スカイツリーから足を伸ばして「下町人情キラキラ橘商店街」

開業から4年。東京の観光スポットとして浅草寺と並んで、すっかり定着した感がある「東京スカイツリー」。

 

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2011年に出版された「東京スカイツリーへ行こう」(JTBパブリッシング刊)には、「古くて新しい商店街へ」と題して、向島・曳舟エリアの「地蔵坂通り商店街」と「鳩の街商店街」が紹介されている。

「のんびりした時間が流れる2つの商店街は、いまやカメラを片手に大勢の見物客が闊歩する賑やかな通りに変貌しつつある」と書いてあった。

で、現在の地蔵坂通り商店街を歩いてみたが、残念なことに“賑やかな通りに変貌”してはいなかった。

「このあたりで、少しは元気な商店街は、京島にあるキラキラ橘商店街くらいでしょう」。地蔵坂通り商店街にある、とあるカフェのご主人がこう教えてくれた。

 

お惣菜天国! 下町人情キラキラ橘商店街。

これは愛称のようなもので、正しくは「向島橘銀座商店街」というらしい。

 

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京島というエリアにあり、京成曳舟駅から徒歩5分、東武曳舟駅から徒歩7分。明治通りと曳舟たから通りを結ぶ、全長約450メートルの商店街だ。

どの駅からも少し遠いので、地元密着型の商店街だと思われるが、お惣菜店が多いのが特徴だ。

 

明治通り側から歩き始め、お買い物を楽しんだ。

 

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鰻屋さんの傍ら、佃煮も販売する「ます多」

国産うなぎにこだわる鰻屋さんであるともに、佃煮も販売。さまざまな佃煮が並ぶショーケースのなかで、「味三薬」100g350円を購入。

甘辛く煮た魚のでんぶのなかに、ゴマ、昆布などが入っていて、「錦松梅」に似た味。ごはんにふりかけて食べると、とってもおいしい!

 

 

 

 

佃煮がたくさん並んでいます。

佃煮がたくさん並んでいます。

 

 

鰻屋さんのすぐ隣にある洋菓子屋さん「オー・デリス・ドゥ・ケンジ」

 

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2009年12月のオープン。無添加で良質の素材を使用した焼き菓子、ケーキ、ジャムなどを販売。

ここでは、ハート型の大ぶりのマカロン(1個350円)を購入。

外、サクッ、中はしっとり。

とっても甘くて、ボリューミーなマカロンで、本場フランスの人が好みそうな味。

 

 

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「鳥正 京島店」

おいしそうなお惣菜がたくさん! 立ち止まらないわけにはいきません。

 

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ここでは鶏団子野菜スープ(1袋340円)を購入。たっぷり二人で食べられる分量が入っていて、とっても優しい味わい。

まじ、おいしかった!!

 

 

 

 

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さらに歩いて行くと「餃子 さかい食品」。三ノ輪に本店があるらしい。

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8個300円。焼きたてを買うことができるし、生のものも販売。

皮がつるんとしているのに、かみしめると味があり、ニラが豊かに香る餃子です。

 

 

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振り返ると、もつ焼きの店「きくのや」が。お店のなかで食べて、飲めるようです。

 

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さらに進んで「焼肉朝鮮漬 一福」。ここでは焼肉用のハラミ(100g450円)を買ってみた。買った分だけ、その場でタレで味付けしてくれて、それとは別に付けダレも添えてくれる。

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「今日はおうちで焼肉やさん」とプライスカードに書かれているのが、なんだかほのぼの。

「今日はおうちで焼肉やさん」とプライスカードに書かれている。なんだかほのぼの。

店頭のケースで販売されているキムチ類

店頭のケースで販売されているキムチ類

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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焼肉店の隣には

焼きたての魚や惣菜が並ぶ「武藤水産」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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“バカ安八百屋”を名乗る「越前屋大久保ストアー」ってのもありました。

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ホント、バカ安。

いろいろ買いたかったけど、持ちきれないのでトマトだけ買った。

 

さらに進むと、大正元年創業、という超クールなパン屋さん

「ハト屋パン店」ってのがありました。超レトロなガラスのショーケースがあり、そこに並んでいるのはコッペパンのみ。そして、店の奥に年季の入った、ごっついパン焼き窯が見える。あとで調べてみたら、大正23年製のガス窯だった。

コッペパン(120円)を2コ買ってみた。

「ふわふわだから、つぶさないようね」といって、昔ながらの紙の袋に入れてくれる。

「写真撮ってもいいですか?」って聞いたら、「ダメ」って言われたので、残念ながらここでは写真を掲載できませんが、かなりの有名店で、TVの取材もたくさん受けているよう。

ちょっぴり塩味で、小麦粉の香りがいいコッペパンでした。

 

洋品店には「ちょんちょん」と呼ばれる猫がいて、商店街のなかの数件をいったりきたり。「八百屋さんで、去勢手術をさせたらしい・・・」

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猫と遊んだこの時点で、手首にはお惣菜の入った白いビニール袋がいくつもぶら下がった状態。もう、限界だけど、とどめのお買い物は、やっぱ練り物。

 

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「おでん種 大国屋」

店の奥では、魚をさばく姿が。

「何をさばいてるんですか?」ってたずねると、魚の皮をビローンと見せてくれながら「サメだよ。スジとはんぺんには、サメがなくてはならない」と店主。

 

 

 

おでん種って、たいていどこでも、“すり身”になっているものを使っていると思っていたので、実際に魚をその場でさばいているのを見てびっくり。

「ほかのおでん種にしても、“すり身”も少しは使うけど、生の魚を使っている」とのこと。おいしくないわけがないですよね。

 

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スカイツリーの形をしたさつま揚げは、この地ならでは。

 

 

赤いウインナーが懐かしい

赤いウインナーが懐かしい

 

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近所だったら、鍋を持って買いに来たくなるおでん。

 

今回は「紅生姜揚」「スカイツリー」「ウインナー巻」「カレーボール」、それにスジを買ってみた。どれも、おいしくて、どこか懐かしい味だった。

 

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「曳舟たから通り」の手前にある田丸神社にお参りして、今回の「下町人情キラキラ橘商店街」の散策は終了。

 

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だって、もう持ちきれないし、食べきれないもの。

それにしても、ここは惣菜天国。チェーン店などが少ないのも特徴的だと思う。

昔はこんな商店街が、日本中、あちらこちらにあったような気がするけど、今は本当に少なくなっちゃった。

こんなの、家の近くにあったらいいなぁ〜。

それに、ここで買ったもの、全部全部、おいしかったよ。

 

(リポート/土井ゆう子)

 

 

2 Comments

  1. nobuko

    おおい~な~!商店街!

    スープ煮を「ビニール袋」で売っちゃう下町感覚がいいですね。
    ちなみに私は東京へ出てくるまで、おでんや煮物をビニールに入れて持ち帰るのって見たことなかったです。

    いーなー、これから花も咲くし、ここであれこれ買い込んで花川戸の隅田公園あたりでで花見もいいですね。

  2. yuko

    nubukoさん
    私、ビニールのスープ、今回初めて買いました。
    持って帰ってる途中で、ビニールがやぶけたらどうしよう〜と思って、ちょっとドキドキでした。なにせ、道のりが長かったので。

    一応、買うときに「やぶけたりしない?」って聞いたら、ビニール2重にしてくれたんですけどね。
    そのあたりも親切でよかった。

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