ファッション

スタイリスト石田純子さんの「捨てられない服をオシャレに着こなす」@DUEdeux

大人世代ともなると長く生きている分、「捨てられない昔の服」が何着かクローゼットに眠っているという人が多いもの。 「ブランドもので値段も高く、素材が上質」「あまり着ていないので、捨てるのには抵抗がある」など、その理由もさまざま。「そんな捨てられない洋服も、着こなし方次第でオシャレに復活させることができますよ」とスタイリストの石田純子さんは言います。今回は、石田さんのセレクトショップDUEdeux(ドゥーエ・ドゥ)でのセミナーに参加した人に「捨てられない服」を持ってきてもらい、どう着こなすかを実際にレクチャーしてもらいました。(モデルではなく、参加者に実際に着てもらったため、顔部分をカットしています)

「捨てられない服」を復活させるポイント

■トレンドのものと合わせる

今風のゆったりとしたアイテムやパンチがある小物を合わせれば、シルエットの古臭さは気にならなくなります。

■ボトムにボリュームを持たせる

その昔はナチュラルストッキングにパンプスを合わせて着こなすのが定番でしたが、それだと古臭いまま。ジャケットはロングスカートやワイドパンツを合わせたり、短い丈のワンピースやスカートは下にスキニーパンツをレイヤード。足元はひも靴やスリッポン、スニーカーにしてボトムにボリュームを持たせると、旬のバランスになります。

■困ったときはデニムの力を借りる

昔のジャケットにはインにTシャツにを着て、ボトムにデニムを合わせてカジュアルダウン。ワンピースはレギンスをはいてGジャンを着るなど、デニムをプラスして着崩すと今どき感が出ます。

 

20年前の小花柄のスカート

まずは石田さん自身が、20年前に買って捨てられないという小花柄のスカートで登場。「昔は花柄の甘さを消すために、黒のレザージャケットやニットに黒のブーツでコーディネートしていたけど、この年になると体型もシャープさがなくなっているから、甘さを消す必要がなくなりました(笑)」「大人世代は逆に明るいものと合わせた方が若々しく見えますよ」と石田さん。オペラピンクのニットを合わせ、下には黒のレギンスに白の厚底スリッポンを。足元にボリュームを持たせることで今風に変身しました。

 

30年前のキャメル色のレザージャケット

30年前にお世話になった人からただいたというキャメル色のレザーのジャケット。インにプリントのプルオーバータイプのブラウスを着て、ボトムに濃紺のフレアースカートを合わせ、革のもつハードさをやわらげます。レザーのジャケットは、インナーにシャツ、ボトムにストレートのパンツを合わせるとサラリーマン風になってしまうので、要注意です。

 

その昔活躍した黒のカシミアニット

25年前から愛用しているというカシミアのニットは、昔の着こなしのままタイトスカートやシンプルなパンツに合わせると古臭くなるので、トップのコンパクトさを生かしてボトムにはロングスカートをセレクト。今年のトレンドのアコディオンプリーツスカート+厚底のひも靴で、古さを感じさせないコーディネートの完成です。

 

レトロ感たっぷりのワンピース

昭和レトロな雰囲気のワンピースはナチュラルストッキングにパンプスだと若いOL風になってしまうので、ソックスに厚底のひも靴で少しはずして着こなしをグレドアップ。胸元に白のつけ襟と白のブローチを加えれば、顔写りもアップします。

 

10年前のレーシーなスカート

レースのカットワークが裾にあしらわれたスカートは10年くらい前に買って一度もはいたことがないのだとか。フェミニンにまとめると女らしさが強調されすぎてしまうので、グレーのソックスと白の厚底のひも靴でドレスダウン。インナーに白のカットソーを着て、動きのある軽い感じの白のロングカーディガンをはおれば、やわらかい抜け感を演出できます。

 

式典で活躍した黒のワンピース

黒のアンサンブルのノースリーブのワンピースはそのまま着てしまうとあか抜けない感じですが、前ボタンのシャツワンピースをコート風にはおれば、あっという間に旬のスタイルに。スリット入りのレギンスをはけば、丈の短さもカバーできます。足元は厚底のサンダルでトレンドを抑えて。

 

