健康

大腸の病気4「やっぱり入院決定」

2006年の11月末の話です。右わき腹に痛みを感じ、近所のクリニックで紹介状をもらい、大学病院へ。検査の結果、W医師から「おそらく大腸憩室(けいしつ)炎だと思われます。CRPの値が高いので、入院してください」と言い渡されることに。「熱もないし、痛みも押さえつけられないとないし、通院ではダメですか?」と懇願するも、「ベットを探しますから呼ばれるまで待合室に」と言われ、しぶしぶ待つことになりました。

詳しくは

大腸の病気1「右わき腹の痛みは盲腸?」

大腸の病気2「私はこれから緊急オペ?」

大腸の病気3「病名は大腸憩室炎?」を。

ようやくW医師に呼ばれ

「まだベットは見つかりませんが、時間がもったいないので血液検査に行ってください」と。なので再度、血液検査へ。この日は近所のクリニックでも血液検査をしたので、これで3回目。まあ貧血もちではないからいいけど、いっぱい採血されてるなあ、と。

これは後で知ったのですが、入院前の血液検査は感染症などの検査とのこと。

内科医の友人の話によると

HIVや肝炎などの感染症の検査は、いくら医者といえども人権問題があるので本人の許可なく勝手に検査はできないことになっている。

ただ、入院時には感染症の検査は必須。この場合は医者が「あなたはこれから入院することになったので、感染症の検査をしなければいけないのですが、いいですね」と説明して承諾を得るべき、と。

そんな話は一切なかったのですけどね。もちろん入院時に必要な検査なわけですから、それを拒む気は毛頭ありませんが…。

「とりあえず荷物も必要だし、仕事もあるし、待たされているくらいだったらここから近いんだし、いったん自宅に戻りたい」とお願いしたのですが、

「今、あなたの身柄はこの病院が仮に預かっている状態だから、その状態でなにかあったら病院の責任になる。入院するベットが決まって書類にサインをしないと外出許可は出せません」とピシャリ。

そのうえ「待っている時間がもったいないから抗生物質の点滴を始めましょう」と言われ、診察室で点滴を受けることに。

それでもベットは決まらず、外来の診察室が閉められる時間になってしまいました。

「えーっ、こんな時間になってもまだ探すつもりなの?こんなに元気なのに、そこまで頑張らなくっても…」なんて思ったのですが、こうなると入院決定だな、と腹をくくることにしました。

外来の診察室が閉まってしまうので、その後は点滴をしたまま救急外来のベットに。

緊急入院なので、当然ですが「6人部屋で」「4人部屋で」なんて希望を言えるわけもなく…。となると個室?ここは私立の大学病院。個室は高級ホテル並みの差額ベット代がかかるはず。まさか特別室しかあいていません、なんて言わないよね。一体どうなるの?

救急外来のベットで点滴を受けながら、ふと気がつくとカーテン1枚隔てて隣に、浮浪者らしき人が点滴をしていました。看護師さんがやってきて

「ここではベットがあいてないから、治療や検査はできません。応急処置はしておきましたから、病院を移ってください」と。

ほどなくして救急車が到着し、その人は移っていきました。ここは私立の病院。ボランティアで治療はできない、ということなのか。きっと区内の都立病院に運ばれたのだろうなあ、なんて勝手に思いながら時間をやり過ごしました。

ベットが決まったのは、もう夕方の6時近くになっていました。必要書類に記入し、いったん病室に連れて行かれ、入院を証明するプラスティックの腕輪のようなものをつけられてから、ようやく9時まで外出許可が!

タクシーで自宅に戻って、仕事関係の各方面の方々に電話をして説明をしたり。

撮影も行けるかどうかわからないので、普通だったら撮影当日にスタッフと一緒に決めることも、先に決めて段取りをしたり。

その日の打ち合わせをキャンセルしたので、口頭で説明すればすむ話も書類にまとめて宅配便を送ったり。

とにかく、入院の準備どころではなく、仕事をどうするかという作業であっという間に時間は過ぎて行きます。もう時間がない、となってとりあえず下着やら基礎化粧品やらタオルやらを適当に旅行用のバックに詰めました。

病院へは消灯時間の9時を少し回った時間になんとか滑り込みセーフ。

その後も携帯電話が使える真っ暗なエレベーターホールで深夜まで仕事の電話をして、ようやくめまぐるしい一日が終わったのでした。

 

つづく

続きは

大腸の病気5「初めての入院生活」

(さかがみ)

 

 

 

2 Comments

  1. tomoko

    ★今から6年以上前の話なので、当時は45歳。入院なんて考えたこともなかったので、おろおろしてしまいました。入院に必要なものもわからず、何日の入院かも知らされず…。
    そして、入院時の書類に、「保証人」という欄があって。私の場合は夫がサインをしたからいいけど、1人暮らしだったらどうなるんだろう、なんて思いました。
    この話は、まだまだ続くので、もうしばらくおつき合いくださいませ。

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