期待以上の美味しさで、口取りから水菓子まで、一品一品、丁寧にタイミング良く料理を出してくれるのも嬉しい。

日本料理では料理を盛る器の役割も大きい。こちらではDHCの会長さん自らが、料理長と二人で料理の器選びをするとのこと。DHCの会長さん、かなりの粋人とお見受けしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食べきれなかった青豆ご飯をおにぎりにしてもらい、大満足して部屋に戻る前に、宿泊棟への渡り廊下の一角にあるリラクゼーション・ルームでちょっと食後の一休み。ゆったりとしたソファーに座り、ライト・アップされた中庭を眺めるのも悪くない。ただ、欲を少し言えば、ここで食後酒でも飲めれば最高だったけれど…..

 

部屋に戻り、部屋付きの露天風呂にするか、大浴場にするか迷った挙げ句、大浴場に行くことにする。

 

半露天風呂の大浴場は、檜風呂と石風呂の二つがあり、日替わりで男湯、女湯に交代する。個人的な好みを言えば、太平洋を見下ろす「赤沢温泉ホテル」の大露天岩風呂の方が開放感が感じられるが、緑に囲まれた「赤沢迎賓館」の大浴場は静かでゆったりした心地よさがある。言うまでもなく、ここもDHCの製品で一杯だ。氷で一杯の桶に冷えたボトル入りの水が用意されていて、湯上がりにはありがたい。

 

温泉では朝風呂が私の大きな楽しみだ。主人も娘もまだぐっすり眠っている。布団からそ〜っと抜け出し、広縁の露天風呂を楽しむことにする。朝の清々しい空気の中で、鶯の声を聞きながら入る私だけの露天風呂、なんて贅沢なことだろう。

温泉の塩分度が高いので、湯舟で大の字になると、フワ〜と体が浮いてくるのがなんとも気持ちよい。風呂の一角が座れるようになっているので、火照った体を朝の冷気で冷やしてはまた肩までつかる。あまりの気持ち良さに、部屋から読みかけの文庫本を持ち出した。誰にも邪魔されずに好きな本を露天風呂に入りながら読むなんて………う〜ん、これは極めつきのリラクゼーションだ。

 

朝食の為に「お食事処」へ。今朝は二階のテーブル席の部屋だ。朝食はたっぷりのサラダに始まり、とろっと餡のかかったお粥か、ご飯か、好きな方を選べる。

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカではコーヒー、ヨーグルトに果物、あるいはシリアルの朝食を食べることの多い我々にとっては、日本の温泉旅館の朝ご飯の豊かさには、ただただ、感激するのみ。さあ、今日はゆっくりと「海洋深層水・赤沢スパ」を堪能してみよう。(次号に続く)                  (スナイダー純子)

 

 

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