ファッション

石田純子さんの「着まわし力のある大人服」トークショー

先日、『主婦の友デラックス2016』刊行記念イベントとして、スタイリスト石田純子さんのトークショーが三越伊勢丹恵比寿店にて開催されました。 テーマは「着まわし力のある大人服」。ジャケット、ロングカーディガン、チュニック、ワンピースの4つのアイテム別に、選び方のコツと着まわしテクをご紹介します。

 

■ジャケット 

ソフトなタイプを選べば、幅広く活用できる

ジャケットー1-11枚持っていると重宝するジャケットは、ビジネス仕様にならないやわらかいニュアンスのものを選ぶと、改まった席からカジュアルシーンまで着まわせます。写真のものはストレッチが入っているので、肩もこらず着心地も満点。ウエストの位置が高めに設定されているので足長に見え、パンツ、スカートとなんでも合わせられます。今年流行中のガウチョパンツとも相性よし。「ウエストの位置がちょっとだけ高いというのがポイント。高すぎると子どもっぽくなるので、注意して」(石田さん)

 

 

 

<着まわし①>

スーツとして着るときは、胸元にポイントを

ジャケットー2-1元々スーツ用につくられているジャケットなので、同じ素材のスカートと合わせてスーツとして着用。地味な印象にならないように、華やかなスカーフをポイントにすると若々しく着こなせます。「光沢のあるスカーフを合わせると、クラスアップして見えますよ」(石田さん)

 

 

 

 

 

<着まわし②>

ボトムスにデニムを合わせておしゃれにカジュアルダウン

ジャケットー3ジャケットとデニムは意外と相性がいいもの。デニムと合わせてカジュアルダウンさせ、おしゃれ上級者を目指してみては。この場合も、ジャケットとデニムをつなぐアクセサリーが必須。ピンク色のスカーフで胸元に華やかさをプラスして。

 

 

 

 

 

■ロングカーディガン

ひざ丈のものを選べば、Iラインをつくれて体型カバーにもなる

カーデー1-1今年のトレンドのロングカーディガンは、1枚はおるだけでおしゃれに見える便利アイテム。ひざ丈のものを選べば、ウエストやヒップも隠せて縦長シルエットがつくれ、着やせして見せることができます。「若い子の間ではくるぶしまであるものも流行っていますが、大人がうまく着こなすには、ひざ丈がベスト。時々ヒップくらいの丈をロングと思っている人がいますが、それでは逆効果。丈がポイントです」(石田さん)

 

 

 

 

<着まわし①>

同系色のストールをさらりとかけて上品に

カーデー2-1カーディガンとなじみやすい薄いグレーのストールをプラス。透け感があるので軽やかな印象です。ストールは巻かず、カーディガンにそわせるようにかけるとエレガント。

 

 

 

 

 

 

<着まわし②>

後ろでボタンをとめてボレロ風にするとおもしろい

カーデ3-1 (2)後ろで1か所ボタンをとめると、前の両肩の部分がボレロ風に変身。これだけで表情ががらりと変わります。「これはロングカーディガンだけでなく、手持ちの普通丈のカーディガンでもOK。身頃に少し余裕のあるものを選んでトライしてみて。着なくなったもので試してみるのも楽しいですよ」(石田さん)

 

 

 

 

 

<着まわし③>

ベルトでXラインをつくってフェミニンに

カーデー4-1ベルトをしてXラインにチェンジ。メリハリが出て女性らしい雰囲気になります。つけ襟のような黒の変わりストールを巻いて、大人っぽく。ストールに表情があるので、全体を同系色でまとめても地味になりすぎません。

 

 

 

 

 

 

<着まわし④>

ンピースにはおって、チェックのマフラーをきかせる

カーデー5-1無地のワンピースにはおってもおしゃれ。それだけだとかたい印象になるので、チェックのマフラーをプラス。少しカジュアルテイストで、大人かわいいスタイリングのできあがりです。

 

 

 

 

 

 

