ビルの足場は、ビニールひもで組む

義弟夫婦から、ベトナム土産で手提げをもらった。
明るいピンク色だ。ふだん自分ではあまり手を出さない色だけど、夏のギラッとした中ではこういうのもいいかなと使わせていただいとります。

このおもちゃみたいなバッグ、素材は、あの、何て言うのだろう、プラスチックの紐というかバンド。ビールの詰め合わせとか重い箱ものが送られてくると箱にかけられているような、黄色とか、白とか、片付けようとしてもあばれてまとまりにくい、えーと、

検索してわかった。PPバンド、というらしい。
PPバンドだから、可愛いんだけどよく見るとあちこちに切り端がちょろんと出ている。油断すると手を切りそうだ。服に引っ掛けてしまう危険も。このバンドは、まず、手では切れない。ハサミやカッターを使わないと無理だ。やたらチープな作りのバッグだけど「破ける」「切れる」はなさそう。壊れるとしたら「バンドが切れる」ではなく、編み込みが崩壊するのだろうなと思う。

 

さてPPバンドそのもの、ではないと思うのだけど、香港の建築現場ではこんな感じのヒモを使って、竹の足場を組んでいく。日本なら鉄パイプをジョイント金具などで継いでいるようだけど、それが竹であり、PPバンド(みたいなヒモ)なのだ。日本の竹とは種類が違って強度がありそう。中国本土産の、強い種類のものらしい。しかしこの足場は中国本土では採用されていない。

路上に竹が積んであったら、そこらへんで工事が始まるサイン。
これは看板の修繕が始まるところ。


お兄さんが看板に登り、作業場を作っていく。竹を縦横に渡して、その交点をPPバンド状のもので止めるのだ。
香港では看板でも高層ビルでも、ほとんど例外なく建築現場の足場は竹で作られている。足場の組み方をきちんと教育された職人達は「搭棚老」といわれ、どんなに高いビルでも竹とヒモでがっちりとした足場を作るそうだ。
これは香港に行けばどこででも見られる風景。工事現場には竹がある。たとえば、マンションの全体を覆う足場だとこんな感じ。


これも近寄って見てみると、竹とヒモの組み合わせ。
繁華街の超高層ビルも竹の足場を組んで作られている。100階建だってなんのその。てっぺんまで竹+ヒモの足場だ。なんだかすごい。

で、もとに戻って私のバッグ。使用4回目にしてPPバンドから細かい糸状ののささくれが発生し始めた。やはりおもちゃバッグ、強度は十分にあるが急速に貧乏くさくなってきている。この夏限りのお付き合いかなあ……。強度だけは十分そうなんだけど…。

タムラ

 


4 Comments

  1. ヘッケル

    30年以上前、初めて香港に行ったとき、竹の足場見て、すごいなぁ~と思いました。今でも変わらず竹なんですね。高層ビルも竹って、凄すぎです。

  2. ♪タムラ

    香港が中国に返還されたとき、竹の足場はなくなるのでは?という話が出たようですが(中国側は竹をやめろと言ったらしい)、香港はこのやり方を堅持しました。竹って電気を通しにくいので、香港名物の電飾看板の修理のときも竹の足場だと安全なのだとか。

  3. ♪タムラ

    南アフリカでもあるのですかー。このバッグ、素材がこんなだからとても軽いんです。A4サイズのファイルも入るし、本格的な秋が来るまではもう少し使ってみようと思ってます。

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