あれから10年、メモリアル張國榮

レスリーって、知っていますか?

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こんな人です。

「レスリー」とは、香港の俳優であり歌手、トップスターであったレスリー・チャン(張國榮)のこと。1956年の香港生まれ、アイドルから演技派俳優となり、その後また歌手業も再開して映画、コンサートのどちらもファンを魅了した。

歳を重ねるごとに格好よくなっていくのはなぜだ?と不思議でならなかった。

 

六本木でレスリーの特集上映やってるよ、という話を聞いてシネマート六本木へ向かう。

 002シネマート

韓流に押されて、香港映画の上映館がめっきり減っているこのごろ、スクリーンで香港映画を観られる機会は逃すわけにはいかない!

 

3/9~31の特集上映、
「風継続吹~レスリー・チャン電影節」。
多くの出演作品のなかから「花の影」「覇王別姫」そして「色情男女」の3作品が上映された。
カンヌ映画祭の最高賞(パルムドール)、レスリーの代表作ともいえる「覇王別姫」は前週で終了していたが、
私が行った「色情男女」も公開当時評判がよかった映画。
上映権が切れる関係で、今回が日本でフィルム上映される最後になるそうだ。

 004色情男女 003フェア連張り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「覇王別姫」「ブエノスアイレス」等の出演映画が日本でも話題になったので、
特別「香港好き好き大すき」というわけではなくとも、彼を知っている人はけっこう多いのではないかな、と思っているけどどうなんでしょう。
シネマートでは31日までの特集と重なるように3/30~4/19にもう一つの特集上映を行う。
題して「レスリー・チャン メモリアル」。

 

そうです、メモリアル。この文章の冒頭でも、トップスター「であった」と書いたが、彼はもう、この世の人ではない。

2003年の4月1日、香港・マンダリンオリエンタルホテルの窓から飛び降りた。原因はいろいろ言われていたが本当のところは本人しかわからない。とにかくレスリーは帰らぬ人となった。香港ではもちろん大騒ぎ、そして日本でも新聞報道された。
この時はほんとうにびっくりした記憶がある。
4月1日だよ、エイプリルフールの悪い冗談じゃないの?というファンたちの祈りにも似た気持ちは、見事に裏切られた。
おりしも時は2003年、香港では重症急性呼吸器症候群(SARS)が街を脅かし、WHOの勧告による渡航制限で日本から香港に行きにくい状態のまっただ中。
葬儀に行きたい、でもいま香港には行きにくい……と日本で泣いていたファンも多かったようだ。
香港の新聞で報道されていた葬儀の写真には、マスクを着用して葬儀場に入る人がとても多かった。

 

その2003年から10年、また4月1日がやってくる。

節目だから、今年はこのような特集が多いのかな。
うれしいんだけど、「10年の節目です、来年からはもうやりませんよ」にはなってほしくないなあ……
とにかく今回の上映で客が入らなければ来年を期待することなんてできないから、来週も頑張って行こうと思う。

 来週からの特集では日本未公開の
「ルージュ」と「恋はあせらず(錦繍前程、なぜ未公開なのにこのような邦題がついてるのか謎)」に行こうかと思っているけど、
この他に公開されるものも魅力的なものばかり。

なんといっても、「どたばたコメディとカンフー」という香港映画のイメージが大転換したきっかけ、
香港ノワール(ヤクザな世界の暗さ、不安、悲しみを描いたジャンル)の金字塔といえる名作、
「男たちの挽歌」がスクリーンで観られるという。ううっ、感激……。
さて香港では、今度の日曜・3月31日の夜にレスリー・チャン追悼コンサート、「継続寵愛十年」が開催される。大スター・張國榮とゆかりのあるスターたちが香港コロシアムに集まっての、没後10年記念追悼コンサートだそうだ。

これはレスリー・ファンクラブの知人方からの情報だったが、
彼女からきたのは、
「私は当日、香港コロシアムにいます。日本の映画館で、時を共有しましょう」というメッセージ。

同日同時刻に、コンサートの模様が日本の主要都市の映画館で生中継されるという。

継続寵愛10年 MISS YOU MUCH LESLIE」というイベントだ。

継続寵愛十年
東京ではTOHOシネマズ六本木ヒルズはじめ4館、その他全国でも行われるイベント。
あっ、いま改めて告知を読んだら
「レスリーの没後記念イベントは、今回の10周年を最後にするといわれており、この機会を逃すと二度とこのようなイベントに参加する機会がありません」だって。
こりゃとにかく、行くしかないでしょう!
あわててチケットを購入。

 

005チケット

 

香港のコンサートは開始時刻が遅めで、20時以降に始まるものもけっこうある。この日のコンサートは現地開始20時半、時差が1時間ある日本では21時半からの上映となる。
上映が終わるのは新宿で24時半ごろ、終電には間に合うがずいぶん遅くなってしまう。誰が出演するのかも(調べてないので)今のところわからないのだけど、
まあ、とにかく、なんだかとても楽しみだ。

 

楽しみにしても、ご本人が出てくることはないのだけれど…
それだけは、少し寂しいけれどね。

 

♪タムラ

 

3 Comments

  1. sanae

    「挽歌」、公開から8年ほど遅れてみたのですが、私はマーク(周潤發)にメロメロになりました。話もよかったですよねー。レスリー・チャンはあのころ、なんだかお肌が茹で卵みたいでかわいかったです。懐かしい・・・。

  2. 卯のはな

    特にファンではありませんでしたが、当時、自殺のニュースは驚きましたね。映画は「覇王別姫」しか見てませんが、映画の最後そのものの、彼の最後、痛ましいです。それにしても「覇王別姫」は感動しました!同じ時代を描いた「ラストエンペラー」より遥かに名画でした!

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