カルチャー

試写会三昧の日々から、この冬おすすめの映画①

  • 2016/11/21
  • カテゴリー:

今年もなんだかんだ言ってずいぶん試写会に行きました。

でも、すべてが「良かった!」「おすすめ!」というわけでもなく

やっぱり趣味じゃないとか、すでにあまり記憶にないものも・・・。

そんな中、今のところ今年ピカイチに面白かった映画を紹介。

 

タイトルは「幸せなひとりぼっち」というスウェーデン映画。

スウェーデンでは「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を抑え、

5週連続1位の快挙!国民の5人に1人が見た記録的大ヒットだそう。

 

「幸せなひとりぼっち」のポスター

「幸せなひとりぼっち」のポスター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公は59歳の男性オーヴェ。

愛する妻に先立たれ、43年間勤めた鉄道会社を突然クビになる。

そんな不幸続きの彼は、不器用で曲ったことが大嫌いな頑固じじい。

(日本では59歳はじじいというにはまだ若いと思うけど)

元自治会長を務めた彼は、ルールにちょっとでも違反する人がいたら

グチグチ文句をたれるなど、近所のみんなから疎まれていた。

そんなある日、隣に引っ越してきたイラン人の主婦パルヴァネが

オーヴェの郵便受けに車をぶつけたことから

一家とのおかしな交流が始まる・・・。

オーヴェと隣に越してきた主婦パルヴァネ。公式HPより

オーヴェと隣に越してきた主婦パルヴァネ。公式HPより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーヴェを見ていると「近所にいるいる!こんな頑固じじい」とか

「ウチのお父さんがこんなだった」など、

「じじいあるある」で共感してしまう部分が多数登場。

男の人って言葉でうまく説明できないから、

ついエラそうな態度をとったり、黙ってコトを進めて嫌われたり

自ら誤解を招く行動を取りがちなんですよね~。

オーヴェも外ではエラそうにしているけど

家に帰れば孤独に耐えきれず、あらゆる手を使って自殺を試みる。

でも、いつも邪魔が入ってうまくいかない。

 

そんなオーヴェを頼りにしたのが、異国の地から来たパルヴァネ一家。

どんなに困った隣人でも、この地で生きていくには

頼らざるを得ないわけで

車の運転を教わったり、病院への送迎、さらに子供たちのお守まで。

そしていつしか凍てついたオーヴェの心に変化があらわれ、

壮絶な過去と妻との秘められた愛が暴かれていく・・・。

 

若かりし日のオーヴェと妻のソーニャ。

若かりし日のオーヴェと妻のソーニャ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日は、ハンネス・ホルム監督と映画コメンテーターのLiLiCoさんの

トークショーも。ふたりはスウェーデン出身ということもあり

スウェーデンの住宅事情や映画にも登場する

スウェーデンの国民的人気車種などローカルな話で盛り上がった。

ホルム監督は白髪のイケメンで、元俳優だったというのも納得。

LiLiCoさんは映画を思い出して涙するくらいハマったよう。

 

ハンネス・ホルム監督とLiLiCoさんのトークショー。

ハンネス・ホルム監督とLiLiCoさんのトークショー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

単なるヒューマンドラマというより

スウェーデンのブラックユーモアが随所に散りばめられた

笑いながら泣ける映画。

頑固じじいは最初から頑固だったわけじゃない。

お父さんやおじいちゃん、身近にいる困ったじじいにも

愛する人や青春の日々がきっとあったはず、と思えば

少しだけ優しくなれるかも・・・。

 

「幸せなひとりぼっち」  EN MAN SOM HETER OVE

12月17日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか

全国順次公開!

http://hitori-movie.com/

(小林 薫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2 Comments

  1. YUKO

    薫さん
    滋味深い感じの映画ですね。

    「じじいあるある」で共感してしまう部分が多数登場。

    なるほど〜。でも、59歳って、まだまだじじいではないような。
    それにしても福祉大国のスウェーデンなら、老後の生活費の心配がなさそうなので、それだけでもうらやましいですね。

  2. けい

    笑いながら泣ける映画っていいですね。
    うちのじじい(実父)にはこなくそー!って思いますが、よそのじじいには優しくできるかも(^_^;)
    でも、59歳でじじいとは、ちょっとツライなぁ。

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