ワイン、蕎麦。通好みのグルメは栃木・足利で 1

浅草から東武伊勢崎線の特急電車「りょうもう号」で80分。

車窓から話題のスカイツリーを眺め、埼玉の東武動物

公園駅や、今や日本で最も暑い場所の群馬・館林駅を

過ぎると、あっという間に栃木県足利市駅へ到着。

高台に建つ駅からは、渡良瀬川が一望! 川風が気持ちいい。

そう、ここは高校まで育った実家のある町だ。

東京から近いのに、帰るのは年に1回か2回。

昔はそれなりににぎやかだったメインストリートも、

今や立派な?シャッター街と化した、これでも栃木県第2の都市。

ところが、最近になって実家に行くのが面白い。

若い頃は気づかなかったお宝が、このせまい町に

ちりばめられていることを知ったからだ。

今回は、近所に住むママ友の、足利の「ココファーム・ワイナリー」へ

行きたい!というリクエストで、急遽、真夏の帰省となった。

 

ココファーム・ワイナリー
急斜面の過酷な環境で育つ、ブドウ畑。

パラソルの下で、できたてワイン。
緑が目にまぶしい!

「ココファーム・ワイナリー」 は、1950年代、「こころみ学園」という

当時の特殊学級の中学生たちとその担任教師によって開墾された、

山の葡萄畑が始まりだ。平均斜度38度の急斜面は、陽当たりも水はけも

よく、ブドウにとってはなかなか良い条件だが、作業には過酷だ。

当時、平らな農地を買うお金がなく、南西向きの急斜面の山を

開墾するしかなかったデメリットは、知的なハンディキャップのある

少年たちが上り下りを繰り返すうちに、その心と体を鍛えてくれた。

障害があるからといって過保護にするのではなく、重い重機が入れない

急斜面を炎天下や寒風の中、我慢して農作業することで、

子供たちは生きる喜びと自信をつけていったという。

その「ココファーム・ワイナリー」では、数年前にカフェがオープン。

首都圏からのお客さんもひっきりなしに訪れる足利の名所となった。

ママ友は、東京の友人にこの噂を聞き、どうしても行ってみたくなったとか。

 

地元野菜たっぷりのワンプレートランチ
1000円。スパークリングワインもつけて幸せ!

 

 

ブドウ棚のテラスでは、
ミルキーなソフトクリームを!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここの素晴らしさは、施設の目的だけでなく、商業施設としてのデザインや

コンセプトも美しく、成功していることだ。

葡萄畑を目の前にして食事が楽しめるレストランは、日本でもそう多くない。

駐車場には横浜や東京ナンバーの車が並び、レストラン隣のショップでは

オリジナルワインやスイーツ、グッズが飛ぶように売れる。

ちなみにカフェでは、5種の自家製ワインと料理のマリアージュが楽しめる

「デギュスタシオンコース」8000円や、季節のコース3000円も。

グラスワイン400円~、ボトル1800円~。

お土産のワインは、「2011農民ロッソ」1800円、

足利生まれの書家、あいだみつおがラベル字を書いた「いまここ」赤は

2000円、 「2011収穫祭記念白ワイン」1600円などが豊富に揃う。

自家製ジュースやジャム、ブドウ酢、しいたけもおすすめ!

 

「ココファーム・ワイナリー」から始まった、足利のおいしいもの巡り。

忘れかけていた、地元の良さを探す旅は、まだまだ続く・・・。

(小林 薫)

 






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