カルチャー

お正月飾りが違う!? 柑橘文化圏広島の場合(中四国/九州/関東/関西)

 

 

正月01

現代の日本は、どこへ行っても全国チェーンのショップや飲食店があり、地域差が少なくなりました。でも、お正月飾りにはまだまだ地域性があります。東京から広島に移り住んだ私は「あれは・・何?」とびっくりぽんになりました。

 

冒頭の写真は広島市の繁華街、八丁堀の交差点に建つデパートの玄関飾りです。
信号待ちにお正月飾りを見ていた私は、「?」な顔になりました。

・・海老がいない。
・・・昆布が、ない。
真ん中でぐるぐる巻きになってる丸いのは、何だあれ?ミカン? でかいな。

 

関東の場合、ミカンもついているけれど、中央に「海老」か水引の「鶴」とか「亀」とか。料亭等の場合は「海老」があって、松葉があって、下に昆布が下がり、裏白(うらじろ:ゆずり葉)が添えてある形を見ます。。

このデパートは広島の超老舗デパートで、だからこの正月飾りは、広島ドメスティックの正統派のはず。広島の正月飾りは、みかん(橘?だいだいかな?)が単独でドセンターなのですね。
おおお、こんな所に地域性があったのか!と、早速調査して来ました。

正月02正月06

左はお正月休み中の会社、右は電動自転車の販売店です。やっぱり、センターは柑橘類。昆布はどこにもありません。どうやら、注連縄で三連を作り、二連目の輪にセンター柑橘クンがはまる形のようです。

柑橘クンは亀甲縛りになってますね。重量もありますし、おめでたい亀甲でくくるようです。手まりのように花模様にくくっているものもありました。

 

正月04正月05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左は裏白(ゆずりは)がありません。代わりに稲がもっさり。

右は裏白がもっさり着いていますね。
天の所に横一文字に松をくくりつけるのも、定形なのかと思います。

正月03

 

自宅へ戻ったら、賃貸しているマンションにも飾りがつけてありました。

 

広島に住んで7カ月経ちますが、せとうちは柑橘文化圏だと思います。広島県はレモンの産出量日本一、海を渡った四国には伊予柑、すだち、愛媛みかん、と全国区の柑橘類がめじろ押しです。でも正月飾りが地域でこうも違うとは知りませんでした。これって、広島だけでしょうか? 九州は?ひょっとして関西は全部柑橘?
どなたかご存知でしたら、教えてください。

 

さて、昨年はお付き合い有難うございました。

本年もよろしくお願いします。

【1月4日の追記】

上記の問いに答えて、各地のしめ飾り写真を頂きました!!

こうしてお返事が頂けて、追記出来るのがウェブ媒体の楽しい所です。

それでは、ご覧ください。西日本各地のしめ飾り。美しい細工に惚れ惚れします。

しめ飾り

 

【1月7日の追記】

さて、この記事をお読みになった西日本の方は、関東のしめ飾りがどんなものか、気になりますよね?ネ友にねだって撮ってもらいました。

正月06

ね?ミカンがあって、海老があって、昆布に裏白。これは豪勢に松竹梅に千両小判までついています。こういうしめ飾りを飾る所が少なくなっているらしく、かなり探してもらいました。広島のしめ飾りは、ちょっと歩けば簡単に写真が撮れるので、西日本の方がしめ飾り文化が根強いのかもしれません。

 

【1月8日の追記】

さらに、記事を読んでくれた大阪のネ友からも、しめ飾りの写真が届きました。京都の友達が店頭で売っていたと写真をくれたしめ飾りも同形でしたので、これは京都大阪近辺の伝統的な形なのではと思います。

昆布がないですね。昆布の一大集積地なのに? 出汁に使っちゃうのかな。

 

正月08

 

 

暮れからお正月までの10日ばかりしか見られないしめ飾り。各地のお正月のしめ飾り写真を撮ろうとしたら大変な作業です。これが出来たのもネットならでは。

 

写真を送ってくださった、マメちゃん、リープちゃん、ゆりちゃんママ、そしてぎゃんちゃん、ワンコロちゃん、皆様ご協力どうもありがとうございます!

