夫婦・家族

「離婚調停を申し立てたいのですが、どうしたらいいですか?」回答2

 

幅広い年代のカウンセリングを受けていて感じるのは、どの年代になっても、「男女間の悩みは尽きない」ということ。

 

熟年になったら達観して、たいていのことは許せる広い心になるものだと漠然と思っていましたが、そんなことはなく、むしろ、長くともに生きてきた分、相手に対する執着が強く、恨みつらみも大きく膨らんでしまうようです。(私が接するのはカウンセリングに来ている方なので、多くの人は、あきらめかガマン?)

 

だからこそ、早めに手を打っておかなければ収束は極めて困難になってしまいます。修復と一口にいっても、離婚するよりも難しい面もあり、放置すれば収束するというものでもありません。

 

長くなった人生、一人の人と添い遂げるというのは、努力や工夫、アイデアなくしては、仲のいい関係を継続するのはなかなか難しいことのよう。

 

一方、「一人では寂しい」とオトナ婚も増加しているのですから、人間というのは、つくづくないものねだりの生き物ですよね。

 

 

さて、「離婚調停」に関する話の続きです。

 ご相談はこちら。

 

 

「夫婦関係調停申立書」は、裁判所のHPからダウンロードできます。

 

申立書の2枚目が「申立ての趣旨」となり、「円満調整」と「関係解消」が並んでいます。離婚の方向を望む場合は、右の「関係解消」の欄にチェックを入れます。

 

申立書の記入例

http://www.courts.go.jp/vcms_lf/7501rikon.pdf

 

 

さらに「申立ての理由」の欄では、同居・別居の時期を記し、「申立ての動機」の欄で夫婦関係が不和となった項目に丸をつけます。

 

性格が合わない

異性関係

暴力をふるう

酒を飲みすぎる

性的不調和

浪費する

病気

精神的に虐待する

家族をすててかえりみない

家族と折り合いが悪い

同居に応じない

生活費を渡さない

その他

 

と13項目が並んでいますが、複数丸を付けても可能。もっとも重要な理由に二重丸をつけます。

離婚したい理由は、家庭によってそれぞれ違うのでしょうが、申立書に記載されているということは、これらの動機が多くを占めているということなのでしょうね。

 

ここには書ききれない、もしくは調停の場で、上手に話す自信がない場合は

「陳述書」を作成するといいでしょう。

 

調停にかかる時間は、130分足らず。限られた時間を有意義に使うために、気持ちを整理して文書にしておくと、当日あわてずにすみます。

また、事前に調停員に読んでもらうことで理解を得られやすいでしょう。

 

書式に決まりはありませんが、冒頭に「陳述書」と記して、以下のように時系列に箇条書きにすると読みやすいでしょう。

 

(記入例)

1. 出会いから結婚までの経緯

2. 結婚と入籍の状況。費用がかかった場合はその内訳など

3. 双方の仕事について

4. 収入と財産について

5. 現在の生活状況について

6. 今後の要望

 

子どもがいる場合は、養育や扶養に関する内容が加わりますが、相談者の場合は、子どもがいないので、上記の内容を正確に記します。

陳述書は裁判の証拠にもなるので、嘘を書かないのがポイント。冷静に感情的にならずに事実を書きます。

自分に有利なことや、困っていることなどは細かく書いた方がいいですが、うらみつらみなど感情的な言葉を並べるのは、調停員の心証を悪くしてしまいます。相手にプラスになることについて、弁明があれば、書いておくと有効です。二人の性格などに触れても構いません。

 

「陳述書」は調停と一緒に出すのが一般的ですが、調停か始まってから提出してもかまいません。双方の調停員と自分用に部用意するといいでしょう。

 

次回は調停の流れについて書きます。

 

(渡辺里佳)

 

 

4 Comments

  1. nobuko

    >そんなに考え込む必要はないですよ

    ま、まあ・・取りあえず離婚予定はないのですけど。
    (^^;)ついフムフムと読んでしまいます。

  2. 渡辺里佳

    離婚予定がなくてよかった(笑) 

    >ついフムフムと読んでしまいます。
    そうですよね。こういう内容って、普段は目にする機会ないですもんね。調停の現場とはどういうものなのか、参考にしてくださいませ~

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