カルチャー

試写会三昧の日々から、この秋おすすめの映画②

  • 2016/10/1
  • カテゴリー:

この秋話題の映画と言えば「君の名は。」とかいろいろあるけど

試写会で見て思わず涙したのが「ハドソン川の奇跡」。

これは2009年1月にアメリカ・NYで起こった

実際の航空機事故をもとにした作品で、

巨匠クリント・イーストウッド監督と

名優トム・ハンクスのアカデミー賞コンビが

タッグを組んだ最新作だ。

 

「ハドソン川の奇跡」のポスター。

「ハドソン川の奇跡」のポスター。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハドソン川の奇跡」の事故はみなさんよく知っていると思うけど、

155人を乗せたUSエアウェイズ1549便が、

離陸後まもなくバードストライクにあって両エンジンが停止。

サレンバーガー機長の判断により

NY・マンハッタンのハドソン川に不時着し、

乗員・乗客が全員無事に生還したという未曾有の航空機事故だ。

当時、機長は一躍有名人となり、メディアでも

「機長の判断は素晴らしい!英雄だ」など大絶賛。

ニュース番組にゲスト出演したり

オバマさんの大統領就任式に機長一家が招待されたりと

まさにアメリカンヒーローとして称賛された。
でも映画はここからの話がメイン。

実際は、事故後にさまざまな疑惑が発覚していた、

というところに焦点を当てている。

 

映画「ハドソン川の奇跡」より

映画「ハドソン川の奇跡」より

 

 

 

 

 

 

 

 

その疑惑とは、ぜひ映画で見て確認して欲しいけど

今回は2009年と私たちの記憶に新しい航空機事故を

題材にしているというのがポイント。

そして、トム・ハンクスと副機長役のアーロン・エッカートの

役になりきり、抑えた演技にも注目!

特にトム・ハンクスはいつものテンション高い演技ではなく、

冷静で思慮深い機長を最後まで静かに演じているのが印象的。

でも、実は私、アーロン・エッカートの隠れファンなので

チョビヒゲで泥臭い副機長はちょっとジジ臭く

アーロンでなくてもよかったのでは?と思ってしまった・・・。

 

機長役のトム・ハンクスと副機長役のアーロン・エッカート。

機長役のトム・ハンクスと副機長役のアーロン・エッカート。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ともあれ、クライマックスは国家運輸安全委員会による審議の部分。

果たして機長の判断は正しかったのか?

それとも無謀だったのか?

マニュアル通りでなければすべてNG、とアラ探しが得意なお役所VS

長年の経験に基づき瞬時に最良の判断を下し、実行した職人=機長

みたいな構図は、どこかの世界にもありそう・・・。
また、155人全員生還の影には、機長だけでなく、

海上警察や地元漁師などの素早い判断と協力が

あったからこそ、というのも映画でわかったこと。

不時着から全員救出までにかかった時間は

たった24分というのもびっくり!

極寒の海での生還劇には、いくつもの偶然やアメリカの良心が

重なって実現したんですね~。

 

本物のサレンバーガー機長(右)とイーストウッド監督。

本物のサレンバーガー機長(右)とイーストウッド監督。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで映画の原題「SULLY(サリー)」って?

これはチェズレイ・サレンバーガー機長の愛称からとったもの。

もし、日本で同じような映画を作ったら

事故機の機長のニックネームをタイトルにするか?って疑問だけど、

飛行機や空港、管制塔などが主な舞台なので

飛行機マニアや旅行好きにもおすすめ(?)ですよ~。

ちなみに、この飛行機には日本人も乗っていたらしく

公式ホームページではそのインタビューも掲載されているので

チェックしてみてね。

実話だけに、派手なパニック映画にはない、

静かな感動がジワジワと心に広がる映画です。

 

「ハドソン川の奇跡」9/24~全国で公開中

http://wwws.warnerbros.co.jp/hudson-kiseki/

 

(小林 薫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4 Comments

  1. nobuko

    トム・ハンクス好きなんです~。
    テンション高めな所はちょっと面倒くさいんだけど、抑えた演技をすると、ドストライクに好き。抑えた演技をしていると言うので、観なきゃだわ~。

    ツイッターを見た友人が教えてくれたのですが、トム・ハンクスったら、落し物愛好会米国支部長なんだそうです!

    こんな凄い同好の士がいたとは! 映画観るぜ!

    ちなみに私は先日「シンゴジラ」を観て、あまりのリアルさに恐れ入りました。
    東京のウチ、壊れちゃったかな~・・・

  2. YUKO

    この映画、みたいな〜と思ってたんです。
    試写したなんて、うらやまし〜。

    これって、事故そのものは実際にあったことですけど、映画の内容もノンフィクションなんですか?

  3. kaoru

    nobukoさん、トムファンなんですね~。
    確かにトムの映画はハズレなし。
    今回はトムは封印して機長になりきってます。
    ぜひ映画館で堪能してくださいね。
    そうそう、トムの落し物好き、TVで見ましたよ!
    nobukoさんの顔がチラつきました~。

  4. kaoru

    yukoさん、コメントありがとうございます。
    次男のおかげで試写会づいてます。
    そう、この映画は事実に基づき忠実に描いていると思います。
    事故後のことは日本には伝わらないけど
    こんなことが起きてたんですね~。
    ぜひ、その真実を確認してください!
    ちなみに機長は『「ハドソン川の奇跡」機長、究極の決断』という本も出しているようですよ。

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