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「アナタはこうしてダマされる!」悪質詐欺の手口(3)「葬祭詐欺」

「最凶詐欺ワースト10」の続きです。

第9位は「コスプレ詐欺」でしたが、今度はこちら。

 

第8位

「葬祭詐欺」

 

その名の通り、葬祭にまつわる詐欺の手口です。

最近急増しているのが、遺族の弱った心理状態につけこんだ「葬祭詐欺」。

狙われやすいのは、親を亡くしやすい中高年世代です。

 

 

それは、1本の電話から始まります。

ややこしいので、わかりやすく説明しますね。

 

最初のシーンは、葬儀会社。ここに電話がかかってきます。

「はい、こちら東京、赤坂のOXOX葬儀社です」。これは本物。

 

「明日そちらで、父親の葬儀を行う△△の身内の者です」。これが偽物。

遺族だと名乗って電話しているのが、じつは詐欺師なのです。

 

「香典返し用の商品券を、今すぐ自宅に届けてもらえますか?」と、詐欺師が葬儀社に依頼します。

 

これまで、香典返しといえば、葬儀を終え、四十九日後に挨拶状を添えて送るのが一般的でしたが、最近は、遺族の負担を軽減するため、通夜・葬儀当日に渡す「即返し」が増えてきているという。

 

こうした、いまどき葬祭事情を逆手にとって、まず、葬儀会社のスタッフをだますのです。

 

詐欺師が次に電話するのは、遺族の家。

「本日夕方ころ、ご自宅の方に、当葬儀社で委託している業者から香典返しが届きます」

「香典返しは、明日の参列者のみにお渡しするものですので、私が引き取りに参ります」

と、今度は、葬儀会社のスタッフになりすまして、遺族の家に電話し、別業者から香典返しの入った荷物が自宅に届くことを伝えます。

「届きましたら、玄関に置いておいてください」

と、遺族の人に指示します。

 

いまは、通夜や葬儀に必要となる備品は、別の会社に委託することが多いので、そんな電話があっても、何の疑いもなく信じてしまうのだそう。

言われるまま、玄関に「香典返し」の商品券が入った段ボールを置いておくと、様子をうかがっていた、遺族と葬祭会社のひとり二役を演じた詐欺師が登場。

すばやく段ボールの箱を持ち去ります。

商品券30万円分をあっさりと持っていかれ、あとになって、騙されていたことに気づくのだという。

遺族だけでなく、葬儀会社も騙してしまうなんて、ずいぶん大胆で悪質な詐欺です。

 

「葬祭詐欺」。これは、葬儀という非日常の出来事の中で混乱して、細かいところまで管理やチェックしきれないために起こる事件なのかもしれませんね。

第三者からすると、「そんな怪しい電話なら、ふつう気付くでしょ」と思いがちだが、葬儀準備に追われているときは、チェックがすべてに行き届かないということもありそうだ。

また、「自分ではなく、別の人が気を利かせて頼んだのかもしれない」と思ってしまうこともありそう。

 

では、詐欺師はどうして、電話番号などを知っているかというと、地方新聞などによくある「お悔やみ欄」から、葬儀の日時・場所などの情報を入手するのだそう。

常にくまなく新聞をチェックして、リサーチしているんですね。

 

いつも思うのですが、詐欺師というのは、昨今の流行や社会情勢で敏感で詳しく、とても勉強熱心。悪知恵を働かせることにかけては、天下一品ですよね。

 

香典返しに限らず、みなさんも今後、葬儀を執り行う際には、十分注意してくださいね。対策としては、身内同士で、情報を共有することなのですが、バタバタしているときは、それも難しい場合があります。

 

外注や業者に依頼するときは、細心の注意を払う必要がありそうですね。

 

<対策>

☆葬儀の際、金品に関するにことは、できるだけ喪主以外の遺族・親類で管理すること。

 

「詐欺の手口、ワースト10」の4つめ、「代引き詐欺」の手口と対策は次回アップします。

第7位「代引き詐欺」を読む。

 

(by りーたん)

 

 

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