暮らし

あわや詐欺事件!(後編)

(前回)

以前、情報誌に「昨今の詐欺はとても巧妙です。くれぐれも気をつけましょう」と書いたことのある私。そんな私が詐欺にあいそうになるなんて…。それにしても「福祉課の青山」と名乗る男性、言葉巧みだったなぁ。すっかり信用した私は、銀行へ向かったのでした。詳細はこちら

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キャッシュカードを持って、いそいそと銀行へ。

ところがATMの画面を見ても、「払い戻し」なんてない。「振り替え」とか「振込み」はある。でも「払い戻し」なんて、いくら探してもナイゾ。

やっぱりわかんなーい、と機械右上に取り付けられた専用電話に手を伸ばす。

担当者を呼び出し、かくかくしかじかで、機械操作できるらしいんですが、どうすればいいんでしょうか~

 

すると一瞬、間があいて、

「ちょっとお持ちください。上の者に代わりますので」とあわてた様子。

出てきた男性職員が、「銀行の機械で払い戻しするよう指示されたんですか?」と聞いてくる。

「はい」と答えると、この男性、ここから口調がゆっくりになった。

 

「ATMでの可能な操作は限られておりまして、当行のATMから、他行のキャッシュカードを使って、お客様の口座に振り込むことは出来ません」

 

「はい?」(語尾アガル)

(えーと、なんですって?? えーっと、もしかして、もしかして…)

 

「それは、詐欺の可能性が考えられますね。先方には口座番号を知らせてないですよね」

「は、はい、知らせてません…」

 

あっちゃ~、ヤラレタ~~!!

こういうときって、一瞬、頭の中が真っ白になるんですね。

ザワザワした胸騒ぎのような感覚がある一方で、冷静になれ、となだめる自分もいる。やや混乱したのち、突然、思考スイッチが切り替わった。

 

私「相手から名前と電話番号を聞いています。銀行側で調べてもらうことはできませんか?」

銀行「それは出来ません。このまま何もせずに無視するか、交番にいきさつをお話されるといいと思います」

 

「そうですね。わかりました」

 

無視なんかするものですかっ。

急いで駅近くの交番に駆け込み、駐在員に訴えた私。ところが、うちの住所だと警察署の管轄が違うらしく、若い駐在員に調べてもらうことに。

その間、ベテラン駐在員に、噛んで含めるように諭されました。

 

「払い戻しなんて、たいてい詐欺ですよ。お金が戻ってくるなんてこと、ほとんどないですから」

「それから、電話番号は、正しいかどうか、一度かけなおして確認したほうがいいですよ」

はい、そうです、その通りです。

情報誌にそう書きました~~

 

昨今の詐欺事情について話していたら、

「三菱○○銀行で、高齢の男性が外国人から詐欺にあってます。すぐ来てください!」と、おばさんがあわてた様子で交番に駆け込んできて、若い駐在員2人が現場にすっ飛んでいくというアクシデントまであった。

 

このあたりで詐欺事件が横行してるんだろうか。

しばらくして、若い駐在員が、調査結果を伝えてきた。

 

「この青山という男性、詐欺事件であちこちから被害届が出ています。詐欺事件に関しては話題の注意人物で、きのうの新聞にも注意を促す記事が出ていたそうですよ」とのこと。

えーっ? 同じ名前で堂々とサギしちゃうのー?

いまの詐欺って凄すぎる。でも、そんなに有名なら、なんでこっちの交番はそのこと把握してないのさ。と思いつつ、とりあえずはナゾが解け、実害もなくて、ほっとひと安心。

これ以上詐欺被害が広まらないように、福祉課の青山を早く捕まえてね。

 

今回は、銀行の担当者に連絡したからよかったものの、もし相手方の電話番号に直接かけていたら、うまく言いくるめられて、口座からお金を引き出されてしまったかもしれない。

待てよ。ということは、「昨年の通院」もたまたまアタリだったわけね。それで、調子よく話に乗ったから、いいカモにされちゃったんですね。

高齢者はたいてい通院してるから、話のつじつまが合う確率も高いですよね。

 

「福祉課の青山」と名乗る男性は、新人ぽくて誠実な印象だった。

社会人経験の浅い子どもをもつ私は、新人に対してあくまで優しい。たどたどしくて不慣れな対応でも、つい同情的になってしまう。そんな親の心理まで巧みに利用するなんて、ほんとーに許せない!

 

しかし、こんなに人の心理をついて、丁寧に対応できるなら、もっと別な仕事すればいいのに。きっとメンタル系の仕事が向いてるよ。

 

ちなみに先ほどの外国人は、詐欺ではなく、ATM機械の操作方法を困っているおじいちゃんに教えていただけだったらしい。人を信用できない世の中というのも、考えさせられますね。

 

詐欺師に騙されそうになった話を娘にしたら、「ATMでそんな操作できるはずないでしょっ。大丈夫?かあさん」と窘められてしまった。

入金と聞いて、ヒョコヒョコ出かけてしまうなんて、私も立派なおばさんであることを、いやでも思い知らされた今回の詐欺ギリギリ事件。

皆さんもどうぞお気をつけて!

 

具体例を知っておくことも予防策になるそうなので (これも記事に書いた)、どうぞ参考にしてくださいませ。

 

(byりーたん)

 

 

1 Comments

  1. ヘッケル

    サギって、自分は大丈夫って思っている人が大概引っ掛かってしまうものなんですよね。それにしても実害がなくてヨカッタ、ヨカッタ

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