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「アナタはこうしてダマされる!」悪質詐欺の手口(7) 「老々結婚詐欺」

先日、詐欺師逮捕のニュースが流れました。

その逮捕に協力したのは、69歳の主婦。

 

「会社の金を紛失してしまった。助けてほしい」というお決まりの「母さん助けて詐欺」の手口にだまされたフリをして、待ち合わせ場所を聞き出すことに成功。

現場に警察官を待機させ、現金の入ってない袋を手渡したところを現行犯で捕まえたという。犯人は、20代の男性グループだったとか。

 

こちらの69歳の主婦、警察に協力したのは2回目。

警察に協力した女性に何度も電話するなんて、本当に、詐欺師というのは、まめまめしい。あちこちに電話をかけているんですね~

 

さて、「最凶詐欺ワースト10」の続きです。

第5位「当たり屋詐欺」はこちら。

 

第4位

「老々結婚詐欺」

 

 

結婚詐欺師というと、これまでは、男性が若い女性をだますというイメージが強かったが、最近は、高齢の女性が独り身の高齢男性の財産を吸い取る結婚詐欺師が増えているという。

 

名付けて「老々結婚詐欺師」

こちらも高齢者が高齢者をだます詐欺です。

狙われているのは、60代以上の独身男性。

 

ここでも女性がパワーアップしています。

なんだか、女性の強さと凄さがますます露見していくカンジですね~

 

背景にあるのは、人生が長くなったことと離婚件数の増加。

20年前に比べ、離婚件数、かつ独身者の数がぐんと増えている。

余生に不安を感じる高齢者が増え、「残りの人生を誰かと過ごしたい」と考える心の弱みに付け込み、「老々結婚詐欺」が急増しているらしい。

 

結婚詐欺に詳しい岡林俊夫弁護士は

「離婚や死別のあとに、もう一度結婚する人が増えています。高齢者が相手をさがしている状況につけ込んだ高齢者を対象とした結婚詐欺です」と解説する。

 

番組では、過去に逮捕された女結婚詐欺師の手口を再現していた。

 

日本各地の複数の男性から大金をだましとっていた女性は、逮捕当時72歳だった。

なんと自分の年齢を58歳と偽り、14歳も若くさばよんでいたというから驚く。

相手の男性も疑わなかったのだから、実際若く見えたということですよね。

この女性、だまし取っていたお金で、相当、美容につぎ込んでいたんでしょうね~

 

詐欺師は、どこで、相手を見つけるか。

 

それは、結婚相談所。

 

結婚相談所に出向いて、お金持ちの独り身で身の回りに不自由を感じている高齢男性を物色するという。

 

60歳以上の男女にとったアンケートによると、男性は女性の4倍も結婚願望が高く、人生経験が豊富な、自分より少し年下の女性を求める傾向が強いらしい。

結婚相談所では、詐欺師の女に会いたいという、高齢男性からのオファーが絶えなかったそうだ。

 

難なくマッチングに成功し、お見合いまでとんとん拍子に進む。

 

喫茶店に現れた女性は、濃いめの化粧、派手な服に大きめなアクセサリーを身につけ、おしゃれで若々しく、華やかな好印象を相手に与える。

 

「おきれいですね~」

「ありがとうございます」

 

ここから、巧みな会話術がスタートする。

 

「私、お菓子づくりが趣味なんです。よろしかったらどうぞ」と手作りクッキーなどを差し出し、家庭的な女をアピール。

 

「確か息子さんがいらっしゃいましたよね。デパートで使える商品券、私、使わないので、よかったら差し上げてください」

「私には軽井沢に1000坪の別荘がありますので、そちらでゆっくり余生を過ごしたいと思っているんです」

などなど、自分にも資産があることを相手に匂わせる。

 

「老々結婚詐欺」は「お金が目的だと思わせない」のも手口のひとつとか。

 

さらに、互いに高齢者だからこそ身に染みる言葉を取り入れながら、相手の気持ちをこちらになびかせていく。

 

「いつも思うんですけど、この年になると誰が死に水を取ってくれるのか気になりません?」

 

「やっぱり老後が心配ですよね。介護とかで子どもに迷惑かけたくないじゃないですか」

 

老々結婚詐欺の場合、越えなくてはならない壁が、相手の子どもの存在だ。

子どもの反対にあっては、結婚話がなくなりかねない。

 

家庭的で親の面倒をみてくれる。さらに資産があり、お金目的ではない。という予防線をはっておくというのだ。

子どもたちから、「父親が幸せになるのならいいよ」と応援されるように仕向けるというのだから、すごい。

 

下準備が整ったところで、ここからいよいよ本題に突入する。

 

「お金持ちのあなたならわかってくれると思うのだけど、日本って税金が高いですよね。私、そういうことに疎くって…」

「どうやら税金が未納だったみたいで、このままだと不動産が差し押さえられてしまうらしいの」

 

「それは大変じゃないですか…」

 

「お金はもちろんあるんだけど、いま銀行口座が凍結されていて、お金を引き出せないんです」

「すぐにお返しするので、300万円貸してくださらない?」

 

「ええ、いいですよ」

 

そんなやり取りで、まんまと相手から大金をせしめてしまう。

 

税金未納。これは、お金持ちだからわかる借金の口実。

 

共通意識を持たせて、秘密を共有することで関係性を高めていくという。

しかも税金なら、ある程度まとまった金額を要求してもおかしくはない。

 

同様の手口で、愛知、静岡、群馬の各地で高齢の男性4人から、計1100万円をだまし取り、懲役3年の実刑判決がくだった。

 

いやはやこの女詐欺師、72歳にして、すごい演技力です。詐欺なんてしないで、女優になって稼げばいいのに、と思ってしまう。

これこそ、本物の詐欺師ですね。(ホンモノもニセモノもないけど)

 

では、「老々結婚詐欺」に遭わないためには、どうすればいいのか。

 

犯罪社会心理学者の西田公昭氏は、恋愛感情に入る前に相手のことを調べ、確実な人でないとつきあわない。と決めておくことだと話す。

 

<対策>

☆出会った時に相手のことをきちんと調べる。

☆お金のやりとりは、結婚前には絶対にしない。

☆お金の話が出たら断る勇気をもつ。

 

 

そうはいっても、出会ってすぐに探偵を頼む人も少ないだろうし、恋愛感情がからんでくると、なかなか難しそうですよね。

とにもかくにも、お金の話が出たらくれぐれも要注意です。

 

少し前、複数の男性を不審な死に追いやった30代女性が取りざたされていたが、いまは女性が男性をだます時代になってしまった。

 

こちらをご覧になっている男性諸君は、どうぞお気をつけて。

女性の皆さんは、周囲の、再婚したがっている男やもめさんにも教えてあげてくださいね。

 

次回から、いよいよベスト3の発表です。

第3位は、今年になって急増している「ロト6悪徳商法」

そのだましのテクニックをお伝えします。

 

(by りーたん)

 

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