カルチャー

夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳さん共著の「カウンセラー物語」発刊

  • 2018/6/26
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アメリカのドラマや映画などを見ていると、カウセリングを受けているシーンがよくありますね。

戦地から帰ってきた兵士、危ない仕事についている刑事・・・・・・、そういえばアンジェリナ・ジョリーとブラッド・ピッドが共演したMr.&Mrs.スミスでも、随所に夫婦でカウセリングを受けるシーンが出てきます。彼らはともにスパイという設定でした。

映画やドラマのように特殊な状況じゃなくても、アメリカでは、何かしら問題があるときにカウンセリングを受けるというのはごく普通のことのようです。夫婦関係、仕事、勉強、子育てのことなど。カウンセリングでは、まずはそこにある問題を直視し、専門家に相談。そしてプロの意見とアドバイスをもらうことで、問題を解決しようとします。

一方、日本では・・・・・・。

ファッションやグルメなど、異文化をいち早く取り入れるのが上手な日本なのに、カウンセリング文化についてはそうでもないようです。

最近でこそ、カウンセリングを受けることにさほど抵抗はなくなりつつありますが、まだまだ一般的とはいえません。

日本人のなかには、悩みを人に言わず、自分で我慢して乗り切るのが美徳とされる文化があるのかもしれません。

また、カウセリングを受けていることが周囲に知られると、マイナスなことのように取られてしまう可能性もなきにしもあらず。

 

今回ご紹介する「カウンセラー物語 心に寄り添う21人の軌跡」(湘南社刊)は、現在さまざまな分野のカウンセラーとして活躍する21人のお話が展開されています。

 

 

スクールカウンセラー、仕事力・自己実現カウンセラー、LGBT(性的少数者)カウンセラー、心理カウンセラー、音声心理士、家庭問題カウンセラー、アダルトチルドレン専門カウンセラー 、終活カウンセラーetc・・・・・・。

当C.J.WOMANの「夫婦問題カウンセラーの人生相談」で、毎回、読者のお悩みに説得力のある回答を書いてくださっている渡辺里佳さんも、その21人のなかのひとりです。

 

この本を手に取り、まず驚かされるのは、この日本にもいろんな分野のカウンセラーが存在するのだな、ということです。

冒頭の「はじめに」という項で、著者のひとりである心理カウンセラー・コーチ、日なた みこさんは、こう記しています。

「今の日本はうつ病や精神疾患の方の急増により、確実に相談者(カウンセラー)が必要な社会になっているのも事実です。

中略

ここに登場する人物は、既に仕事として、カウンセラーや講師をしている人たちです。経験はさまざまであり、生き様もそれぞれですが、一つ共通していることは、“人が好きな人たち”です。

中には、人に裏切られたり、人によって辛い悲しい思いを、人生の原動力に変えて、前を向いて一歩踏み出した人たちの物語です」

 

夫婦問題カウンセラーの渡辺里佳さんは、モノや人を取材して、多くの人に伝えるライターという職業から、夫婦問題カウンセラーへと転身しました。人の話をよく聞くということでは、ライターとカウンセラーには共通項があるのかもしれません。

この本からは、ひとりひとりがさまざまなプロセスを経て、カウンセラーという仕事にだどりついた生き様。そして、悩める人たちに寄り添おうとしていることが分かります。

自分にとって深刻な問題ほど、家族や友人に話せないことってありますよね。

プライドや見栄がそうさせるのかもしれませんが、それを拭い去れと言われてもハイ、ソウデスカとは言えません。カウンセラーという第三者になら、心をさらけ出すのもアリだと思えます。

話を聞いてもらうだけでも、心の重荷を半減することができるかも。さらに、問題解決のためのアドバイスももらえるというのですから、これほどありがたいことはありません。

人生に迷ったり悩んだりしたときに、気軽に相談していいんだ! という気持ちになれる一冊です。

土井ゆう子

 

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4 Comments

  1. 渡辺里佳

    土井ゆう子さん

    「カウンセラー物語」の感想を寄せてくださり、ありがとうございます。

    さすがです!!
    私が言いたいこと伝えたいことが、
    的確に丁寧に書かれていました。

    日本人は、恥ずかしがり屋さんなんでしょうか。
    悩みを話すことには、まだまだ抵抗感があるんでしょうね。

    「言いたくない」「悩みなんて話せない」
    「相談したって何も変わらない」

    と、最初から諦めている人がとても多いです。

    書いてくれたように、家族や友人ではなく
    まったく知らない第三者になら話しやすいはず。
    もっと気軽にカウンセリングを受けてほしいです。

  2. yuko

    里佳ちゃん。
    この本を見て、いろんなカウンセラーさんが活躍しているのを知りました。
    カウンセラーという仕事は、日本ではまだまだ未成熟な分野。ライターよりも伸びしろいっぱいのお仕事ですね。

  3. nobuko

    この本を読んで、こんなにいろいろなカウンセラーがいるのだと思いました②。
    里佳さんの夫婦問題のアドバイスに感心しては、プロの仕事というのはあるものだと思っていました。世の中には苦しさを愚痴と言う形で発散してグルグルその場に留まり続ける人も多いけれど、カウンセラーに相談することで気持ちを整理して前に進めるのなら、やってみる方がいいと思います。

    1. 渡辺里佳

      nobukoさん
      コメントありがとうございます。

      おっしゃるように、さまざまなジャンルのカウンセラーがいて
      ますます細分化しています。
      私も、専門家を頼ってしまうほど、とっても心強い存在です。

      ずっと停滞してグルグル悩み続けているのは
      ほんとに時間がもったいないですよね。

      相談することは、全然恥ずかしくないです。といいたい~

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