グルメ

乾燥熟成肉 ドライエイジングビーフっておいしいの? (その2)

富士宮の「さの萬」っていう精肉店でドライエイジングビーフなるものを買ってみた。

前回までのお話は乾燥熟成肉 ドライエイジングビーフっておいしいの? (その1」)を読んでね。

 

お肉に同梱された焼き方を書いた紙によると

■フライパンで焼く場合(牛サーロイン厚さ3センチくらい)

①肉を常温に30分おく。

②厚いフライパンで強火で片面1分30秒ずつ、表面を茶色く焦がしぎみに両面を焼く。

③アルミホイルを3重にしたもので肉を包み込み15分間おく。

④ホイルを広げ肉の両面に塩をふる。

⑤強火のフライパンで両面を30秒ずつ焼いて出来上がり。

 

この③以降を、アルミホイルで包む代わりに、80℃のオーブンで15分間寝かせてもいいと書いてある。

 

そこでワタシは考えた。

鋳物のふた付きプレートで肉の表面を焼き、そのまま蓋をして15分間寝かせることにする。保温性の高い鋳物プレートなので、アルミホイルで包んだり、オーブンで寝かせるのと同じことになるはずだ。

 

手順は下の通り。

 

①鋳物のプレートを熱し、肉の側面の脂面がきつね色になるまで焼き、プレート全体に脂をまわす。

さの萬7

 

 

 

②強火で片面1分30秒ずつ、両面焼く。

「ちょっと焼き過ぎかな??」と思ったけど、そう書いてあったから忠実に守る。

 

奥がサーロイン、手前がロース肉

奥がサーロイン、手前がモモ肉

 

③両面焼いたらコンロの火を止めて、プレートの蓋をし、15分間待った。

さの萬9

 

 

この15分間。ワインをあけたり、グラスを出したり、付け合わせの野菜を用意したりとけっこうワクワク気分だった。

でも、楽しかったのはここまで。

 

キッチンタイマーがリ・リ・リ・リと鳴った。

プレートの蓋をいそいそとあけた。

 

うひぁ~。

 

蓋をあけた瞬間、明らかに焼き方が失敗だったってことがわかった。

だってプレートの中が、肉汁の池のようになっていて、肉はその池の中に厚さ1/3分くらい浸かっていたのだ。

この肉のどこに、これだけの肉汁が含まれていたの???

と驚く一方で、旨みも肉汁と一緒に流れ出たことをさとった。

 

あまりにもショックが大きく、その現場の写真を撮ることができなかった。

 

やはり、パンフレットに書かれていた通りに焼くべきだった……。

バカ・バカ・バカ!! わたしは大バカだ!!!

 

それでも、食べるしかない。

 

確かに肉の香りが、豊かで強い。

でも味のほうは深い・・・・・とは言えない。

しかも固い! あきらかに焼き過ぎ。

 

そういえば〝片面1分30秒ずつ焼く〟って書いてあったけど、それって厚さ3センチの肉の場合……。うちの肉は2センチくらいだったネ。

そりゃ、焼きすぎになるはずだ!!

 

さの萬12

 

 

本来なら、肉の断面はもっと赤くなくてはいけない。

こんな姿になってお肉がかわいそう。

お肉に大枚はたいたワタシもかわいそう、というか情けない。

お肉にあわせてクレソンもわざわざ買ったのに……、むなしい。

 

 

さの萬11

 

 

サーロインとモモ肉各1枚を焼いたが、ドライエイジングビーフのおいしさも価値も理解できないまま終わってしまった。

あと1枚だけロース肉が残っている。

今度は絶対、焼き方に失敗しない、と心に誓った。

 

つづく

 

土井ゆう子

 

4 Comments

  1. nobuko

    うわ~(;;) それはもったいなーい!

    珍しいお肉だし 味の報告をとても楽しみにしていたのですが(食い意地が張ってる)。 ワインもクレソンも用意して、蓋を開けた時の衝撃を思うと、泣けちゃいますね。

    >この肉のどこに、これだけの肉汁が含まれていたの???

    へえ~(@@)

    40日も乾燥させて、肉が浸るほど肉汁があるなんて、聞けば聞くほど不思議。タダモノではないんだろうなあ。

    あと1枚のロース報告に期待します。

  2. 匿名

    ぎゃー(>_<) お気持ちお察しします。
    私もよくある、勝手な判断。
    そういえば、ウチが買った熟成タンは
    獣臭があり、期待はずれでした。
    熟成ってなかなか難しい❗️

  3. YUKO

    匿名さん。
    熟成タンって、獣集が出るんですか・・・。
    臭いになるか香りになるかは、紙一重ですね。
    熟成は奥が深くて、素人には扱いが難しいですね。

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