(奥岡 伸子)

8 Comments

  1. YUKO

    よく考えたら、関東のお飾りもちゃんと見ていなかったことに気付きました。もっと見てみよっと。私は関西出身なので、みかん真ん中のお飾りにあまり違和感がありません。

  2. nobuko

    YUKOさん、明けましておめでとうございます。
    本年もよろしくお願いします。

    >関西出身なので、みかん真ん中のお飾りにあまり違和感がありません。

    そうですか~。私は西日本初めてだったので、橙に稲グルグル巻きのしめ飾りは印象的でした。

  3. りーぷ

    あけましておめでとうございます。
    うちのしめ飾り、採用ありがとうございます(笑)
    落し物だけでなく、首かっくんの頭上まで!
    ぼにちゃんに死角はないのね~!とあらためて感心。
    しめ飾りのびっくりポンは、一昨年夏に伊勢神宮にお参りした時に、伊勢市内のお宅のほぼすべての家にしめ飾りがしてあったこと(@_@;)
    伊勢市では一年中、しめ飾りをしてお正月に新しいものに替えるとタクシーの運転手さんが教えてくれました。

  4. nobuko

    りーぷちゃん いらっしゃいませ~! 
    あけましておめでとうございます。素敵なしめ飾りをありがとう!

    落し物からしめ飾りまで、キョロキョロして前をちゃんと見ないんですけど。
    リープちゃんちのしめ飾り写真を頂けて嬉しかったです。立派よね。

    >伊勢市内のお宅のほぼすべての家にしめ飾りがしてあったこと(@_@;)

    は? 夏にですか。一年中しめ飾りをしてお正月に替える?!
    じゃあ、小正月のどんと焼きは一昨年暮れに掛けたものを焼くのですか。
    ほえ~・・初めて聞きました。しめ飾り、深いです。

  5. けい

    今ごろですが、福岡の締め飾りは「みかん」でしょうか。
    とはいえ、ナマモノを飾られるのは古くからあるおうちや役所、大きなところが多いような(^_^;)
    そうそう、うちのあたりは「どんと焼き」で焼きますが
    九州には1年中下げてる地方もあるような。
    ほんと、地域によって全然違うんですね。ビックリー!

  6. nobuko

    けいさん いらっしゃいませ~!

    福岡のしめ飾り、「だいだい」が多いみたいです。

    全国的にしめ飾りを飾るのは、商店とか会社になって来たようですね。

    >そうそう、うちのあたりは「どんと焼き」で焼きますが
    >九州には1年中下げてる地方もあるような。

    伊勢がそうだとリープちゃんのコメントで知りましたが、
    九州にもその習慣があるのですね。昔は一般的だったのかも・・

    先日、鞆の浦(坂本竜馬が紀州相手に談判した街、「丘の上のぽにょ」のモデル地です)へ行ったら、どこの家も小さな茅の輪を下げていました。

    何の役にも立たないのかもしれないけど、
    こういう風習は残って欲しい気がします。

  7. タムラ

    賃貸住宅の階下の方が長崎出身で、やはり柑橘類がどーん、というスタイル。初めて見たときは驚きました。西のほうの人にしてみれば東京の飾りが不思議に見えるのでしょうねー。などと、1月も半ばになってやおら感心しています。nobukoさん今年も楽しい街情報などよろしくおねがいします!

  8. nobuko

    タムラさん いらっしゃいませ~♪

    タムラさんは「コレ系」の話お好きだと思ってました。

    >階下の方が長崎出身で、やはり柑橘類がどーん、というスタイル。初めて見たときは驚きました。

    その方は関東で飾っていたのですか? 
    だとしたら、どこで手に入れたのでしょう。自作かな。

    リープちゃんのお宅は門松を自作するそうです。
    私の田舎でも、門松を自作する話は聞きます。昔は皆、家で作るものだったかもしれませんね。

    >西のほうの人にしてみれば東京の飾りが不思議に見えるのでしょうねー。

    ウフフそうですよね。

    「何じゃ、あの昆布?」とか言ってるのかもしれない。

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