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「アナタはこうしてダマされる!」悪質詐欺の手口(6) 「当たり屋詐欺」

 

「最凶詐欺ワースト10」の続きです。第6位は「送りつけ詐欺」でした。

 

第5位

「当たり屋詐欺」

 

「当たり屋」というのは、車にわざとぶつかってきて、言いがかりをつけ金銭を要求する者のこと。

当たり屋に狙われやすいのは、あまり運転に慣れていない中高年世代。

 

被害者続出の「当たり屋詐欺」の手口とはどんなものなのか。

番組で再現していました。

 

再現シーンの撮影場所は、コンビニの駐車場。

 

被害者役の会社員Bさんが登場する。

昼食のお弁当を買いにきたBさんが、コンビニで買い物を済ませ、車に乗り込みます。そして、駐車場に前向きに停めた車をバックで発信させようとすると・・。

 

突然

ガシャン!! という何かにぶつかった音。

あわてて車を降りて車の後ろに回ると、地面にひとりの男性がうずくまっている。

 

男「いったいどこ見て運転してるんですか!?」

 

Bさん「すみません。お怪我はありませんか?」

 

男「体は大丈夫みたいですけど・・、荷物が・・」

 

袋の中の額縁が壊れている。

 

「あーーっ!!  これは、骨董品屋を巡り巡ってやっと手に入れた大事な額縁なんですよ。どうしてくれるんですかっ!!」

 

Bさん「・・・、あのぉ、ちなみにおいくらですか」

男「結構しましたけど、じゃあ、15000円でいいです」

 

不測の事態に動揺しながら、結局Bさんはその場でお金を支払ってしまう。

 

これが、近年全国で急増している新手の当たり屋詐欺の手口だ。

おもにコンビニで多発しているという。

 

「コンビニなどは、騒音対策などで、前向き駐車を励行しています。入るときは頭から入れて出るときはバックだということを詐欺師は知っています。死角になるので、詐欺師にとって都合がいいんです」そう話すのは、当たり屋詐欺の事情に詳しい元警視庁・防犯部門刑事、吉川祐二氏。

 

コンビニは、比較的人の出入りが多く、短時間で買い物が終わるので、駐車場で待ち伏せをしていてもあまり怪しまれる心配がないのだという。

 

詐欺師の手口として、「体は大丈夫」という言葉で気を緩ませるのがポイント。

ドライバーをいったんは安心させ、そのあとお金をせびるのだ。

 

さらなる手口は、品物は、一見、値段のわからないものを選ぶ。

値段はよくわからないが、いかにも高価そうなものを破損させ、「物だけは弁償させる」という方向に持っていく。

品物は、額縁のほかに、ビデオカメラやメガネなど、値段に幅のあるものが多いという。もちろん、壊すのは安物商品だ。

 

そして、その場で払える手ごろな金額にする。これ、今までの詐欺の手口として何回も出てきますね。

 

「警察を呼ぶと時間がかかる」「免許証の点数が気になる」という被害者の心の弱みにつけ込んで、手ごろな金額をその場で即、支払わせるのだ。

世の中には、時間のゆとりのない忙しい人が多いし、「大事(おおごと)にはしたくない」というたいていの人に当てはまる心理をたくみに利用している。

 

「自分たちで解決しようとせず、警察に連絡すること」と吉川氏は強調するが、さてあなたは、当たり屋にあったとき、正しい行動がとれますか?

 

番組では、当たり屋役のスタントマンを用意して実際に検証していた。

ターゲットになったのは、お笑い芸人、デンジャラスのノッチ。

愛車紹介のニセ番組のロケということで、ノッチを車でコンビニに呼び寄せて、実験開始。

 

ここでニセ打ち合わせをして、バックで車を出そうとした瞬間。

ガシャン!!

スタントマンが車にぶつかってくる。

 

すぐさま、あわてた様子で運転席から降りてきて、

「どこ当たりました?? 大丈夫ですか?」「頭は打ってないですか?」

「警察呼びましょうか?」と、地面に倒れているスタントマンに低姿勢で次々に質問するノッチ。

 

「大丈夫です」。「でも、ぶつかった衝撃で額縁が壊れてしまいました」

「・・・」

「これだけ弁償してくれれば警察とかはいいですので」

「そうですか・・」

「いくら払ってもらえますか? じつはこれ、15000円したんですよ。やっと見つけた額縁なんで、これだけは弁償してもらいたいんですが・・」

 

見るからに動揺しているノッチに、強気でたたみかけるように話すスタントマン。

腰を曲げたままあわてて運転席に戻り、財布を持ってきたノッチ。

「あれっない」(めちゃくちゃあわてている)

「いま5000円しか持ってないです」(パニック状態)

 

結局、警察に通報することなく、あるだけのお金を支払っていた。

ノッチの異様なあわてぶりと、「5000円しかない」という場面には思わず笑ってしまった。ノッチって、いかにもいい人そうですもんね~。

でも、もし自分がこんなシーンに遭ったら?? きっと同じような対応をしてしまいそう。

 

「示談の立ち合いは、民事不介入のため行いませんが、警察が来ることで、詐欺の被害が拡大することはありません」「必ず警察を呼んでください」。

吉川氏は、「警察をよぼうとすると、詐欺師の場合、拒否するはずです」と話していた。

 

<対策>

☆事故の規模に関わらず、とにかく警察を呼ぶ

☆相手の連絡先を確認する。

 

「当たり屋」って、昔からいたけれど、考えたらこれも詐欺の一種なんですよね。

昔と違って、いまどき詐欺師は進化しています。

 

どこでどう行動すれば、相手を効率よくだませるか、かなり研究しているといって間違いなさそうです。
みなさん、くれぐれも外出先で車を出すときは、お気をつけて!!

 

次回、第4位は、高齢男性の財産を吸い取る「老々結婚詐欺」です。

結婚詐欺師といえば、男性が女性をだますというイメージでしたが、最近増えている結婚詐欺師は、男性ではなく女性。しかも高齢の詐欺師が増えているといいます。

これも時代をよんだ詐欺の一種。ほんとーに、あの手この手を考えるものです。

 

(by りーたん)

 

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