夫婦・家族

「離婚後の姓と戸籍、どうしたらいいの?」回答

 

大相撲初場所で、白鵬が全勝優勝しましたね。

前人未到の本当に強い力士です。

おめでとうございます~

 

そして、優勝インタビューもさすがでした!

 

「強い男の裏に、賢い女性がいる」

と愛妻に対する、ねぎらいの言葉をかけました。

 

素晴らしい!!

 

日本男性は、奥様の前で妻をこき下ろす人が多いようだけど、

こんなふうに照れずにきちんと言える男こそカッコイイ。

これこそが、夫婦円満の秘訣なんですよね~

 

 

ところで、

 

前回の記事で紹介した友人の離婚が成立しました。

前回の記事はこちら

離婚届けには、保証人2名が必要になるので、私がその一人になりました。

 

保証人といっても法的な責任を負うことはありません。

人生の転機となる「離婚」に際し、成人した大人が、その人生の節目に立ち会うという意味が込められています。

 

彼女の年齢は58歳。結婚期間は、なんと30年。

 

「あ~、長かった」とため息をつき、

「これからの人生は楽しまなくっちゃ!! たくさん遊ぼうね~」と明るく話していました。

 

熟年になると、大きな行動を起こすには、大きな勇気が必要です。

つい二の足を踏んでしまいがちですが、ハレバレとした表情で、自分に言い聞かせるように話す彼女を見て、この選択は間違ってなかったのだと、私もうれしく感じたのでした。

 

 

さて、本題。

離婚後の姓と戸籍について説明します。

 

●新しく戸籍を作るには?

 

結婚するときに、どちらかの姓を選んで、新しい戸籍を作ります。

 

戸籍は「三代戸籍禁止の原則」というのがあり、親子と孫は一緒の戸籍に入れられません。また、姓の違う人間がひとつの戸籍に入ることもありません。

 

離婚すると、筆頭者でない人がその戸籍から抜けることになります。

以前は、そのときに「除籍」と記載され、名前の上にバツ印がつきました。これが「バツイチ」の語源です。

 

除籍されると、結婚前の戸籍に戻るか、新しく戸籍を作ることができます。

両親が離婚しても、子どもはそのまま元の夫婦の戸籍に残るので、子どもを自分の戸籍に移したい場合は、新しく戸籍を作らなければなりません。

 

新戸籍の本籍地は自由に決められます。

 

●婚姻時の姓を名乗るには?

 

離婚の際は、旧姓を名乗るか、婚姻時の姓を名乗るか、苗字を選ぶことができます。

旧姓に戻る場合は手続きは必要ありませんが、婚姻時の姓を名乗りたい場合は、手続きが必要です。

離婚と同時に「離婚の際に称していた氏を称する届」を役所の戸籍係に提出を。同時でなくても、3か月以内であれば受け付けてくれます。

決めた姓は、本名として戸籍に記載されてしまうので、事情のない変更は認められません。3か月以内に手続きしなかった場合は、家庭裁判所に改めて申し立てなければなりません。

 

ちなみに、私の場合は、離婚当時こうした情報にうとく、新戸籍を作らなかったため、自分だけ旧姓に戻り、一つ屋根の下で暮らしながら、親子で名前が違うという状態が約1年続きました。

通学中の子どもがいて不便でしたし、私も仕事上の名前は婚姻時の姓だったため、家裁裁判所に「氏の変更許可の審判」を申し立て、婚姻時の姓を名乗れるよう認めてもらったという経緯があります。

まったくもってうっかりの見本です。勉強不足だったために、不便を強いられてしまいました。

 

●名前変更にともなう問題とは?

 

離婚して名前が変わったら、氏名変更の手続きが必要になります。

住民票や保険証をはじめ、免許証、パスポート、国民年金、銀行の届け、光熱費関連、勤務先の書類、名刺に至るまで、氏名変更の手続きをしなければなりません。

 

「会社関係も公的な書類も、ほとんど今の姓だから、氏名変更の手続きが面倒」

「とくに旧姓に戻りたいとも思わないから、このまま名前は変えないことにした」

 

長い間、公私ともに婚姻時の姓でなじんできた友人は、離婚後も婚姻時の姓を名乗るという結論を出しました。

 

ただし、「どうしても旧姓に戻りたい」、「婚姻時の姓は名乗りたいくない」という場合は、自分の気持ちに正直に従うことをオススメします。面倒とはいえ、事務的な作業をすればいいだけのことです。

 

結婚して夫の戸籍に入籍した妻は、離婚時はどちらの名前を選ぶか、安易に決めずにじっくり考えて結論を出しましょう。

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友人の場合は、別居期間が長く、仕事を持ち、子どもも成人しているので、スムーズに離婚できた方だといえるかもしれません。

 

「熟年離婚」は、結婚年数が長いぶんそれぞれに背負うものが多く、簡単には決断できないケースが多いのが実情です。

 

そこで、いまは「卒婚」という言葉も生まれています。

 

文字通り「結婚の卒業」。

 

離婚はしないけれど、互いの距離を保ちながら、それぞれ好きなように生きていく。

婚姻関係を結んだ夫婦ではあるけれど、精神的に解放された新しい夫婦のカタチです。

 

(文責・渡辺里佳)

 

 


7 Comments

  1. けい

    仲が悪い夫婦のまま晩年をむかえると
    けっこう女の方がつらそうですもんね
    って、わたしが知ってる範囲ですが

    前向きな離婚、卒婚
    知ってると選択肢が増えていいなぁと感じました

  2. 渡辺里佳

    けいさん、
    おっしゃる通り、女性に不満がたまりやすい傾向はあるかもしれませんね。「卒婚」って、つらさを解消する方法の一つなのかも。

  3. tomoko

    「以前は」ということは、今は名前にバツがつかなくなったということでしょうか?
    もう20年くらい前ですが、離婚した先輩が「女性がひとりで新しい戸籍を作ることはむつかしい」と言って、憎み合って別れたのに、泣く泣く夫の姓を名乗っていたように記憶しています。
    今では、女性も戸籍を作れるようになったのですね。
    時代は女性にとってもいい方向に変わっていったということでしょうか。
    けいさんと一緒で、知らないより知っておくといい話ですね。

  4. 渡辺里佳

    tomokoさん
    現在は、バツ印ではなく「除籍」とだけ記載されるようです。
    私はちょうど20年前に離婚したのですが、氏名変更の際に、新しい戸籍を作りましたよ。
    子どもが二十歳になったら、親の籍を抜けて新戸籍を作る「分籍」もできます。
    ご参考に↓
    http://tt110.net/01koseki/B-bunseki.htm

  5. nobuko

    27年前に離婚したことがあるのですが、結婚後の姓で仕事していたので、私も1人戸籍にしました。難しくなかったけどなあ?

    その頃いた区役所が古い記載法だったので「バツ」が書かれているのを見て「おー、これがバツイチ」と思いましたっけ。

  6. kaoru

    最近、私のまわりにもリコンした人がいますが、
    こういう問題にも人知れず直面していたんですね・・。
    それにしても「卒婚」!! なるほどね~。

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