<着まわし⑤>

赤いカーディガンに変えてメリハリのあるコーデに

カーデー6-1グレーのロングカーディガンを赤にチェンジ。大人が赤を着るのはカッコイイ!「若いころは苦手と思っていた色も、この年になると不思議と似合うもの。最初からダメだと決めつけないで、トライしてみて」(石田さん)

 

 

 

 

 

■チュニック

モダンなデザインを選ぶのがおしゃれのポイント

チュニックー1-1一度着るとやみつきになってしまうチュニックですが、数年前と同じ着こなしを続けていると逆に老けて見えることも。モダンなデザインのものを選んで、若々しく見える着こなしを。写真のものは身幅がゆったりとしていて、裾に向かって少し細くなったコクーンシルエットのもの。今年らしいデザインです。細身のパンツを合わせて、黄色がアクセントの変形マフラーをポイントにして。

 

 

 

 

<着まわし①>

るいグレーのストールでシンプルシンクに

チュニックー2-1薄いピンクの入ったグレーのチェック柄ストールにチェンジすれば、落ち着いた印象に。上品な雰囲気になって、大人服ならではのコーディネートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

<着まわし②>

ジャケット、ストールと全身黒に統一してモード感を演出

チュニックー3-1ボレロ風の黒のジャケットと黒のストールをプラス。「全身黒は苦手、と言う人もいますが、光沢感の違うものを組み合わせると、ニュアンスが出てモードな雰囲気になりますよ」(石田さん)。同じ色でコーディネートするときのテクとして覚えておきたい。

 

 

 

 

 

 

 

■ワンピース

柄物やデザインに特徴のあるものををセレクトして若々しく

ワンピー1-11枚をストンと着るだけで様になるワンピースは大人気。着まわしがきくようにシンプルなデザインのものを選びがちですが、全体がかたい雰囲気になってしまうことも。遊びのある柄、デザインを選ぶと若々しい印象になります。写真はプリントのワンピースに紺色のアンゴラのマントを合わせたもの。ワンピースの柄の色を拾って合わせるとしっくりなじみます。「タイツの紺色もポイント。色を合わせると、ちょっと若向きかな、というワンピースでもおしゃれに着こなせますよ」(石田さん)

 

 

 

<着まわし①>

赤いカーディガンでガーリーなコーディネートに

ワンピー2-1反対色の赤いカーディガンを合わせるときは、赤の面積の少ないタイプのものを選ぶのがポイント。子どもっぽくならず、アクセントになってキュートな印象です。

 

 

 

 

 

 

 

<着まわし②>

レザーのジャケットを合わせてカジュアルに

ワンピー3-1ちょっとかわいらしい感じのワンピースは、レザーのジャケットで辛さを加えて全体を引き締めて。レザーがほどよくカジュアルダウンさせてくれます。ワインレッドのマフラーをくしゅっと巻けば、甘辛ミックスの大人カジュアルの完成です。

 

 

 

 

 

 

 

着まわしのコツは2か所リンクさせて変えること。手持ちの服でいろいろ試してみて

 

このワンピースにはこのネックレス、このジャケットにはこのスカート、と決めてしまっていませんか。せっかくのお気に入りの洋服、ワンパターンじゃつまらない!たとえばいつものワンピースに違うストールを合わせる。それでなんかしっくりこないな、というときは、もう1か所連動させて変えるのがコツ。タイツやバックをストールと同系色にしてみるとすっきりまとまります。「アクセサリーを1つ変えるだけでなく、もう1か所何か変えてみて。とにかくあきらめないでいろいろ試してみること。そうすれば、着こなしの幅も広がって、もっとおしゃれが楽しめるようになりますよ」(石田さん)

 

 

『石田純子のファッションストリートチェック』

 

表紙41人の方に登場してもらって、石田さんがファッションチェック。プロローグに「ここに登場してくださった方々が特別なわけではありません。ほんのちょっと手間をかけたり工夫をするだけで、おしゃれは見違えるように変わります」と書かれているように、登場する方はモデルではありません。いつものコーディネートをワンランクアップさせるちょっとしたコツを石田さんが伝授。それだけでおしゃれになるから不思議です。すぐにマネできるテクニックが満載で、明日からの着こなしのヒントになる一冊です。 (主婦の友社刊 1300円)

 

 

 

 

 

 

石田純子のファッションストリートチェック―「おしゃれで変身」が人生をもっと楽しくする

新品価格 ¥1,404から (2015/12/5 06:51時点)

6 Comments

  1. けい

    石田純子さんのコーディネートは、実際に使えるのがありがたい!
    モデルさんも美しいのでしょうが、スタイルがよすぎないのもイイ!

