夫婦・家族

「離婚調停」の流れと注意点

今回は「離婚調停」の流れと注意点について書きます。

 

<調停の流れ>

離婚調停は、家庭裁判所で行われます。

家庭裁判所に調停の申し立てが受理されてから、1~2週間後に第1回目の調停期日の指定と呼び出し状夫婦それぞれに届きます。

 

調停の日時は、こちらで決めるのではありません。必ず本人の出頭が求められます。もし、出頭できないときは「期日変更申立書」を提出しなくてはなりません。

理由なく出頭しない場合は、5万円以下の過料に処されます。

ちなみに…

本人がどうしても出頭しない場合は、調停は不成立となり終了します。

この場合は、家庭裁判所に離婚の訴訟を起こし、裁判離婚による方法を選択することになります。

 

調停は、第一回目に、全体の方向性を定め、今後の調停の方向づけをします。

第二回目の日時は、一回目の調停の席で決まります。

 

調停委員男女二人が、小さめの部屋で同じテーブルについて、申立人の話を聞きます。1回の調停時間は、30分~1時間程度で、夫と妻が順番に入れ替わり、調停委員の前で自分の見解を話すことになります。

裁判所の業務状況により異なりますが、1~2か月に1回の割合で進行。(内容によって回数は異なります)

何度か調停を行い、双方で離婚の意思が固まり、取決め事項にも納得できた時点で、離婚調停の成立となります。

 

調停で、顔を合わせることを気にする人も多いようですが、その心配はご無用。

調停が成立するまで、相手と同時に同じ部屋に入ることはめったにありません。

廊下やエレベーターで顔を合わせるのもイヤ、という人は、前もって裁判所に伝え、配慮してもらうといいでしょう。

 

 

調停調書は、調停委員と裁判官、裁判所書記官が立ち会って作成します。

申立人か相手方どちらか一方が、調停成立後10日以内に、離婚届と調停調書を、本籍または、住民登録がある市区町村役場の戸籍課に提出します。

これで、正式に離婚。夫婦間の婚姻関係はなくなりました。

 

 

<注意点>

録音はできないので、筆記用具を持参しましょう。次回の調停日時を決めるので、自分のスケジュールも把握しておきましょう。

 

証拠品や書類など、家裁から要求されたものがあれば、忘れずに持参してください。

両者が同じ内容を話したとしても、調停員に違った印象を与え、誤解を与えてしまうケースもあります。

 

委員から、説明を求められたとき、冷静に話を聞き、感情的にならずに自分の考えを話せるように、伝えたいことを書面にまとめておくと安心です。

 

必ずしも、弁護士に依頼する必要はありませんが、法律面で不安な要素があれば、事前に弁護士に依頼することもできますし、調停に同行してもらうこともできます。

 

調停委員も人間です。悪い心証を与えると不利になるケースがあります。逆上したり、考えをまくし立てるような行為は避けましょう。

女性は、服装やメイクにも気をつけて。

 

以上、離婚調停の大きな流れとおもな注意点を記しました。

慣れない場所に出向くことになるので、ある程度の緊張は仕方ありません。それよりも、常に誠実で真面目な態度で臨むよう心掛けることがポイントです。

 

調停で第三者の意見を聞くことで、新たな考えを知ることもあります。

人の気持ちは変化します。

離婚か修復か、迷いがあるうちは、今一度考えなおしてみるのもいいと思います。

決めるのはあなた自身。

アクションを起こすことで、一歩前進します。

 

人生はまだ道半ば。

堂々とした態度で次なるステップを踏んで、幸せへの道をつかみとってほしいと思います。

 

(文責・渡辺里佳)

 

 

 


2 Comments

  1. nobuko

    >調停が成立するまで、相手と同時に同じ部屋に入ることはめったにありません。

    はー、そうなんですか。知らなかった。

    >廊下やエレベーターで顔を合わせるのもイヤ、という人は、前もって裁判所に伝え、配慮してもらうといいでしょう。

    うわ~・・・

    廊下やエレベーターで会うのも嫌なら、もうそれは離婚された方がいいですね。

    物凄く臨場感のある内容で、ドキドキします。

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