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ここまで進んでいる「オレオレ詐欺」

テレビや新聞よりいち早く情報が飛び交うのがネット。年末年始の慌ただしさにつけ込んで詐欺も増えてくるそうですが、今日のツイッターでこんな話が回ってきました。
「母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。(竹内謙礼のアメリカネットビジネス訪問記)年末実家に帰る方はぜひ親御さんに読ませてあげてください。それにしてもすごい連携プレーの詐欺…」http://kenrei1.blog50.fc2.com/blog-entry-32.html
オレオレ詐欺も、どんどん巧妙な手口を使ってくると聞いていたので、さてどんな手口かと、そのブログを読んでみたら確かに引っかかりそうな手口。おおまかに抜粋します。

まず、息子を装った電話がかかって来るのは定石。
「母さん、オレ、電車にカバン忘れちゃってさ」
「あら、大変」
「取引先の会社から、今、電話してるんだけど(これで電話が非通知でも不審に思われない)で、オレ今、携帯ないから忘れ物とかの連絡が家に来るかもしれないから、聞いといてくれない?」
「はい、わかりました」

その後10分くらいして、「東京駅の拾得物担当」からの電話がかかってくる。
「えー、東京駅の拾得物担当のものですけども、先ほど、お宅のものと思われる鞄が東京駅で見つかりました」
「それは良かった!」
「で、一応、私の手元に免許証があります。ご本人のものか確認したいので、名前と住所をお願いします」
そこで、聞かれるままに名前、住所、会社名などをこたえるお母さん。
「はい、確かに確認できました。では、ご本人に連絡とれましたら、東京駅まで引き取りにいらっしゃるようお伝えください」(これで、名前や住所が相手に知られてしまった)

そしてまた10分後くらいに息子(偽)から、
「もしもし、連絡あった?」
「あったよ。東京駅から」
「おー、良かった! 助かったよ。ありがとう!今から駅に取りに行くよ」
ところが、それからまた数十分後に電話が入る。
「母さん、やばいことになった。カバンの中から取引先に渡す予定だった小切手だけなくなってるんだ」
「えええええ!」
「今日中に振り込まなくちゃならない金なんだよ。でも、さっきカバン忘れた時に財布に入ってたカードとか全部ストップさせたから、すぐに金が引き出せないんだ……」
「わぁ、困ったわね」
「これがバレたら、会社でヤバいんだけど。母さん、明日の朝、返すから、今日だけお金貸してくれない?」
「うーーん、少しなら……」
「少しって? 100万か200万は無理?」
「それくらいなら…」
「分かった、じゃ、すぐとりに行くから、200万用意しといて」

そしてまた、電話が
「母さん、ごめん、急な会議が入って取りにいけなくなった。会社の後輩に行ってもらうから、そいつに渡して。でも、会社には内緒だから、そいつにも『書類です』といって、封筒にお金を入れて渡してくれよ」
「分かった」

そして、待ち合わせの時間に待ち合わせのスーパーに行くと、サラリーマン風の若い男がやってきて、「○○社の□□です。書類を受け取るように言われて来たんですが」「はい、これです」
というわけで、200万円はあっさりもっていかれてしまったのです。

なかなか、すごい手口だと思うのですが、でも、どうなんでしょう?
いっつも不思議に思うのは、電話で息子の声と別人だってわからないものなのかしら?
めったに会わない孫とかならまだしも、自分が育てた息子だと声や話し方の癖とか言葉の使い方で違和感を感じないのかな?
そういう判断ができないほど、せっぱつまった感じを出すのが詐欺師はうまいんでしょうね。

そこで関係なく回って来た、あるジョークボットのツィート 。

【オレオレ詐欺あるある】 お婆さん「はい、もしもし」 犯人「おれ、オレオレ、俺だよ!」 お婆さん「リョウスケかい?」 犯人「おう!そうそう!リョウスケだよ!」 お婆さん「あたいのこどもはリョースケだよ」 犯人「え?」 お婆さん「伸ばすんだよ」 犯人「」 お婆さん「」

ま、これを笑える笑えないはおいといて、子どもや孫との間には、何かお互いに分かるような合言葉というか、パスワードを決めておいたほうがいいかもしれませんね。
「ところでリョウスケ、お前の好きだったぬいぐるみの馬、あの名前は何だったっけね?」
「馬じゃねーし」
みたいな、絶対当たらないパスワードなら、大丈夫? それも、とっさに忘れないように家電の前の壁かなにかに目立つように、質問を書いて貼っておくといいかもです。

それにしても、こういう詐欺でお金を借りるのは、なぜ男の子や孫なんでしょう? アタシアタシ詐欺って聞きませんもんね。
何にしろ、年末年始、慌ただしい中につけ込まれることのないよう、ご注意を。そして、いいお年を!

(辺己 治 /へんみはる)


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