    ロングカーデガンはひざ丈ですね!
    明日買いに行っちゃおうかな ( ̄m ̄* )

  2. tomoko

    けいさん
    石田さんの着まわし術は、何度イベントに参加しても、新しい発見があって本当に楽しいです。
    ロングカーディガンは超おすすめ。ショーではパンツと合わせて着まわしていましたが、私はスカートやワンピースとも合わせています。スカートもAライン、プリーツ、フレアーなど何でもOK。これからの時期は暖かいのもうれしいアイテムですよ。ロングカーディガンに限らずですが、カーディガンのボタンを後ろでとめてボレロ風にするテクは、早速実践しています。古いカーディガンも生き返りました。

    ちなみに、ご紹介した書籍ではほとんどがモデルさんではない人が登場してファッションチェックを受けるというものですが、今回のショーは月刊誌『ゆうゆう』などで活躍されているプロのモデルさんです。うらやましいくらいのスタイルでしたよ。

  3. nobuko

    ロングカーデは膝丈がいいのか~。
    いや参考になります。

    私の場合、まず着られる服から選ばなきゃだけど。
    着こなしで少しは痩せますもんね。

  4. tomoko

    nobukoさんへ
    ホント、着こなし次第。気になる部分をうまくカモフラージュすることだと思います。
    ロングカーディガンの中に着るトップスも、写真の白いブラウスのようにウエスト部分に重なりのあるデザインのプルオーバータイプにすれば、気になるおなかも目立たなくなります。その上でネックレスやストールなどをすれば、視線をそらすことができてすっきり。
    ワンピースも少しゆとりのあるAラインのものを選んで胸元にアクセサリーでポイントを持ってくるなど、工夫をすれば着やせして見えますよ。
    春に出版された石田純子さんの著書『大人服おしゃれセオリー』は、お悩み別にコーディネートを紹介しているので、ぜひ見てみて。

  5. りーたん

    こちらのトークショーに伺えなくて残念でしたが
    丁寧なレポートのおかげで、よくわかりました。
    tomokoさん、ありがとうございました!

    石田さんは、私達熟年の体型と気持ちをよーく理解して
    いるのだなぁと感心します。

    お悩み箇所は上手にカバーしつつ、
    若々しく見せるポイントをつかんで着こなす、
    ということですよね。
    そんなお助けアイテム(服やアクセ)を揃えることからスタートですね~

  6. tomoko

    りーたんさんへ
    石田さんのスタイリングは、いつも本当にステキ!!!
    気になる部分をうまくカバーして、おしゃれに見せるテクニックには、感心しきりです。
    デパートの一般向けコンサルティングやカルチャースクールの講師など、今まで何百人ものスタイリングをされていますが、「その人がパッと輝く瞬間があって、それを見るとうれしくて仕方がない」とおっしゃいます。
    私自身、このワンピースにはこのネックレスにこのタイツにこのパンプスと決めてしまっているところがあって(忙しい朝はそれが便利だったりして(笑))、そうするとすぐに飽きてしまうんですよね。もっとうまく着まわせるようになったら、毎日がずっと楽しくなるんだろうな、と今回のトークショーで改めて思いました。早速、アクセサリーをいろいろ出して、試しています。忘れていたブローチが出てきて思わぬ発見もあるんですよ。
    新しい洋服をいっぱい買うことはできませんが、おしゃれなタイツを新調するだけでも楽しい気分になるので、ぜひなにか今年らしいアイテムを投入して、おしゃれを楽しんでください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。