年末になって、突然舞い込んだ仕事に翻弄され、クリスマスもお正月もあわただしい。お節の用意もままならない。
うちは夫婦二人だし、お節は一品一品作りより、買ったほうが無駄がない。というのを言い訳に、今年はお節を買うことにした。
私はもともと関西人なので、お節はやはり関西風の味付けのものが好みだ。
京都の割烹が作るお節なんか取り寄せてみたいが、そういうのはとても高価で手が出ない。というわけで、年末の夜中、お節を求めてネットサーフィン。
そんな時間があるんなら、さっさと仕事しなさい、と言われそうだけど、忙しいときほど、関係のない、よけいなことをしたくなる。それって、期末試験の前の日に、部屋の掃除を始めたり、編み物を始めたりした、子供のころと変わらない。
ぐるなび、楽天とお節のいろんなショップをさまよい歩いた。
ほとんどが、冷凍のお節。何年か前に好奇心から冷凍のお節を取り寄せたことがある。12月の30日に届いて、お重をあけてみたら、全部カチカチに凍ってるの。それを自然解凍すると、元旦の朝にはちょうどいい具合に解凍されてるというわけ。
色つやもよくて、なんか、魔法みたいです。
冷凍技術は進化しているので、普通のお節と遜色なく、なかなかいけるな、と思うものもあったけど、数ある料理のなかには、これはやっぱりあきらかに冷凍もの、と思うものもあり、今回は生お節を注文しました。
あっ、生おせちというのは、冷凍品じゃない、ということです。
迷いに迷い、最後にはもうどうでもよくなって注文してしまったのが、楽天のサイトで売っていた「さとうあいくらぶ 楽天市場店」のもの。
製造者は愛知県の会社で「玉清」というところ。
京都のものじゃないけど、関東より西だからいいかなぁ。
小ぶりながら三段重で、値段も手ごろ。
といういい加減な理由で決めました。
大きな期待はしていませんが、どんなのが来るのかそれなりに楽しみです。
そして12月31日。午後、ヤマト運輸さんが届けてくれました。
パッケージの段ボール箱には、富士山、鶴、門松、独楽、羽子板など、お正月っぽい絵が描かれています。
中を開けると黒っぽい重箱が。
なかなかいい感じです。
でも、元旦の朝になるまで、中は見ないことにします。
さて、中はどんな感じでしょうか?
それは明日のお楽しみということで。
とこれを書いていたら、カウントダウンが…。
2013年になってしまいました。
あけましておめでとうございます。
みなさま、今年もよろしくお願いします。
(二宮つゆか)