夫婦・家族

「離婚調停を申し立てたいのですが、どうしたらいいですか?」回答

ふっくんこと布川敏和さんとつちやかおりさんの離婚が成立しました。

思いのほか、早く離婚しましたね。

もう話し合ってもムダ、修復不可能な段階にまで到達していたのでしょう。

 

こちらの二人。「心が離れてしまった妻と、まるで気付かない夫」という、典型的パターンの夫婦でした。

 

つちやかおりさんは、ずーーーっと前から、夫に対する気持ちは冷め、次のステップを考えていたというのに、夫である布川さんはそのことに、まったく気づいていませんでした。

会見前に電話で話したというレポーターの話では、布川さんは「寝耳に水状態。離婚なんてまったく考えていない」と本気で話していたそうです。

ふっくん、相当な鈍感力です。

女性なら、第六感が働き、敏感に感じ取るというのに…。

ここでも、男女の違いを感じさせられますね。

 

妻からのシグナルに男性はなかなか気づきません。

気づいてほしいと思うのなら、きちんとハッキリわかりやすく伝えること。できるだけ傷つけないように、との配慮は不要。かえって残酷な仕打ちになってしまいます。

夫側も「傷ついてもいいから、本当のことを話してほしい」と願っているようですから、不満があるときは、ストレートに伝えましょう。

これを機に話し合いができれば、問題点が解決して修復の可能性が出てくるかもしれません。

 

 

ちなみに、「熟年離婚の原因TOP5」は以下の通りです。(夫婦問題研究家・岡野あつこ先生調べ)

 

1位 家事を手伝わない

2位 妻への暴言

3位 感謝の言葉がない

4位 夫の浮気

5位 夫以外に好きな人ができた

 

 

 うーん。

「家事を手伝わない」が1位なんですね~。妻への暴言や夫の浮気よりも上?

夫がいない私には、いまひとつ理解できない内容です。私には、頼る相手がいないからなんでしょうね。

家事を手伝ってくれないと、自分が家事ロボットのように思えてきて、夫に対する嫌悪感が増すのかも。

または、決定的な理由がないので、「協力的でない」という意味で、統計的に「家事を手伝わない」が1位になってしまうのか。

 

 

さて、前回の相談に対する回答です。

 

<相談>

完全な家庭内別居状態ですが、このまま、この状態を長引かせるつもりはありません。

夫と話し合っても、離婚の合意はできないような気がします。 

家庭裁判所に「離婚調停」を申し立てたいのですが、どうしたらいいのでしょうか。

 

<回答>

 

そもそも「離婚調停」とはなんでしょう。

 

「協議離婚」は、夫婦二人で話し合い、双方が同意し離婚すること。

「離婚調停」は、協議離婚が出来なかった場合に、家庭裁判所(家裁)の手を借りる方法です。

 

協議が不成立になった場合、または、調停に持ち込んだ方がいいと判断した場合に、家裁へ離婚調停の申し立てをします。調停では、第三者が介入して、離婚の話し合いを円滑に進めていきます。

 

 

「離婚調停」は、裁判とは違います。

裁判によって離婚したい場合も、「調停前置主義」といって、先に「離婚調停」を申し立ててからでないと、裁判に進むことができない仕組みになっています。

調停をしても、二人が納得しない場合、調停は不成立に終わり(不調)、離婚を求める人が、訴状を作成して提訴することになります。

 

つまり、

協議離婚→離婚調停→裁判

 

という順番です。

裁判は最終手段。裁判では、話し合いをするのではなく、裁判所が判決をくだします。

圧倒的に協議離婚が多いのですが、最近は裁判にまで進むケースが増加しているようです。

 

調停は、男女一人ずつの調停委員が、申立人と相手方それぞれの言い分や事情を聞き、問題点を整理しながら、冷静に話し合いをリードし、解決策が提示されます。やり直しが可能だと判断した場合は、「円満調整」を目的にしたアドバイスを行うこともあります。

 

 

 

離婚調停は、家庭裁判所に、夫婦どちらかが申し立てます。

(この相談のケースでは、妻からの申し立てとなります)

 

基本的に相手の住所地の家庭裁判所に申し立てます。

所定の用紙「夫婦関係事件調停申立書」は、家裁の窓口に用意されているほか、パソコンからもダウンロードできます。

(ちなみに、離婚届もダウンロードできます)

 

ほかに、夫婦の戸籍謄本1通が必要です。

費用は、手数料が1200(収入印紙)。郵便切手10枚ほどを用意します。

(必要なものは裁判所によって異なるので要確認。事前に問い合わせを)

 

申し立てが受理されると、家庭裁判所が第一回の調停期日を決定します。

調停期日呼び出し状が、申立人と相手方にそれぞれ郵送されてきます。

 

こちらが日程を決めることはできず、指定された日時に出頭できないときは「期日変更申請書」を提出しなくてはなりません。

 

家庭裁判所ホームページに、申し立て方法や手順が詳しく説明されているので、ご参考に。

「夫婦関係調整調停(離婚)」

http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_07_01/

 

さて、

これまで「離婚調停」について大まかに説明してきましたが、相談者のケースは、「家庭内別居中」とあります。

ひとつ屋根の下に暮らしながら、「離婚調停」を行うのは、感情的にも難しい面があります。呼び出し状も、同じ住所に届くことになります。

また、同居のままでは、調停委員から「夫婦で話し合うように」と言われてしまう可能性があります。

 

まだ、離婚についての話し合いもなされていない様子ですので、まずは、夫婦で話し合いをしてみてはいかがでしょうか。先ほど説明したように、夫に「協議離婚」の提案をします。

 

協議離婚の話し合いをしてもうまく進まず、暗礁に乗り上げてしまった場合に「離婚調停」を視野に入れることをお勧めします。

 

離婚を覚悟の上で申し立てるのなら、まずは別居を。

 

別居期間は長いほど、離婚しやすくなります。

離婚に有利に働くだけでなく、同じ家で顔を合わせるという気まずさからも回避できます。

 

相手が離婚に同意しない場合、離婚への道のりは、簡単ではありません。

知識武装をしたうえで、手順を踏んで、無駄な労力を使わないように進めていきたいものです。

 

「離婚調停」で必要なのが「陳述書」です。

こちらについては、次回説明します。

 続きはこちら。

 

(by渡辺里佳)

 

 


3 Comments

  1. nobuko

    おー(@@)1位は 家事を手伝わないなんですか。 
    それは私も意外でした。

    離婚して独り暮らしになっても家事はするから、問題は家事そのものじゃないのでしょうかね・・・

  2. 渡辺里佳

    YUKOさん、nobukoさん
    私もそう感じたので、きのう、テキストに書き加えたところでした。
    おっしゃるように、問題は家事そのものではなさそう。
    不満の原因のひとつとしてあげているだけで、「協力してくれない」夫が嫌なんでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。