夫婦・家族

熟年離婚の心得

「熟年離婚」は、子どもの成人、夫の定年をきっかけに、たいてい妻側から申請するケースが多い。

ずっと我慢してきたが、長年の不満や恨みつらみ、怨念(?) などが蓄積し、機会を見て離婚届けをつきつけるようだ。

 

長い共同生活によって情が移り、「許してあげるモード」には、残念ながらならないらしい。女は、過去のことをよーく覚えているので、そう簡単にはご破算にはしない。妻をそこまで思い至らせた理由が、確かに存在するのである。

 

ところで先日、このブログの「ブックレビュー」で、黒川伊保子さんの著書「夫婦脳」について書いたが、この本には、「熟年離婚の心得」についても触れていたので、またまた紹介します。

 

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熟年離婚ほど、離婚の原因をクールに分析して、 自分の何が相手を傷つけ、自分が何を譲れなかったのかを しっかり見据えたほうがいい。相手の何が自分を傷つけたかは、 後回しにして、あとでゆっくり恨めばいいことだ。

 

熟年離婚は、ボディブローのように後から効いてくる。たしかに離婚直後は、せいせいして重石がとれたような気持ちがするだろう。しかしやがて圧倒的な敗北感が襲ってくる。

なぜなら、熟年離婚とは、長い人生時間を否定する行為だからだ。長い時間を費やして、とうとう人間関係の達人になれなかった未熟な男と女にすぎなくなるのである。

 

もちろん第三者がそうみるのではない。自分の内側から沸いてくる敗北感だ。だからこそ始末が悪い。

 

(中略)

 

そんなときに、死にたくなったりしないために、「自分はここが譲れなかった」「やりようはわかってはいたけれど、 プライドを尊重して凛々しく別れたのだ」と自覚しておくことだ。相手の欠点をあげつらうだけでは、脳は、長い人生時間のプライドを保つのは難しいのである。

 

というわけで、 離婚を決心したら、お互いが譲れなかったポイントと、どうすればうまくやれたかを理解してから、 どうか別れてくださいね。

多くの場合、それができたら、別れる必要もなくなるはずだけど。

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とあります。

なかなか奥深いお話です。

 

「お互いが譲れなかったポイント」ですか~。

ここまでは許すが、ここからは許せない。ということを自覚する。

それは出来そうな気もするが、「どうすればうまくやれたか」というところで、とたんに難易度があがる。

特に女性は、自分のほうが正しい、と信じて疑わないところありますからね。

 

要するに「自分を見つめなおしなさい」ということなのでしょうが、それが冷静にできれば、苦労はないですよね。

 

一人で考えるのが難しかったら、ぜひ「離婚カウンセラー」に相談を (笑)

次回は、「妻側から言い渡す離婚劇」について書いてみます。

 

(渡辺里佳)

 

 


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