暮らし

PRADAバッグ事件(後編)

2月初旬。真夜中のネットショッピングで購入したPRADAのバッグ。中国からEMS便で届いたバッグは、粗悪な物だった。予測してはいたものの、やっぱりガッカリ。

販売サイトの「ご利用規約」に明記されている「交換.返品の際には到着後7日以内に当社へご返送下さい。なお、必ず事前にメール、もしくはお電話にてお知らせ下さい。」の文言に従い、返品しようとメールでやりとりするものの、ラチがあかず、そのうち連絡がとれなくなった。

半ばあきらめていたものの、社会勉強のため、地域の消費者行政センターへ相談しに行ってみた。

担当になってくれた相談員Sさんにいきさつを話すと、最近、同様の相談がとても多いとのこと。ただ、バッグを見て偽物だ、本物だと鑑定することはできないらしい。

しかし、利用規約に返品のルールについて明記されている以上、返品できなければルール違反になるという。

 

まず、やるべきことをアドバイスしてくれた。

①販売会社の住所宛に配達証明付きでハガキを出す

そのハガキには規約に基づいて返品する旨を書く。このことは消費者行政センターに相談済みであることなども書いておく。

②バッグの支払いに利用したカード会社に連絡をし、バッグ代の引き落としを止めるように依頼する。

私の場合はDCカードに電話をかけて事情を説明。利用規約に基づいて返品の申し出をしているが、販売会社に連絡がとれなくなったことを伝えた。

カード会社からは、その日のうちに、国際業務グループという部署から連絡が入った。バッグの決済については、海外の決済代行会社が行っている。口座からは期日に一旦、バッグ代が引き落とされるが、その後に返金入金してくれるとのこと。

つまりバッグ代は支払わなくて済むことになったのだ!!

あきらめないで、相談してみるものですね~

もちろん消費者行政センターのSさんにはすぐにご報告し、お礼を申し上げた。

ネットショッピングで、カードでモノを買うのは危ない、という人もいるが、今回の場合はカードだから返金してもらえたといえる。

一方、配達証明付きで出したハガキは、「あて先に尋ねあたりません」のスタンプが押されて戻ってきた。

宛先は販売会社のサイトに明記されていた住所(八王子市の某所)で、返品の件でメールでやりとりしているときにも確認にした住所だったが、架空のものだったことがハッキリした。

これで、怪しいショップの偽物ブランドであることが確定した。

もちろんハガキが戻ってきたことも、消費者行政センターのSさんに報告した。

 

お金の被害もなかったし、これで一件落着。めでだし!めでたし!と思ったが、まだバッグは手元にある。これをどうしたものだろう……。早く手放してしまいたいが、送り返す場所もわからない。

Sさんには、様子をみましょうといわれたので、送られてきたときと同じように梱包して、わが家の棚の片隅に置いておいた。

それから4ヵ月ほどたち、バッグの存在も忘れかけた6月の中旬頃。突然メールが届いた。

(以下、文章が一部おかしなところがあるが原文のまま)

お客様

いつもお世話になります。

先日がカードの拒否の通知をもらえました。

そうになれば、お品物を返送してください。

弊社の返送の住所が発送の住所と違いますから、間違いないように返送してください。

返送した後、EMSの追跡番号を教えてください。

宜しくお願いします。以下は返送のアドレスです。

書かれていたアドレスは中国福建省のPutian(莆田市)だった。

 

バッグをすぐにでも送り返して、清々したいと思ったが、念のため行政センターのSさんに連絡をとり、先方の言うとおりバッグを返送していいものかどうか尋ねた。

Sさんの答えは

「偽物を送り返すということは、それをまた広めてしまうことになります。送り返さないで無視してください。その会社からのメールは受け取り拒否の設定にして、クレジットカードの番号も変更することをおすすめします」とのこと。

というわけで、バッグはまだ私の手元にある。

場所をとって邪魔だけど、いつ、どういうことになるかわからないので処分もできない。

それに何かしら報復されるのでは、と実はちょっとビビっている。

ちなみに、本日も『PURADA』のサイトは健在で、色とりどりのバッグが18,500円~販売されている。会社住所も「あて先に尋ねあたりません」だった住所のまま堂々とのっていた。

みなさまはくれぐれも、私のように怪しいバッグに手を出しませんように。

夜中のネットショッピング。魔の刻にお気をつけあそばせ。

(二宮つゆか)

 

 

 

2 Comments

  1. rika

    これって、カード払いだから戻ってきたんですよね。なるほど、参考になりました。それにしても、金儲けのためには何でもやる偽者業者、まだ堂々とサイトに載せてるなんてヒドイですね。私も夜中のショッピングは気をつけます!

  2. ひろこ

    検索から来ました。
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