冬になると、タラの白子が魚売り場に並ぶ。
鍋の具材として、あるいは白子ポン酢で食べるのが一般的だが、たまにはちょっと手を加えて調理。パン粉焼きにしてみた。
パリッと香ばしい衣の中から、とろ~り、クリーミーな白子があふれ出る。白ワインや日本酒との相性がいい。
作り方
① 白子は水で洗うかわりに、日本酒でふり洗いするか、少しの時間浸け、水気をふいてから、塩を軽く振っておく。
② パン粉はフライパンで香ばしく炒り、すり鉢で細かく砕く。
このひと手間で、ぼってり重くならず、軽い食感になる。関西風の串揚げのようにサクサクに。
③ 白子にすりおろした山いもをからめ、接着剤にして、パン粉をつける。
④ フライパンにバター(1かけ)とオリーブオイル(大さじ1くらい)を入れて加熱し、そこに③をそっと入れる。
⑤ 両面こんがり揚げたら、お皿に盛り付け完成!
熱々を口にして、冷酒を流し込む。
誰かが白子の味を「生殖のラインを断った濃厚さ」と表現していたのを思い出した。
(テキスト/土井ゆう子)
簡単なのに、割烹やバルで食べる本格的な味になりそう!
パン粉を細かくすりつぶすのがポイントですね~。
KAORUさん。そう、そう。パン粉細かくつぶすのって、関西風串揚げとかもそうらしいですよ。