20年前の麻のフレアースカート

20年前に購入したという麻素材のスカート。一度もはいたことがないとは、もったいない。長さもあるので、今着ても古臭さを感じません。トップに白のタンクトップとボレロ風のショート丈のカーディガンを。無地の白のカーディガンだと白と黒に色が分断され浮いた感じになってしまうので、肩の部分に黒い花のモチーフのついたものをセレクト。スカートとのつながりができてしっくりまとまります。

 

遥か昔のレザースーツの黒ジャケット

上下レザーだと冬っぽくなってしまうので、ジャケットを使ってコーディネート。まだ寒い日も多い春先には、レザーのジャケットは1枚あると便利。インナーにあわいブルーのストライプのブラウスを着て、白のワイドパンツを合わせると春にピッタリの着こなしに。レザーのもつハードな雰囲気が消えて、女性らしい大人のカジュアルになりました。

 

黒のギャザースカート

買ったはいいけどなかなかはきこなせないという黒のギャザースカート。ボリュームのあるスカートはフェミニンになりがちですが、トップにブルゾンを合わせてカジュアルダウン。インには手先までカバーするタートルのカットソーを着て、赤を効かせ色に。黒のスキーニーと厚底のひも靴で、トレンド感たっぷりにアップデートされました。

 

昔買った小花柄のベージュのシャツ

子どもの卒業式に着たという小花柄のベージュのシャツは、それ以来クローゼットの奥に。合わせやすい色合いなので、今でも活用したいもの。インに黒のタンクトップを着て、サイドにプリーツの入ったロングスカートを合わせれば、上品で好感度の高い着こなしに。胸元の黒×シルバーのアクセサリーが全体を引き締めてくれています。

 

 

 

 

『捨てられない服 新しい一歩を踏み出すきっかけは身近にある

クローゼットに眠らせたままの捨てられない服ありませんか?「捨てられない」のなら、しまい込まず着てみませんか? 本書には石田純子さん流の復活コーディネートのコツが満載。著名人から読者まで、古い服とは思えない変身ぶりに驚くばかりです。巻末には石田さん自身が登場して、長年の愛用品を披露。捨てられない理由や着こなし方も詳しく紹介しています。

主婦の友社刊・1500円(税抜き)

 

(さかがみ)

 

4 Comments

  1. nobuko

    やっぱり今年は厚底ですねえ。と、また靴を見ている私(苦笑)。
    この前、よし!ここで見たような靴を買おう!と
    月島は遠いからと二子玉川へ行ったのですが・・。
    予定とまったく違う、カンバルー革のスニーカーを買ってしまいました。
    それも一目ぼれした色はサイズが無くて、買う予定じゃなかった色のやつ。
    何やってんだ私は、買い物下手でどーしようもないです。

  2. tomoko

    nobuko様
    以前厚底のブロンズ色の靴が欲しいとコメントをいただきましたね。こんにちは!
    スニーカーですが、相変わらず大ブーム。私も困ったときは今だに白スニーカーをはいていますよ。
    厚底は遥か昔、厚底のスニーカーブームのころに買ったことがありますが、足をくじきそうになって。。。それでなかなか手を出さなかったのですが、今回厚底のスリッポンを購入。昔のものより軽いし安定感があってはきやすいです。
    それにしても「若々しくオシャレに見せるためにはなにはなくても足元!」を今回のセミナーで実感しました。厚底、すーごくオススメですよ。

  3. YUKO

    tomokoさん
    昔の服、おもしろいですね。
    私もなかなか捨てられない昔の服、けっこうあります。
    昔はけっこうブランドもので高い服を買ってたけど、最近新たに買うのはリーズナブルなものばかり。
    昔のもときに取り出して着てみようとするけれど、やっぱりなんか変で、結局着ることがありません。
    昔の服はメリカリでもまったく売れないですしね。
    これを参考に、少し工夫してみようかな・・・・。

  4. tomoko

    YUKO様 
    この年になるとみんな「捨てられない服」ありますよね。断捨離しようとするものの、「ちょっと待って」って思ってしまう服。それならクローゼットにしまい込まないで活用させよう、という企画(本)です。復活させるポイントは上記に上げていますが、中でも一番重要なのはボトム。靴を昔合わせたパンプスではなくスニカーなどの重さのあるタイプにするだけで、まったく変わった印象になります。また、若い子だけと思われがちなレイヤードにも注目! ぜひ試してみてくださいね。

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