カルチャー

「復活不倫」

  • 2012/7/20
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NHKのドラマ10「はつ恋」が最終回を迎えた。
言語聴覚士という仕事を持つヒロインは、優しい夫と小学生の息子と、ささやかながら幸せな家庭を築いている。高校の同級生で初恋の相手に手酷く裏切られた過去があり、恋愛に関して臆病だったが、誠実な夫と出会い、心の傷もすっかり癒えたと思っていた。
そんなある日、肝臓がんを宣告され、しかも手術は極めて困難で、成功させられるのは現在パリで執刀する日本人のスーパー外科医ただ一人だという。
その男がかつて自分を捨てた初恋の人だった――という話からスタートして、回を追うごとにヒロインは、初恋の相手と抜き差しならぬ方向へ。愛する夫と子どもと初恋の彼との間で、少しずつ心を引き裂かれ、とうとう夫を裏切ってしまう……という展開。
ヒロインを演じる木村佳乃のすっぴん迫真の演技で、スタート時点6.6%だった視聴率が最終回では11.9%だったというドラマ「はつ恋」。

初恋の相手と復活愛なんてドラマの中だけでしょ~、と思っていたら「復活不倫」なるタイトルの本を発見。こちらはドラマではなくリアルに起きていることらしいからスゴイ。
著者は女性の生き方をテーマに、恋愛、結婚、性の問題をルポルタージュする亀山早苗さん。特に「不倫」方面のエキスパートでいらっしゃるようだ。
著者は「復活不倫」の冒頭でこう書いている。
――この二年ほどだろうか。「元カレと復活した」「別れた人と再会、よりが戻った」という話が続々と舞い込んでくるようになった。すべていわゆる「不倫」の関係である。そして年齢的には四十代、五十代が圧倒的に多い――

職場での不倫が破局したあと、20年近いブランクを経て再燃するケース。
20代の頃10歳年上の既婚者と不倫をしていた女性が、行政書士としてバリバリ仕事をするようになり、クライアントに誘われたパーティーで元カレと再会して再燃。
25歳の時、高校時代の先輩(男性)と不倫の関係になるも、奥さんにばれて破局。その後本人も結婚して幸せな毎日を送るが同窓会で彼と再会して再燃。

実にバラエティに富んだケースの「復活不倫」が登場する。

震災後、かつての恋人と再燃したという話も多いらしい。
震災時、ツイッターがつながりやすかったため、その後登録する人が増えた。そうなるとツィッターとフェイスブックを連動させている人が多いため、フェイスブックにも登録してみようかということになる。実はここが「昔の知り合い」の宝庫。
何十年も会っていなかった学生時代の友人や、昔、仕事したことのある人から連絡をもらう機会もあり、恋がメラメラと再燃していくのだ。
著者はこうおっしゃる。

――人生がようやく一本の線として実感できるのが、中年と呼ばれる世代なのかもしれない。点だけで生きているのではなく、線でつながっている人生だからこそ、恋愛が再燃することも考えられるのではないだろうか――

さらにさらに、こうもおっしゃる。

――生きている間には、何が起こるかわからない。一度しかない人生でもある。大人として冷静な判断は必要だけれども、それでも「自分を生かして、命を燃やして生ききる」ような人生を送りたいものだ。――

まったくそのとおりでございます。

みなさま、女の残り時間、命を燃やして生ききりたいものですね。(二宮つゆか)

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