グルメ

食の歳時記 ②銀杏・ぎんなん

ぎんなんを買った。

 

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ぎんなんは臭い。

臭いのに調理すると、その匂いがまったく気にならなくなって、おいしさが勝るのが不思議だ。

 

子供の頃、近所に大きなイチョウの木があった。

秋になって、その葉が黄色く色づくとともに、その実が地面に落ちる。

父はそれをよく拾いに行っていた。

バケツにカナバサミを持ち、ゴム長を履いて、ゴム手袋をはめてという完全防備のスタイル。

集めてきた実は、土の上で踏んで中を取り出し、よく水洗いをして、干して……。手間のかかる作業だ。そして独特の匂いがあたりに漂う。

 

当時、臭いのがイヤで、ぎんなん拾いを手伝うことはなかったけど、食べるのは好きだった。炒って食べたり、茶碗蒸しに入っているのを食べたり。

 

大人になってお酒をのむようになると、ますますぎんなん好きに。

翡翠のように蒼くツヤツヤのぎんなんの実は、サンマと並んで秋をあらわすアイコンのようなものだ。

 

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さて、ぎんなんの食べ方である。

封筒に入れて電子レンジにかける、というのが最もお手軽な方法だといわれているが、このやり方はちょっと苦手だ。

加熱しすぎて実が情けないほど縮んでしまったり、加熱が足りなくて、外側の固い殻がはじけてくれなかったり、とうまくいかない。

 

というわけで、わが家の場合は原始的に、ペンチで外の殻を割ってから、フライパンで炒ることにしている。

そのとき、油を少量フライパンに敷く。

油を敷くことで熱が均等に回って、きれいに仕上がるように思うからだ。

 

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フライパンの上でコロコロ、コロコロ。

火が通ったら、キッチンペーパーの上にあげて、周りについた油を拭き取る。

 

 

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以上で完成。

塩をちょっぴりつけて食べる。

日本酒がすすむ、すすむ。

 

 

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ぎんなんを炊き込みご飯に入れたりすることも。

秋の味覚のキノコを使った炊き込みご飯なんかに入れると、彩りもよくて季節感もバッチリ。

 

そんなとき、ぎんなんのまわりについている薄皮をはがす、という作業が伴う。

これがけっこう面倒くさい。

簡単にできる方法があれば、教えてほしいものだ。

 

わが家でのやり方は、鍋にぎんなんが浸かるか浸からないかくらいの湯を沸かし、泡立て器でシャカシャカかき混ぜながら茹でる、というもの。

 

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薄皮が泡立て器にひっかかって、はがれてくれる。

完全にはがれなくても、はがしやすい状態になり、手でむきやすくなる。

 

いずれにしても、それなりの手間はかかるわけだけど、好きなものを食べるためには多少の手間ひまは仕方ない。

 

貝やキノコ、油揚げと一緒に炊き込んだ、ぎんなん入りご飯。

 

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緑がきれいに発色し、おいしく食べられる時期は秋からお正月くらいまで。

おいしい食べ方、簡単な薄皮のむき方、おすすめがあったら教えて欲しい!

 

 

(土井ゆう子)

3 Comments

  1. nobuko

    昔、ストーブで銀杏焼き焼き食べ過ぎて
    はなぢが出たのは私です。

    銀杏の薄皮、むくの大変ですよね。

    ニンニクの皮むきするシリコン製の筒みたいな器具が
    ひょっとしたら使えるかも・・

    でも、お湯で茹でながら泡だて器でって知りませんでした。

  2. YUKO

    nobukoさん
    ぎんなんでハナヂ・・・。
    どんだけ食べたんや〜??

    シリコン製の筒ですか。
    持ってないけど、銀杏の薄皮はニンニクの薄皮より手強そうですよね。

  3. けい

    ぎんなんのみどり色がとってもキレイ!
    ぎんなんって、買うとけっこう高いんですよねぇ。今度道の駅で見つけたら買いたいな。(って、もう遅いかしら)

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